兵庫県の斉藤知事のパワハラ疑惑で、百条委員会での証人尋問を境に、TV、新聞、ワイドショーなどで連日報じられています。
「気に入らないことがあると机をたたいて激怒する」「幹部のチャットで夜中・休日など構わず指示された」といった『パワーハラスメント』
「特産ワインや高級コーヒーメーカーの無償提供を求めた」といった『おねだり』
これらの報道を見聞きすれば、誰でもが、知事職をさっさと辞職すべきと思いますよね。
しかし、実際には、知事からパワハラを受けた人はいなかった。
しかも、兵庫県上郡町長は特産ワインPRのため提供したものだと「知事のおねだり」を否定しています。
また、喫茶店で閉店時に「俺は知事だ」と言ったと報道されているが、実際には「知事の斎藤ですけど」を述べて、喫茶店を後にしたそうです。
つまり、マスコミは「疑惑」と称したミスリードで、必要以上に斎藤知事の評価を落とし世論を誤誘導しています。
クーデター
片山元副知事は、百条委員会で次のことを証言しました。
「西播磨県民局長のPCから斎藤政権の転覆、クーデターを画策する文書が見つかった。斎藤政権発足後に配布したと思われる文書も見つかった。」
つまり、斎藤知事を辞任させたい勢力が、県庁内部にいたということです。
では、なぜ、職員がクーデターを起こしたのか?
不正の追及
斎藤知事が、前知事(自民党)の時代に起きた不正の追求や、県の外郭団体への天下りの見直し、天下り職員への退職要求を行なったために、利権を貪る連中が斎藤知事を辞任させようと画策したようです。
①県の隠し財産
姫路港などで兵庫県の港湾施設を独占的に運営する外郭団体に対して、県が不適切に低い使用料を設定し、外郭団体は県に支払う料金が抑えられ、剰余金が14億円超に積み上がっていた。(朝日新聞)
つまり、この外郭団体は県職員の天下り先であり、「隠し財産」の置き場所となっていました。
これまで、60年間監査を通ってきたが、斎藤知事になったとたん見つかってしまった。(港湾利権が剝ぎ取られた)
②外郭団体の見直し
兵庫県が年間計800億円以上を支出している外郭団体について、事業の見直しなどの提言を有識者委員会がまとめた。(朝日新聞)
県は全32の外郭団体について、存廃も含めた対応方針を明らかにするという。
斎藤知事は不要な利権団体にメスを入れたので、当然、既得権益者からは反発されます。
③外郭団体OBの退職勧告
外郭団体に天下りした県OBは慣例的に70歳まで役員としてとどまっていたが、65歳以上のOBに対して退職勧告を行った。(神戸新聞)
④選挙時の公約実行
選挙時の公約173項目の内、171項目に着手し、実行したとのこと。
東京都知事とは異なり、知事としての仕事は、きちんと行っていました。
既得権益者の反乱
決して、斎藤知事を擁護するわけではありませんが、
天下り先を大幅削減された上に、65歳以上のOBは退職勧告を受け、外郭団体の利権も無くなるとなれば、既得権益者は斎藤知事を排除したいと考えたわけです。
だから、怪文書をばら撒かれて、クーデターを起こされたのです。
組織を改革しようとすると、そこに巣食っている抵抗勢力の攻撃にあって、辞めさせられるか、そうでなければ殺されることもあります。
今回は、維新の会や利権を維持したい自民党とで権力闘争もあって、このような問題を起こされました。
県庁職員によると、「知事辞めさせろ」「(知事)辞めてくれ」といった苦情の電話もかなり多いとのことで、混乱が続いている様子がうかがえます。
9/19には、不信任決議案は全会一致で可決される見通しで、斎藤知事は10日以内に失職または県議会の解散の選択を迫られます。
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