市民ZOOのメールニュースをブログで紹介することにしました。
せっかくなので?私のコメント入りです。
市民ZOOネットワークメールニュース2025年8月号
スタッフより
▼スタッフより‥‥‥‥
こんにちは!スタッフの山田倫太郎です。
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
先日、久しぶりにアクアマリンふくしまを訪れました。
アクアマリンふくしまは、シーラカンスの展示をはじめ、学びの多い水族館です。
その中で、個人的な学びがあったのは、見落としがあるかもしれないとはいえ、
ほぼすべての生き物にネームプレート(サイン)がついていることに気づいたことです。
最近では、モニターに魚の名前が順番に表示される形式や、そもそもネームプレートが設置されていない展示も増えています。
もちろん、それぞれの館に意図や工夫があるのは理解していますが、
個人的には、名前が一つひとつに添えられている展示に魅力を感じます。
なぜそう思うのか、少し考えてみました。
生き物に名前をつけるという行為には、長い歴史があります。
18世紀、スウェーデンの博物学者リンネが「属名+種小名」の二名法(リンネ式命名法)を提案したことで、
世界中の生き物に共通の学名を与える仕組みが確立されました。
名前があることで、それが何であるかが明確になり、私たちはその生き物について語り、記録し、調べ、知識として扱うことができます。
また、名前によってその生き物を他と区別し、記憶に残し、存在を一つの命として受け止めることができるようになるのだと思います。
文化の面から見ても、名前は興味深い対象です。
特に魚の和名には、形や色などの特徴を簡潔に言い表すものが多く、言葉だけでおおよその姿を想像できるものもあります。
写実的な表現が一語に凝縮されていて、五・七・五のような形式ではありませんが、
俳句よりも短く、要点を的確に捉えた言語化であり、詩として捉えることもできるのではと考えます。
また、名前にはその生き物がどのように文化や暮らしの中で認識されてきたかが反映されているものもあり、
人と生き物の関わりの歴史を知る手がかりになることもあります。
最近読んだ記事では、新種の環形動物に「キングギドラ」という名前が学名として付けられたことが話題になっていました。
キングギドラは映画に登場する、三つの頭を持つ架空の怪獣です。
性別が明確でないことや、実在しない存在であることから、
学名の語尾をどうつけるべきか(-i か -orum か)といった命名規約との整合性が問われているそうです。
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2024/20241210/20241210.html
文化的な遊び心が注目される一方で、分類学としての厳密さとのバランスをどうとるかという点で、
命名の奥行きと難しさを感じさせる事例でした。
少し話がそれましたが、生き物ごとに名前が掲げられている展示は、その生き物を認識し、きちんと向き合うきっかけになると感じました。
それは単に情報を提示するためではなく、「この生き物、なんていうんだろう」「聞いたことのない名前だな」といった関心を引き出し、
そこから学びや理解が始まる仕組みになっているのだと思います。
名前を知ることは、その生き物との関係を少し深めることにもつながります。
ネームプレートやサインに力を入れている園館も多くありますので、動物園や水族館を訪れた際は、注目してみてはいかがでしょうか!
くまおコメント
和名だと名はまさに「体を表す」というような
笑っちゃう名前なんかもありますよね。
たまになんてひどい名前を付けるんだと思う時もありますが…
英名や学名も理解できれば楽しいのだろうと思いますが
こればっかりは学生時代ぼんやり生きてきたツケで
楽しさを理解できていません。
動物園のサインデザインや園内・館内の並びも
時代によって変わってきたように思います。
昔は図鑑的なクマはクマ、サルはサルで固めた展示が多かったのが
今では生息地ごとに展示するところが多いと言えるでしょう。
こんな動物がいるんだよ、と知る場所だったのが
動物たちがいる環境そのものも知る場所、そしてその場所を守っていこうという
メッセージを伝える場所になってきたのです。
▼エンリッチメント大賞2025最新情報‥‥‥‥
■エンリッチメント大賞2025 現地調査を進めてまいります!
