韓国薬局で買える肝斑ケアクリームを比較。ドミナ・ドミナライト・メラトニング・メラノサ・メラキュー・メラノン——成分・濃度・使い方をソウル方背のシロアムクリニックが丁寧に解説します。

SILOAM CLINIC | 方背・ソウル

韓国の薬局で見かける
肝斑ケアクリームを
整理してみました

ドミナ・メラトニング・メラノサ・メラキュー・メラノン——
「似てるけど、何が違うの?」
成分と濃度と使い方で、丁寧に見分けます。

ドミナ メラトニング メラノサ メラキュー メラノン
こんにちは。ソウル・方背にあるシロアムクリニックです。

韓国旅行で薬局に立ち寄ったとき、肝斑ケアのクリームがいくつも並んでいて「どれを選べばいいんだろう…」と迷ったことはありませんか?

名前は似ていても、中身はかなり違います。今日は美容皮膚科の視点から、作用・濃度・副作用・使い方の基本まで、落ち着いて整理できるようにまとめました。
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茶色いからといって、
すべてが肝斑とは限りません

薬局でハイドロキノンのクリームを手に取る前に、まず確認しておきたいことがあります。顔に現れる「茶色い変化」は、原因も種類もさまざまです。肝斑と見た目が似ていても、アプローチが全く異なるケースは少なくありません。

🟤 肝斑(かんぱん)
境界がやや不明瞭な左右対称の茶色。頬・額・上口唇に多い。紫外線・ホルモン・摩擦が絡み合う。ハイドロキノンが選択肢のひとつになる。
🟤 老人性色素斑(シミ)
境界明瞭な茶色い点や斑。UV蓄積が主原因。レーザートーニングなど光治療との組み合わせが有効なことも多い。
🔶 そばかす(雀卵斑)
幼い頃から現れる小さな点状。遺伝的素因が強い。外用薬だけで大きく変えることは難しいとされる。
🟢 炎症後色素沈着
ニキビや傷のあとに残る茶色。ターンオーバーとともに自然に薄くなることも。刺激を与えすぎないことが大切。
☑ POINT 「茶色=肝斑」ではありません。自己判断で外用薬を選ぶ前に、何の色素なのかを確認するステップがとても大切です。特に肝斑は刺激に敏感で、こすりすぎや濃いケアがかえって悪化を招くことがあります。
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ハイドロキノンは、
どうやって色素に働くのか

ハイドロキノン(ヒドロキノン)は、過剰な色素沈着へのアプローチとして長い研究歴をもつ外用成分です。

肌の奥には「メラノサイト」という細胞があり、そこで作られたメラニンが肌表層に届くことで、シミや肝斑として見えてきます。ハイドロキノンは、メラニンを作るために必要な酵素の働きを妨げることで、色素が過剰に作られるプロセスをゆるやかに抑える方向で使われます。

ただし、肝斑は「ただの茶色」ではなく、紫外線・刺激・ホルモンバランスなどが複雑に絡み合っています。ハイドロキノンはとても大切な選択肢ですが、遮光や刺激回避と組み合わせて考えるのがポイントです。

☑ KEY POINT メラニンを作る酵素(チロシナーゼ)の活性を抑えることで、色素沈着が少しずつ薄くなる方向を目指す成分。「強く攻める」より「遮光と組み合わせて継続する」が基本の使い方です。
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まず「単剤」か「配合剤」かで
大きく2つに分かれます

薬局で見かけるヒドロキノン系クリームは、大きく単剤タイプと配合剤タイプに分かれます。似た棚に並んでいても、考え方はかなり違います。

▌ ヒドロキノン単剤(一般用医薬品)

ドミナ HQ 4% 태극제약

ヒドロキノン40mg/1g(4%)。しっかり色素にアプローチしたい方に使われやすい濃度です。その分、刺激の出方も個人差が出やすいため、反応を見ながら使うことが大切です。

ドミナライト HQ 2% 태극제약

ヒドロキノン20mg/1g(2%)。まず肌の反応を確かめながら使い始めたい方、刺激が心配な方に選ばれやすい濃度です。

メラトニング HQ 2% 동아제약

ヒドロキノン20mg/1g(2%)。ドミナライトと同じ2%ですが、製剤のベース処方が異なります。1日1〜2回、色素部分への使用が基本です。

メラノサ HQ 4% 동아제약

ヒドロキノン40mg/1g(4%)。メラトニングの4%バージョンと理解するとわかりやすい製品です。同メーカーから2%・4%の両濃度を展開しており、肌の状態や目的に応じて選べる設計になっています。

メラキュー(Mela Q) HQ 4% 동국제약

ヒドロキノン40mg/1g(4%)。メーカーは異なりますが、同じ4%単剤の一般用医薬品です。製剤の基剤処方や使用感が他社品と微妙に異なるため、4%単剤を試したいときのもう一つの選択肢として知っておくと便利です。

2%
ドミナライト・メラトニング
刺激を抑えつつ様子を見たいとき。肌が敏感傾向の方、初めて使う方に考えやすい濃度。
4%
ドミナ・メラノサ・メラキュー
よりしっかり色素にアプローチしたいとき。濃い=良い、ではなく肌の耐性も一緒に見ることが大切。

▌ 配合剤タイプ(専門医薬品)

メラノン 配合剤 동아ST・専門医薬品

メラノンは見た目は似ていますが、ヒドロキノン単剤ではありません。ヒドロキノン+ヒドロコルチゾン(外用ステロイド)+トレチノインの3成分を含む配合剤です。「薬局で買えるシミクリーム」と同じ感覚で選ばないほうが、整理しやすい製品です。

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「トリプルクリーム療法」って
何をしているの?

