市民ZOOのメールニュースをブログで紹介することにしました。
せっかくなので?私のコメント入りです。
市民ZOOネットワークメールニュース2025年9月号
スタッフより
▼スタッフより‥‥‥‥
こんにちは。
スタッフの山田倫太郎です。
まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
先日、宮崎に行く機会があり、フェニックス自然動物園を訪れました。
フェニックス自然動物園といえば、2014年にエンリッチメント大賞奨励賞を受賞したチンパンジー舎の取り組みがありますが、
その施策が今も継続されていることに感銘を受けました。
ガイドも印象的でした。チンパンジーは群れの中で挨拶やルール、交尾の仕方まで学びます。
人工保育ではそれらを習得できず、雄雌を同居させても繁殖が見られないことがあります。
園内にもそのような個体がいました。
現在は群れ飼育が行われていますが、かつて芸を仕込むために人工保育を行っていた歴史もあり、
その事実を隠さず伝えている姿勢に動物園の真摯さを感じました。
園内全体を通しても、動物園が長い歴史の中で少しずつ価値観の変化を受け止め、形を変えてきたことを実感しました。
古賀忠道さんが発案した中央から左右を見渡せるブリッジもその一例です。
現在では「動物を見下ろす構図は尊厳を損なう」とも言われますが、当時としては画期的な取り組みでした。
また、来園者の餌やりを家畜動物に限るなど、野生動物と家畜動物の違いを明確に伝えている点も印象的でした。
歴史を感じさせる獣舎でありながら、その中に動物福祉の視点を取り入れていること、
教育的なサインやガイドに力を入れていることからも、この園の姿勢が伝わってきます。
その姿勢には、日本の動物園全体が直面している課題も映し出されているように思いました。
もし市民ZOOネットワークに関わっていなければ、「動物福祉」という言葉自体を知らなかったかもしれません。
今回の訪問を通じて、それを伝えていくこと、そして変化を続けることの重要性を改めて実感しました。
冬でも他県に比べ温暖な宮崎の気候は動物飼育の面で可能性を秘めていると感じました。
これからこの動物園がどのように進化していくのか、楽しみです。
くまおコメント
過去に受賞した園館に行くと
継続しているかな~とついつい確認してしまいます。
残念ながら飼育動物そのものがいなくなっていることもあれば
継続しているところも、さらにパワーアップしているところもあったりします。
2022年にエンリッチメント大賞をとったペンギンヒルズは
2011年に施設賞を受賞していました。
まさにデータを積み重ねてパワーアップした例だと思います。
エンリッチメント大賞を巡る旅をしてみるのも楽しいかもしれません。
▼エンリッチメント大賞2025最新情報‥‥‥‥
■エンリッチメント大賞2025 現地調査を終えて、審査委員会への準備を進めています!
4/15〜6/15の2ヶ月の募集期間で、エンリッチメント大賞2025の応募を受け付けました。
ご応募くださった皆さま、ありがとうございました。
エンリッチメント大賞2025の審査は、一次審査(書類審査)を通過した取り組みに対する事務局スタッフによる現地調査を
ほぼ終えたところです。9月中に予定している二次審査(審査委員会)に向けて、審査資料などを鋭意準備中です。
今月中には受賞の取り組みが内定する予定です。一次審査通過園館の皆さまは、ご連絡までいましばらくお待ちください。
公式発表は10月中におこなう予定ですので、お楽しみに!
※エンリッチメント大賞2025は(公社)日本動物園水族館協会の後援を受けています。
○募集期間
2025年4月15日(火)〜6月15日(日)(当日必着) ※今年の募集は締め切りました。
○表彰
動物たちの生活がより豊かになり、エンリッチメントや動物たちの暮らしについて来園者の理解が進むような
取り組みや施設について選考し、「大賞」「正田賞」「その他各賞」をそれぞれの基準で評価し選定します。
発表は【2025年10月ごろ】を予定しています。
表彰式ならびに受賞者による記念講演は12月13日(土)に東京大学弥生講堂で開催予定です。
各種団体によるブース出展や受賞記念パーティーなどのイベントも盛りだくさんですので、ぜひ参加をご予定ください!
