夜、なおさんが洗面所で歯を磨きながら、泣いてた。


さめざめ泣いてるんじゃなくて、声をあげながら、涙ボロボロ流して。

(でもしっかり歯ブラシは握ってた。)


「どうしたの?、なおさん。」

(やべぇ。ガリガリくん食べたのバレたか??)


「お腹でも痛いの?」

(しらじらしい・・・)


『・・・。』



あっ! なおさん、もしかして、また・・・




そう。

妻は、柴くんが“いなくなったときのこと”を考えては、いつも一人で泣いてる。

(どうやら、また、今日もお風呂で考えてたんだな。)


でも話を聞くと、今日はちょっと違う。


『わたしが死んでお空に昇って行ったら、柴くんが雲の上に迎えに来てくれたんだ。』

『 “なおさん、迎えに来たよー”って、今と同じ姿で、柴くんが駆け寄ってきてくれてね…』


あ゛~あ゛~   また声をあげて泣きだす・・・

(まったく、しょーがないな・・・)




実は・・・、かっつんも、同じ。 よく考えるんだ。

運転中、何回路肩に車停めて泣いたことか・・・。


最近、歳とったのかな、涙もろくなって困る。





まだ、1歳になったばかりの柴くんだけど・・・
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いつまでも一緒にいられる訳じゃなくって・・・
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いつかは、“その日” が来るのはわかってる・・・。
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でもね。 思った。


柴くんが迎えに来てくれる・・・、素敵なことじゃないか。


じゃ、かっつんのときは、なおさんと柴くんの二人で来てくれるんだなー。


歳っとってるぜぇ。 髪なんて、もうないぜぇ。  かっつんだ、ってわかるか~? (笑)



・・・そのときは、今度こそは、お空の上で、ずーっと一緒にいられるんだよね。


それって、すっごい楽しみじゃないか!





(モッコウバラ、フェンスの黄色は満開。来週は、いよいよアーチの白も咲き始めるよ。)
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柴くんとの生活は、まだ始まったばかり。


なおさん、今は、かけがえのない毎日を、精一杯楽しもうよ。

楽しい想い出、たくさん作ろう。 一日でも多く、ね。


柴くんが“待ってる時間”、退屈しないように。

柴くんが“待ってる時間”、少しでも短くなるように。






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広島は、さわやかな朝です。

柴くん、森乳おいしい? かっつんのパンもおいしいよ。

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今朝のパンは、 「バナナブレッド」。


バナナを入れた生地に、ブランデーを利かせました。

水は一滴も使わず、バターと牛乳と卵で練り上げた、ちょっとぜいたくなパンです。


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白あん(まだあるんかい!)に、バナナを混ぜた、「バナナあん」。 を添えて。


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今日のパンも、幸せの味がするね、なおさん。













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