ハイドロキノン+トレチノイン+外用ステロイドを組み合わせるアプローチは、「トリプルクリーム療法」と呼ばれ、中等度〜重度の肝斑に対して使われることがあります。それぞれの役割を分けて理解しておくと、なぜこの3成分なのかがわかりやすくなります。

H
ハイドロキノン
メラニンを作る酵素の活性を抑え、新たな色素産生を軽減する役割。
T
トレチノイン(ビタミンA酸)
表皮のターンオーバーをサポートし、沈着したメラニンの排出を助ける役割。医療用成分です。
S
外用ステロイド(ヒドロコルチゾン)
ハイドロキノンやトレチノインによる刺激・炎症反応を抑え、肌への負担を軽減する役割。
⚠️ 注意
トリプルクリーム配合剤は、短期的な治療目的で使われるものです。長期間・広範囲の継続使用には適していません。外用ステロイドを長期使用することで生じやすい皮膚菲薄化や、トレチノインによる乾燥・皮むけへの注意も必要です。必ず使用上の注意を確認してから使いましょう。
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副作用として知っておきたいこと
  • 刺激症状:赤み・ヒリつき・乾燥・かぶれ。特に4%以上で起こりやすいとされています。
  • 外因性オクロノーシス:高濃度を長年・高頻度で使い続けた場合、まれに青黒い色調変化が問題になることがあります。「効くから」と広く長く塗り続けることは避けましょう。
  • 刺激性接触皮膚炎:赤くなる・かぶれるなどの反応が出た場合は、使用を中止して様子を見ましょう。
📌 POINT ハイドロキノンは「必要な部分に、反応を見ながら使う」成分です。全顔に広く塗るより、気になる色素部分にのみ薄く使うのが基本です。
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基本的な使い方
  1. 夜のケアに取り入れる:ハイドロキノンは紫外線に弱く酸化しやすいため、基本は夜に使います。
  2. 少量を薄く、色素部分に:多く塗っても効果が高まるわけではありません。少量を気になる部分だけに。
  3. 朝の遮光はマスト:遮光なしに使い続けても、思うような結果につながりにくくなります。SPF30以上の日焼け止めを毎朝使いましょう。
  4. 刺激が強い場合はすぐに中止:赤みや強いヒリつきが出たら、無理に続けないことが大切です。
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妊娠中・妊活中の方へ
🩷 妊娠中・授乳中の方は必ずご確認を
ハイドロキノンは外用成分ですが、塗布量の約35〜45%が全身に吸収されうるという報告があります。現時点で明確な奇形リスクが証明されたわけではありませんが、吸収率が比較的高いため、妊娠中は曝露を最小限にすることが推奨されています。

妊娠中・授乳中は、2%でも4%でも「安心して使える」とは言いにくいのが現在の整理です。妊娠の可能性がある時期や妊活中も含め、使用前に必ず主治医にご相談ください。

トレチノインを含む配合剤(トリプルクリーム系)は、妊娠中の安全性についてさらに慎重な取り扱いが必要です。妊娠中・妊娠を計画している場合は必ず医師に確認してから判断してください。
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6製品を整理してみると
製品名 主成分 HQ濃度 メーカー 区分
ドミナ HQ単剤 4% 태극제약 一般用
ドミナライト HQ単剤 2% 태극제약 一般用
メラトニング HQ単剤 2% 동아제약 一般用
メラノサ HQ単剤 4% 동아제약 一般用
メラキュー(Mela Q) HQ単剤 4% 동국제약 一般用
メラノン HQ+トレチノイン+ステロイド 配合 동아ST 専門医薬品
💡 POINT 名前が似ていても、「単剤か配合剤か」「2%か4%か」「一般用か専門医薬品か」「メーカーの基剤処方の違い」をまず確認するのが、選び間違えないための第一歩です。
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まとめ
茶色≠肝斑
まず色素の種類を確認することが、ケアの方向性を決める第一歩です。
単剤
ドミナ・ドミナライト・メラトニング・メラノサ・メラキューはHQ単剤。2%と4%を把握して選びましょう。
配合剤
メラノンはトレチノイン・ステロイドも含む配合剤。単剤クリームと同じ感覚では選ばないことが大切。
遮光
どの製品でも、朝の日焼け止め+遮光は必須。これを外すとケアの方向性が大きく変わります。
🤰 妊娠中の方
ハイドロキノン単剤でも慎重に。配合剤はさらに避ける方向で。使用前に必ず主治医にご相談ください。
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DOCTOR'S NOTE
肝斑のケアは、「強いものを選ぶこと」よりも、今の肌の状態に合ったアプローチを選ぶことがずっと大切です。

そしてその前に、「これは本当に肝斑なのか」を確かめること——茶色い色素の原因によって、必要なケアはまったく変わってきます。外用薬の名前だけでなく、単剤なのか配合剤なのか、今の肌が刺激に耐えられる状態かどうかまで確認してから選ぶと、韓国の薬局でも落ち着いて手に取ることができます。

「これで完結する」ではなく、遮光・刺激回避・継続という軸と一緒に組み合わせていくことを、ぜひ覚えておいてください。