私たちがお世話になったのは四村唯一のお寺、本教寺…。
お寺についたのは、もう夕方に近い頃でした。
こんな雪の中だけに、ぬくもりが恋しくなります。
お茶室の囲炉裏の火は、なによりのおもてなし

じんじん冷えていた身体が ほろりととけてゆくようです。
灰の中に埋もれる熾き火をみつめているだけで、
じんわりと こころもほどけていきます。
私、ほんとに好きなんだよなぁ~。炎を眺めているのが…。
一日中眺めていても飽きないわ きっと。
火の色にうっとりと見入っているうちに、
和尚さまが心をこめて お茶を入れてくださいました。
これまた、うっとりとみつめてしまう
きれいな きれいな 翡翠色なのです。
とろりとして うまみも 甘みもある。
何杯でもいただきたくなる まろやかなお味…。
上質な茶葉のエキスを最後のひとしずくまで、
急須から振るい出してくださったお茶。
日本茶が大好きな私は、こういう丁寧に淹れられたお茶を
こよなく愛しているのです。
自分でも淹れるけど、なかなかうまくいかないの。
お湯の温度が命なのです。
そして、茶葉の鮮度も。
開封してから一カ月もたってしまうと、色が悪くなるの。
そして、お湯の温度が高すぎると、渋みや苦みが出てしまう。
とがった嫌な味になる。
色も こんな浅緑ではなくて、黄色っぽい とうのたった緑色になる。
それがわかるからこそ、この一杯のありがたみがわかります。
お茶菓子の いちご大福と トキ饅頭。
女の子向けのお菓子…といったやさしい気配がします。
私たちのために 和尚さまと奥さまが用意してくださった
おこころづかいが感じられます。
茶道で、お茶を飲み終わった後にお菓子をいただくのがなぜか
わかるような気がします。
だって、あんなに美味しいお茶を お茶そのものの味を
お菓子に干渉されたくないから。
紅茶にも 珈琲にもない 日本茶独特のうまみ…。
これは、世界に誇れる文化ですよね
到着してすぐのお茶のひとときにさえ
たっぷりとふくよかな満足感を味わった 雪国のお寺さんです。
iPhoneからの投稿
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