今回は 過去に何度も同じことが繰り返されてきたことですが、米国からの輸入拡大要求に対して断ることが出来ず、農業、農産物を「いけにえ」として差し出してきた属国・日本の歴史の中で、最も深刻な事態になり得る、生のじゃがいもの輸入解禁問題について、警告を発してくださっている鈴木宣弘先生の動画を 文字起こしでご紹介します。

 

生のじゃがいもの輸入解禁で どのようなことが起こってしまうのか、私のブログの過去記事でも取り上げていますので、この問題の本質が知りたい方は そちらの記事をお読みください。

 

 

鈴木宣弘氏、農産物輸入問題について語る

(上の写真:東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授の鈴木宣弘氏)

 

この動画の元リンクはこちらです。文字起こしでご紹介します。

 

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皆さん、こんにちは。東大の鈴木宣弘です。 日本は戦後アメリカからの圧力で、胃袋からの属国化政策を進め、「 米を食うな。アメリカの小麦を食え。」と言われ、食料自給率をどんどん 下げてきました。

そしてついにトランプ大統領は米も アメリカの米を食えと言い始めまして、最後の砦の米も差し出すことになりました。

大量のアメリカからの輸入が決まりました。

 

そしてもう1つ日本がどうしてもこれだけは守らなきゃいけないと最後まで闘ってきたのが今回のアメリカからの生の じゃがいもの輸入解禁です。農水の担当課長はこれが入ってきたら日本のじゃがいもが 全滅しかねないっていうことで体を張って阻止し、何人も 左遷されました。

そこまでして頑張って止めてきたこの生のじゃがいもの輸入解禁 が今の政権でついに解禁すると秒読み段階に入ってしまいました。 シストセンチュウという虫が日本に侵入してしまうと じゃがいもがどんどん取れなくなりましてじゃがいもが全滅しかねない。そして 自給率が80%近かった日本のじゃがいもが一気にアメリカのじゃがいもに置き換って しまう。さらには日本はアメリカのじゃがいもの遺伝子組み換えの品種を 何種類も認めました。

それらが日本に入ってきて外食産業で使わ れたら、遺伝子組み換えじゃがいもを食べたくない方も 表示がありませんから、分からずに食べざるをえません。
そして運んでくる時に、船で散布する防カビ剤、禁止農薬です。
これを食品添加物として日本は認めました。 さらにその残留基準値を20倍に緩和するということまでしてます。 
この防カビ剤のリスクもあります。たくさんのリスクがこの生の じゃがいものの輸入解禁によって日本に押し寄せてくるわけです。 

 

そしてさらに驚くべきことに アメリカは日本の生のじゃがいもには悪い虫がいるということでこれを、 輸入を止めております。日本はアメリカにじゃがいもを輸出できません。にもかかわらず アメリカは日本に対してアメリカのじゃがいもを輸入解禁しろと 徹底的に迫ってきたわけです。それを日本が受け入れようとしてると。


こんな不平等 条約はないわけですよ。でもこれは日本とアメリカの基本構造です。 豚肉も日本の豚肉は輸出できませんが、アメリカの要求を受けて日本はほぼ全面 関税撤廃。さくらんぼも日本のさくらんぼは輸出できませんが、アメリカンチェリー を輸入解禁しろと迫られて日本は応じざるを得ませんでした。 
メロンや他の野菜類、たくさんのものが同じ条件になってます。アメリカは ジャイアンです。日本はそれに対して、自分はできないのにアメリカからの要求 は受け入れざるを得ないと、この屈辱的な植民地関係が今回もあからさまになってき た
ということです。

そして私は農水省に長くいましたが、 目の当たりにしたのは、このアメリカからの日本に対するあれやれこれやれ要求事項は山の ようにあります。それに対して日本の外交はそれを拒否するという選択肢がないん です。

最終的に我々にできることは数ある要求事項の中から今年どれと どれを差し出すかていう順番を決めることだけ。つまり遅らせることはできてもそれ を止めることができない。そういう中で、農水省も苦しんで、なんとか少しずつ遅らせて 時間を延していくと、そういう交渉を続けてきた。大変苦しい 力関係にあるってことが、ここでも分かります。まさに従属国です。 

でも私たちは今回のこの生のじゃがいもの輸入解禁、たくさんの方が心配しており ます。生産者だけじゃない・消費者の皆さんも本当に心配してます。もうすでに手続き 的には最終段階に入ってて、普通でしたらこれを止めることは不可能に近い。

しかし 可能性はあるんです。これだけの国民の声が1つにまとまって大きなで力 となれば、例えば私も食料安全保障推進財団の理事長として署名運動を始めました。

署名なんてそんな力がないんじゃないかと 思っていた。でも今回すでに12万人集まってますが、これが100万、 200万、1000万となればどうでしょう?
国民の声が何らかの形で大きく 結集すれば政権もそれを無視することはできません。 政党の支持率やそして選挙に影響します。


私たちはそこまでのですね、国民の声を 結集できるか、今日集まった皆さんがそれをやり遂げる。それによって私たちは日米 関係に新たな局面、アメリカの要求を止めることができたというですね、その1 ページを作り上げようじゃないですか。
是非みんなで頑張りましょう。諦めずに 頑張りましょう。ありがとうございました。
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そして、上のメッセージの中で鈴木先生が署名活動のことをおっしゃっていますが、そのオンライン署名ができるサイトも貼り付けておきます。

 

 

 

今集まっている12万人の署名では 国民の声として、少なすぎると思います。

鈴木先生がおっしゃるように、100万人、1000万人の反対の声になると、政府も、そして与党自民党も無視はできなくなる というのはその通りと思います。

 

そして、私が今疑っているのは 2024年、2025年に起こった「令和のコメ騒動」と呼ばれたコメ価格の高騰、そして今の急落 というのは 「わざと仕掛けられた」可能性があるのではないか ということです。

 

いったんコメの価格が急騰して、農家が少し潤うかと思った矢先に、今度は急落ということになって、もうコメ農家をやめる と言っている人もいます。だって、肥料や燃料費は上がっているのに、今は急落ですからね。

 

不思議なことに、日本政府は コメ不足の原因を「インバウンド消費や天候不順」等と言っていましたが、あのコメ不足の原因がインバウンドと天候不順と転売屋のせい だけとは私は思えません。

コメ騒動で日本国内の国産米の価格が高騰する中、米国では日本のコメが日本よりも安い価格で売られていたりもしていました。

つまり、国内で「不足している」と言いながら、海外輸出は続けられていた ということです。

 

このように日本国内で国産米の価格をわざと急につり上げた結果、生活困窮者の方々の中には 「もう米を主食として食べるのはやめる」 と言って、うどんやスパゲティ等の麺を中心にしたり、パン食に替えた という方々まで多く出て、ますますコメの需要が減ったはずです。

 

そして、同時に 米国を含めた海外から、たくさんのコメが入ってきました。以前は一般のスーパーでは滅多に見ることがなかった、カリフォルニア産のカルローズ米、台湾米、ベトナムやタイ産などです。

それらを 一般消費者よりも熱心に購入したのは 外食産業です。

以前は「国産米」を使用している と言っていた外食チェーンも「国産米」とは言わなくなった所もあるので、おそらく輸入米に変わったのでしょう。

 

そして、そのように国産米の高騰によって、家庭や外食産業からの需要が減った後に、今年のコメ価格の暴落が起きました。

それで、コメ農家をやめる と言っている方もおられます。

 

この一連の流れが 日本の農業を破壊するために、「わざと起こされた」と考える私は 陰謀論者だろう とおっしゃるかもしれませんが、そう疑いたくなるほどの流れなのです。