4/15〜6/15の2ヶ月の募集期間で、エンリッチメント大賞2025の応募を受け付けました。
ご応募くださった皆さま、ありがとうございました。
エンリッチメント大賞2025の審査は、一次審査(書類審査)を終えたところで、二次審査(審査委員会)を9月中に予定してます。
現在、一次審査通過の園館の皆さまに個別にご連絡して、二次審査に向けた事務局スタッフによる現地調査を始めるところとなっています。
審査委員の代わりにスタッフが各園館にてヒアリングを実施し、審査資料を作成します。
審査の進捗については随時このメールマガジンなどでお伝えしていきますので楽しみにお待ちください。
※エンリッチメント大賞2025は(公社)日本動物園水族館協会の後援を受けています。
○募集期間
2025年4月15日(火)〜6月15日(日)(当日必着) ※今年の募集は締め切りました。
○表彰
動物たちの生活がより豊かになり、エンリッチメントや動物たちの暮らしについて来園者の理解が進むような
取り組みや施設について選考し、「大賞」「正田賞」「その他各賞」をそれぞれの基準で評価し選定します。
発表は【2025年10月ごろ】を予定しています。
表彰式ならびに受賞者による記念講演は12月13日(土)に東京大学弥生講堂で開催予定です。
各種団体によるブース出展や受賞記念パーティーなどのイベントも盛りだくさんですので、ぜひ参加をご予定ください!
詳細は、https://shiminzoo.studio.site/award/2025 をご覧ください。
【主催】NPO法人 市民ZOOネットワーク
【後援】公益社団法人日本動物園水族館協会
【問い合わせ先】市民ZOOネットワーク
TEL:03-3395-8568 もしくはWebサイトのお問い合わせフォームをご利用ください
■「エンリッチメント大賞2024表彰式・受賞者講演会」開催のご報告とYouTubeでのアーカイブ配信のご案内
2024年12月7日(土)に、東京大学・弥生講堂にて「エンリッチメント大賞2024表彰式・受賞者講演会」を開催しました。
配信準備作業が遅れてしまいましたが、5月より講演会のようすをYouTubeにてアーカイブ配信いたしました。
審査委員の本田公夫先生による基調講演のほか、各賞を受賞された皆さまによる受賞者講演のようすを公開しました。
当日お越しになれなかった方、もう一度講演を聞きたい方は、以下のURLからぜひご視聴ください。
★市民ZOOネットワークチャンネル★
https://www.youtube.com/channel/UClYn_MSOvm7q1vxkKt6dEqA
【主催】NPO法人 市民ZOOネットワーク エンリッチメント大賞2024表彰式・受賞者講演会 実行委員会
【後援】公益社団法人日本動物園水族館協会
【問い合わせ先】市民ZOOネットワーク
TEL:03-3395-8568 e-mail:info@zoo-net.org
くまおコメント
■エンリッチメント大賞へのご支援をお願いします
平素よりたくさんの皆さまからご支援の寄附をいただき、ありがとうございます。
今年度も引き続き“コロナ禍”の影響による制約があるなかでの運営となりましたが、
みなさまからのご支援のおかげで、無事に大賞を決定し、表彰式も開催することができました。
毎回のお願いですが、引き続き、来年度以降の開催へのご支援をよろしくお願いいたします。
今年度は目標金額を75万円に設定しておりますが、毎年なかなか満額には達成できず、苦しい運営が続いております。
動物たちのより良い暮らしをサポートするため、多くのお心添えをお待ちしています。
目標金額:毎年約75万円(募集、審査委員会開催、現地調査、表彰式&講演会)
お振込先:
【郵便振替口座】00110-1-56206 市民ZOOネットワーク
【ゆうちょ銀行】〇一九店、当座口座、0056206
(エンリッチメント大賞継続への寄付である旨ご記載をお願いします)
★★市民ZOOネットワークでは、環境エンリッチメントの試みを、市民が理解し、評価し、応援する社会づくりを目指し、
今後もエンリッチメント大賞を継続していきたいと考えています★★
▼市民ZOO・セミナー情報‥‥‥‥
■ワイルドライフカレッジ2025-2026の参加者募集中!
今年度は夏講座と冬講座に分け、それぞれのセミナーの後に実地学習を開催します。
「どうすることが野生生物の保全になるのか」という活動の立脚点を確立することが今年度の目標です。
野生生物のために何か活動してみたいなと思っている人も、すでに活動をしている人も、
疑問や保全活動の悩みなどを共有し、講師と一緒に考えていきましょう。
対象:どなたでも(学生はウェビナー受講料無料)
夏講座ウェビナー開講日:2025年7月23日、8月20日(20:00〜21:00) ※8月31日まで動画視聴可能。
実地学習開催日:8月27日
受付期間:6月16日〜8月19日
主催:野生生物保全論研究会(JWCS)
詳細・申込:https://www.jwcs.org/education/wildlife-college/
くまおコメント
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良い日陰を探しながら
8月の動物園を楽しみましょう(・ᴥ・)✨
