小学校に入学してから、マイルールを存分に発揮してグループを仕切ろうとしていた私ですが、そのことが原因で大きなトラブルになるようなことはありませんでした。
女の子によく見られるグループ対立などはありましたが、特に自分がいじめの対象になったり、仲間外れになったりすることはありませんでした。
私が入学した小学校は、生徒数の多いマンモス校だったことが、一因としてあるのかもしれません。
1学年は約250人、42人学級が6クラスあり、全校生徒は約1500人いました。
1クラスに42人もの子どもがいると、やはり色々なタイプの子がいます。
私の仕切りたがりを、わがままと疎ましく感じる子もいれば、リーダーシップと感じてくれる子もいます。
同じクラスの中に、気が合わない子もいれば、気が合う子もいるのです。
また、1学年に約250人もの子どもがいると、クラス替えでは、クラスのメンバーは総入れ替えになります。
クラス内でトラブルが起こったとしても、それは期間限定のもので、クラス替えでリセットされていました。
小学生時代の私は人間関係でたくさんの失敗をしましたが(今も失敗していますが)、クラス内で友達グループを移動したり、クラス替えでリセットされることによって、失敗してもやり直すことができていました。
そうしていくつかの友達グループを移動するうちに、私は失敗とやり直しを繰り返しながら、周りの女の子達の様子の真似をするようになり、少しずつ友達とのスムーズなコミュニケーションの方法を模倣することによって学んでいきました。
そのうち、いわゆる普通の子たちと変わらないフリをすることができるようになっていったのです。
もし私が、少人数の学校に通っていたとしたら・・・、
もし失敗した時に、ゼロからのやり直しが難しい状況であったとしたら・・・、
あれだけ自分のマイルールを押し付けてグループを仕切ろうとし、さらにそれをフォローしてくれる大人もいないという状況では、そのうちいじめにあったり、仲間外れになったりすることもあったのかもしれないなと思います。
自閉症の場合、少人数の関わりの方が、本人の負担は少ないのだそうです。
確かに、周りにたくさんの様々な個性の人間がいれば、それだけでも圧倒され大きなストレスとなります。
けれど小学生の私は、周りにたくさんの人間がいたからこそ救われていた面がありました。
少数の関わりが向いているのか、多数の関わりが向いているのかは、本人の自閉症の特性や周囲のメンバーの特性、また、フォローしてくれる大人の存在など、その状況によって様々に違うのかもしれないなと感じています。
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