今日は研修2日目、午後は患者訪問でした。

幸い雨が降らず、気温も高すぎず低すぎずで過ごしやすいです。
前回ここに来たときは2月で、雪降りましたから(T_T)

今日は午前中の講義でこんな話が出ました。

ルドルフ・シュタイナーの「悟性魂」(ごせいこん)と「意識魂」(いしきこん)の話です。


「悟性魂」(ごせいこん)とは、自分の外にある概念で善悪を判断する魂。
しかし、権威は体の外にあって、外にそれを認め適応する事で社会に受け入れられる
といったような魂のあり方を指します。

道徳とか、倫理とかそういうものが自分の外に存在していて、それに従う事で
自分をいかそうとする魂。

しかしそれが進化し、変化して・・・


「意識魂」(いしきこん)になっていくとシュタイナーは言っているんですね。

「意識魂」(いしきこん)とは

自分の外に判断を求めるのではなく、自分の内に行動や判断の基準を見いだす魂。
自立していて、自己責任のある魂です。

外に権威がなくても、自分でいられる状態であり、
外部を知覚情報などに基づいて、自己責任の元に判断します。
自分の悪を他者のせいにしない。

さらに、命そのものより大切な事はないとか、
そういう普遍的な事を考える魂です。

人間の持っている品位、価値は命のある事、これ以上のものはありませんからね。

といった感じで。

人間の哲学的考察をしながら、ロールプレイングワークをしたりして、深く充実した時間を過ごしています。

今回の研修では、女医さんや看護師さんが参加されています。
どちらも休職中で、パストラルケアを学ぶ必要性から勉強されて。

こちらは医者や看護師さんの視点を学ぶことも出来てラッキー。

しかし、プライドもプロ意識も通用しない、まっさらな自分でないと通用しない世界に、それまでいかに「医者」や「看護師」として制服とか聴診器とかで自分の弱さに鎧をかぶせて守ってきたかを思い知ったとおっしゃっていました。

お医者さんとか看護師さんとか制服を着ているとそういう目で私達は見ます。しかし一人の人間として合った時、ぜんぜん違うっていうことですよね。 シスターもそう。 パストラルケアの研修を続けて、神父さんやシスターへの観る目が変わりましたもの。

先生はこんな事をおっしゃっていました。

「プロはプロなりにプロ意識は重要だけど、素人は素人なりに素人である事が重要な事もあるんだよ。特にこういう世界ではね」

・・・・・ほんと、納得。

患者様は、こちらがただの人(医者とか看護師とかでない)だから話してくれる事があります。そして話せる事があります。 
すべてではありませんが、患者様は、医者には医者用の、看護師には看護師用の話し方をします。
そういう垣根をとっぱらった、素の話を聞かせていただける立場って、ただの(患者様からすると全然小娘の)おばさんとして患者様の前にいるからなんだなって思います。

大昔の長屋の長老みたいな聴き手としても成熟していないといけないのは確かなんですけどね。

また明日もがんばるぞーキャッ☆