詳細は、https://shiminzoo.studio.site/award/2025 をご覧ください。
【主催】NPO法人 市民ZOOネットワーク
【後援】公益社団法人日本動物園水族館協会
【問い合わせ先】市民ZOOネットワーク
TEL:03-3395-8568 もしくはWebサイトのお問い合わせフォームをご利用ください
■「エンリッチメント大賞2024表彰式・受賞者講演会」開催のご報告とYouTubeでのアーカイブ配信のご案内
2024年12月7日(土)に、東京大学・弥生講堂にて「エンリッチメント大賞2024表彰式・受賞者講演会」を開催しました。
配信準備作業が遅れてしまいましたが、5月より講演会のようすをYouTubeにてアーカイブ配信いたしました。
審査委員の本田公夫先生による基調講演のほか、各賞を受賞された皆さまによる受賞者講演のようすを公開しました。
当日お越しになれなかった方、もう一度講演を聞きたい方は、以下のURLからぜひご視聴ください。
★市民ZOOネットワークチャンネル★
https://www.youtube.com/channel/UClYn_MSOvm7q1vxkKt6dEqA
【主催】NPO法人 市民ZOOネットワーク エンリッチメント大賞2024表彰式・受賞者講演会 実行委員会
【後援】公益社団法人日本動物園水族館協会
【問い合わせ先】市民ZOOネットワーク
TEL:03-3395-8568 e-mail:info@zoo-net.org
くまおコメント
■エンリッチメント大賞へのご支援をお願いします
平素よりたくさんの皆さまからご支援の寄附をいただき、ありがとうございます。
今年度も引き続き“コロナ禍”の影響による制約があるなかでの運営となりましたが、
みなさまからのご支援のおかげで、無事に大賞を決定し、表彰式も開催することができました。
毎回のお願いですが、引き続き、来年度以降の開催へのご支援をよろしくお願いいたします。
今年度は目標金額を75万円に設定しておりますが、毎年なかなか満額には達成できず、苦しい運営が続いております。
動物たちのより良い暮らしをサポートするため、多くのお心添えをお待ちしています。
目標金額:毎年約75万円(募集、審査委員会開催、現地調査、表彰式&講演会)
お振込先:
【郵便振替口座】00110-1-56206 市民ZOOネットワーク
【ゆうちょ銀行】〇一九店、当座口座、0056206
(エンリッチメント大賞継続への寄付である旨ご記載をお願いします)
★★市民ZOOネットワークでは、環境エンリッチメントの試みを、市民が理解し、評価し、応援する社会づくりを目指し、
今後もエンリッチメント大賞を継続していきたいと考えています★★
▼市民ZOO・セミナー情報‥‥‥‥
■動物園学シンポジウム:動物園学の可能性を考える
〜動物園学会の設立を目指して〜
動物園学を考える会および動物園研究会は、このたび動物園学会の設立を視野に入れて、「動物園学の可能性を考える」をテーマとした公開シンポジウムを開催することとなりました。動物園学を考える会は大学教員など研究者を中心としたグループで、2018年から公開勉強会を行ってきました。
動物園研究会は動物園職員や有志によるグループで、1996年から研究会を開催し、これまでに通巻27号まで研究誌を発行してきました。
今回のシンポジウムを機として、両団体を統合することで、動物園学会を設立することを企図しております。
動物園学という新たな学問領域の構築においては、文理融合による学際研究に加え、
社会と連携して問題解決をめざす超学際的アプローチが有効かつ不可欠です。
そこで今回のシンポジウムでは総合地球環境学研究所の山極壽一所長をお招きし、動物園学の可能性について議論します。
日時:2025年11月8日(土) 13:30〜16:30
会場:日本モンキーセンター(愛知県犬山市)
内容:
・超学際的アプローチから見た動物園 山極壽一(総合地球環境学研究所)
・研究者にとっての動物園 田中正之(京都市動物園)
・動物園学と学会設立の可能性および役割 村田浩一(よこはま動物園)
・総合討論(パネルディスカッション)
対象:どなたでも参加いただけます
会場参加80人 & オンライン(YouTubeにて限定配信)
参加料: 開場参加は無料(別途、入園料(大人1200円)が必要)
オンラインは1000円(リアルタイム+見逃し配信)
申込方法:10月31日(金)までに、下記URLにてお申込みください
https://peatix.com/event/4520979/view
くまおコメント
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暑いのに秋花粉の気配が…!?なんでやー
9月の動物園を楽しみましょう(・ᴥ・)✨
