人は他の人に教えようとするときに学習効率が最も高くなるようです。
コーチ「今、けいたが打ったボールがなぜネットしたと思う?何が問題なのかをニュートンの運動方程式(ma=F)に当てはめて考えてみたい。ここで考察しなければいけないことは、ボールを打った瞬間のラケット面の角度、スイング方向およびスピード、ボールの浮力、フェルトによる摩擦、空気抵抗、ボールの回転の方向と回転率、重力加速度、地球の自転によるコリオリの力、風速・・・」
みんな「コーチ何言ってるのか分かんないよ!!」
コーチ「えぇ!?分かんないの?・・・じゃあ、はるき!コーチの代わりにけいたにアドバイスしてあげて!」
はるき「えぇ!?私が?なんで?」
コーチ「一ヶ月も早くテニスを始めた先輩でしょ?あいかと相談して良いから。」
はるきとあいかは二人で話しました。
そして…
はるき「けいた君は、ラケットを横に振っていて、私達は下から上に振っているの。だから、けいた君も私みたいにラケットをもっと下から上に振ってみたらボールがネットにかからないと思うよ。」
ラケットを振って見せながら、はるきが説明しました。
コーチ「じゃあ、もう一回ボールを出すからね、けいた、はるきのアドバイス通りにやってみて」
けいた「はい」
すると… スカッ!
今度は、大きく空振りしてしまいました。
コーチ「あれれ。ちょっと、せんぱーい、アドバイスの効果がないみたいですよ。笑」
はるきは、ちょっとむっとしたような顔をすると、あいかと一緒になって今度は真剣な表情で話し始めました。
そして…
はるき&あいか「けいた君、ボールをもっとよく見て打って!」
けいた「は、はい」
つづく
