もはや「世界一の汚職国家」と言って間違いないウクライナで、ゼレンスキー政権が再び汚職発覚で非難を浴びています。
それは ゼレンスキーが司法を民主主義の基本である「三権分立」ではなく、自らの息のかかった機関にするために2025年6月に任命していた検事総長が 検事総局の内部で、汚職やマネーロンダリング疑惑が発生したことにより責任を取って辞任せざるを得なくなり、そのすぐ下にいた副検事総長については逮捕までされている という内容です。
9月5日、ウクライナの汚職対策機関 NABU(国家汚職防止局) と SAPO(専門汚職対策検察局) が、検察総局の職員が関与した犯罪ネットワークを摘発しました。
捜査当局によると、検察総局のある部門幹部が、ウクライナ国内の詐欺的なコールセンターを保護する見返りに賄賂を受け取り、その犯罪収益のマネーロンダリングにも関与していた疑いがあります。
コールセンターは、銀行員や投資アドバイザーなどを装って被害者から金をだまし取るもので、NABUは数百万ドル規模の資金洗浄が行われていたとしています。押収された現金の写真も公開されています。
下は検事総長の辞任を伝えている西側メディア、ロイターの記事です。
↓(日本語に変換したもの)
上のロイターの記事が言っている通り、今のところ、ゼレンスキーが任命したこの検事総長が直接容疑者になっているわけではありません。
しかし、この検事総長の側近であった副検事総長がマネーロンダリングの疑いで逮捕されているのです。
↓(日本語に変換したもの)
↓(上の写真の記事を日本語化したものを一部転載)
ウクライナのルスラン・クラフチェンコ検事総長は、違法コールセンターの捜査の一環として週末に汚職捜査官が事務所を捜索した汚職疑惑の中で辞任した。クラフチェンコ氏は自身に対するあらゆる疑惑を「全く根拠がない」として否定し、不正行為を否定している。国家汚職対策局(Nabu)と特別汚職対策検察庁(Sapo)は土曜日、検事総長事務所の職員が主導する資金洗浄計画を発見し、事務所を捜索したと発表した。
捜査当局によると、腐敗したネットワークは電話詐欺を行うコールセンターを保護するために金を受け取り、「数百万ドルに上る資金を洗浄」していた。Nabuは、札束でいっぱいの金庫の写真を公開し、この計画の背後にいる5人のメンバーを突き止めたと述べたが、名前は明かさなかった。クラフチェンコの副官は、この事件に関連して資金洗浄の疑いで拘留されている。2025年、ウォロディミル・ゼレンスキーは抗議に直面し、NabuとSapoを国家検察庁の管轄下に置こうとする試みを撤回せざるを得なくなった。
スイスに拠点を置く国際犯罪対策国際イニシアチブ(GI-TOC)によると、ウクライナでは違法コールセンターで約6万人が雇用されている。クラフチェンコ氏は月曜日に「検事総長を辞任しました。検事総長の職が政治的対立の道具として使われることを望みません。告発に関する私の立場は変わりません」と投稿した。
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すごいですね。もはや、ウクライナは詐欺電話等の特殊詐欺の世界的なコールセンターになっていて、その中で6万人もの国民が雇用されている というのです。
日本でも 「トクリュウ」と呼ばれている特殊詐欺のグループが 日本の若者を「簡単に稼げる」等といって、カンボジアやミャンマーなどの東南アジアに送って、そこではパスポートを取り上げたり、ノルマが達成できない場合には臓器売買等を強要したりして脅かしたりしながら、詐欺電話をかけさせる というのが問題になっています。
しかし、ウクライナの場合は もはやその特殊詐欺の世界最大級の拠点になってしまっており、そこで得た犯罪収益が資金洗浄もされています。↓
検事総局が犯罪行為を見逃す代わりに賄賂を受け取り、詐欺コールセンターは犯罪で得た「汚いカネ」を不動産等の「キレイなカネ」へと替えていたという疑いが持たれているのです。
そして検事総長であったクラフチェンコは辞任しながらも「自分は一切関係ない」とは言っていますが、NABUの捜査では、犯罪組織は2025年半ばから活動していたとされており、クラフチェンコ氏が検事総長になった時期と重なっているのです。
下はウクライナ国営通信の報道です。
↓(日本語に変換したもの)
このように、検事総局での汚職やマネーロンダリング疑惑があがって捜査も受けている中で、先日ウクライナの首都キエフには 米国から特使として和平担当特使のスティーブ・ウィトコフ氏、トランプ氏の娘婿のジャレッド・クシュナー氏がやってきました。彼らはキエフに来る前にモスクワにも訪問していて、プーチン大統領を始め、ロシアの代表団と3時間10分にもわたり、協議を行っていました。その足でキエフを訪問し、ゼレンスキーやウクライナの代表団と条件の提示や交渉をしていたのです。
結果的には 事前の予想通り、ロシア側も以前から主張していた和平への条件を緩めることは一切なく、ゼレンスキーも領土の割譲等は受け入れられない ということで平行線に終わったわけですが、この時に ゼレンスキーが プーチン大統領はじめ、ロシア政府を茶化す、馬鹿にするつもりで、交渉団の団長であるデビッド・アラハミア氏(ゼレンスキーの政党「国民の奉仕者党」の党首)に下の写真のようなTシャツを着させていたのです。
↓(日本語に変換したもの)
交渉団の団長、アラハミア氏が着ている黒いTシャツには「キエフ政権」とプリントされているのです。
これが何を意味しているのか、分からない方の為に説明しておくと、ロシア政府やプーチン大統領は 今のゼレンスキーが率いる政権の事を「ウクライナ政府」とか「ゼレンスキー政権」とは呼んでいなくて、ほとんどの場合、「キエフ政権」と呼んでいるのです。
それはゼレンスキーが すでに大統領の任期を2024年に切れているにも関わらず、「戒厳令」を何度も延長することで、大統領選挙もせずに大統領の座に居座っているので、そもそもウクライナの憲法に照らし合わせて「正当な大統領」ではない とロシア政府は言っているのです。
要するに任期が既に切れて正当な大統領ではない人物が居座っている独裁政権 という意味で「キエフ政権」とプーチン大統領が言っているわけですが。上のゼレンスキーがアラハミア氏に着用させたTシャツは ある意味、「はいはい、私達が”キエフ政権”ですよ」とロシアやプーチン大統領を嘲笑したり、ブラックジョークを言っているようなものなのです。
この写真のTシャツを楽しそうにウィトコフ氏やクシュナー氏にも見せたり、プレゼントまでする交渉団に対し、不愉快だ!という意見が巻き起こったのは むしろロシア国内ではなく、ウクライナ国内からでした。
何十万人もの多くのウクライナ国民が兵士に動員されて戦死し、ウクライナ国内の戦没者の墓地の数はどんどん増えて拡張もしていっているのを多くの国民は見ているわけですから、今はこれはジョークだとしても 全く笑えない! というのが多くのウクライナ国民の非難の声のようです。
ゼレンスキーは元コメディアンなので、このジョークはロシアへの嘲笑にもなって最高に面白い!と思ってウィトコフ、クシュナー両氏にTシャツを送るように準備までしていたようですが、その周到に準備までしていたジョークも ウクライナ国内では完全に滑りまくって、ひんしゅくまでかっている状態なのです。
このような状態なので、もうゼレンスキー政権も そう長くはないかもしれませんね。
汚職でどんどん側近が去っていき、内部から崩壊しかかっているのではないでしょうか。














