こんにちは。
しなやかライフ研究所の小谷晴美です。
FP歴18年。
個人相談を受けていると「モッタイナイ!!」
と思う【申告漏れ】に出会うことがあります。
源泉徴収票の間違いもこれまでに5回見つけていて、
その全てが「受けられる控除を受けてない」というケースでした。
中には、過去5年遡って申告していただいたら
60万円近く還付されたケースもありました。
もし、そのまま気づかずにいたら、
5年経てばさらに60万円、
10年経てばさらに120万円、
使えたはずのお金を失うことになるところでした。
FPの私がモッタイナイ!と思った
よくある【申告漏れ】を紹介しますので、
「わが家は大丈夫か」と参考にしてみてください。
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ベスト1 医療費が10万円ないから医療費控除は諦めていた
「医療費控除は10万円から」そう思い込んでいる方が多いようですが、
実は支払った医療費が10万円なくても医療費控除を受けられるケースがあります。

医療費控除の控除額は、「正味の医療費」から
「10万円または所得の5%」を差し引いた額ですから
所得が200万円より少ない方は所得の5%
を採用することによって、
10万円なくても医療費控除を受けることができます。
例えば、
パート収入125万円の方や
年金収入180万円の方の所得は70万円ですから、
3.5万円(70万円×5%)を超える医療費があれば、
医療費控除を受けることができます。
1年間の医療費が10万円に満たない場合、
夫の控除にはできないけれど、妻の控除にすれば
医療費控除を受けることができる場合があります。
その他にも医療費控除は多くの方が申告したことがある控除ですが、
意外に誤解も多く、モッタイナイ!が起きやすい所得控除です。
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ベスト2 報酬から源泉徴収されているから確定申告の必要はないと思っていた
個人が法人等から報酬を受ける場合、
報酬の10.21%を所得税として差し引かれます。
これを「源泉徴収」と言います。
「源泉されているから、確定申告はしないんです!」
とおっしゃる方がいますが、
確定申告をすれば、源泉徴収された税金が還付されるケースがあります。
例えば、
必要経費や所得控除を引いたら課税所得がない方は
そのままにしていると、所得税を払う必要がないのに、
所得税を収入の10%以上も納めている状態ですから、モッタイナイですね。
いずれにしても、報酬から源泉徴収されている方は、
正しい税金計算がされていませんので、確定申告をする必要があります。
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ベスト3 年金受給者だから確定申告はしなくていいと思い込んでいた
公的年金の収入が400万円以下で、それ以外の所得が20万円以下の場合、
確定申告を行う必要はありません。

しかし、年金から所得税が源泉徴収されている人は確定申告をした方が良いかもしれません。
例えば、国民健康保険料が年金から天引きになっていない方や
民間の保険に加入し保険料を払っている方などは
確定申告をしなければそれらの控除を受けることができません。
確定申告の結果は所得税・住民税だけでなく
健康保険料、健康保険や介護保険の自己負担割合にも影響を与えます。
一度、親御さんの年金の源泉徴収票も確認してください。
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ベスト4 対象になる控除があることを知らなかった
所得税は「所得」つまり「もうけ」に対して課税されますが、
さらに、個人の事情を考慮して担税力(税金を負担する力)に応じて課税するしくみになっています。
この個人の事情を考慮するしくみが「所得控除」で、
14種類の所得控除があります。
しかし、どんな控除があるのか、自分が該当するか
知らずに申告していなかったということが起きやすいのが次の控除です。
「勤労学生控除」・・納税者本人が学生の場合

「障害者控除」・・・納税者本人が障害者であるか、障害者を扶養している場合
「ひとり親控除」・・合計所得が500万円以下で扶養している子がいる場合
「寡婦控除」・・・・ひとり親に該当しない夫と死別、離婚等している女性
(※詳細な要件は国税庁のサイトでご確認ください)
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ベスト5 扶養を外れた妻の社会保険料を申告していなかった
例えば、フリーランスの妻が夫の健康保険の扶養を外れると
自分で国民健康保険、国民年金の保険料を支払うことになりますが、
これらの保険料を夫が支払うことで、夫の控除にすることができます。
例えば、
売上130万円ちょっとで夫の会社の健康保険の扶養を外れたAさんの場合、
必要経費を引き、さらに基礎控除(48万円)を引くと課税所得はありませんでした。
ご自身で社会保険料控除を受けようとしても、それ以上控除されることはありません。
そこで、夫に保険料を負担してもらい夫の控除にすることで、
夫の所得税・住民税を約8万円減じることができました。
このように生計一の親族の社会保険料を負担した場合、
社会保険料控除を受けることができます。
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いかがだったでしょうか?
思い当たるものはなかったでしょうか?
確定申告で最も大切なことは
「気づくこと」です。
「対象になる」
「確定申告をする必要がある」
と気づきさえすれば、やり方は税務署でも教えてもらえます。
しかし、気づかなければそれまでです。
お金を増やすことも大切ですが、
知らずに失うことを防ぐことはもっと大切で、
リスクなく確実に手取を増やすことができます。
税金と社会保険については、
社会人として基礎的な知識を得ておきたいものですね。
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