今回は 京都大学のパスカル・ロッタ准教授が とても彼のチャンネルで素晴らしいインタビューのビデオを日本語翻訳版で上げてくださっているので、それを文字起こしでご紹介したいと思います。

 

ビデオは全部で1時間12分ほどもあり、それを1回でご紹介するのは 長くなりすぎるので、今回と次回との2回に分けてのご紹介になるかと思います。

 

ロッタ氏とパレ氏、ウクライナ戦争の嘘を語る

(上の写真:向かって左がホストの京都大学准教授、パスカル・ロッタ氏、右が元OSCE(欧州安全保障協力機構)の監視員だった、プノワ・パレ氏)

 

まず、このOSCE(欧州安全保障協力機構)というのをご存じない方の為に、AIによる説明を貼り付けておきます。

 

OSCE(欧州安全保障協力機構)の概要、加盟国、活動内容

 

このOSCEは 2014年の「ミンスク合意」の後の 東部ドンバス地区での爆発の回数を記録していました。

要するに、ウクライナ軍が合意を破ってドンバス地区に砲撃している回数や それにドネツク州、ルガンスク州の民兵組織が応戦して砲撃している回数を調査していたのです。

 

その砲撃の回数はグラフで公開されていますが、そのグラフを見ると、なぜ当時の米大統領ジョー・バイデンが「ロシア軍がもうすぐ国境を越えてウクライナ軍に入ってくるのは間違いない」 ということをほぼ正確に言い当てられたかが分かるのです。

なぜなら、その時期にウクライナ軍によるドンバス地区への砲撃の回数が急増しているからです。

 

ドンバス爆発数グラフ 2022年2月

(上のグラフ2014年2月から2022年2月までのドンバスで記録された爆発の回数:データは西側寄りの機関であるOSCE(欧州安全保障協力機構)が発表しているもの)

グラフの下のフランス語の翻訳↓

2022年の2月16日以降、ドンバスの住民に対する銃撃が大幅に増加したことは ロシア人に大規模な攻撃が差し迫っていることを示しています。これがウラジミール・プーチンが共和国(ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国)の独立を認め、国連憲章第51条の枠組み内での介入を検討するように導くものです。

 ですから、ジョー・バイデンは ロシア軍がロシア民族を保護するために国境を越えてウクライナに侵攻してくる というのが分かっていて、わざとそうなるようにウクライナ軍をけしかけた ということです。

 

 

このように OSCEは中立的な組織として運営されていたので、そこの監視員をされていた方が 見た事実を今回語られている ということです。

では、早速 文字起こしをご紹介します。

元の動画(日本語吹き替え版)が見たい方はこちらからご覧ください。元の英語版のままで見たい方はこちらからどうぞ。

 

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パスカル・ロッタ(以降、P):皆 さん ニュートラリティ・スタディズ(Neutrality Studies) へ お 帰り なさい。

 今日 は 友人 で 同僚 で も ある ブノア・ パレ さん から 最新 情報 を お 届け し ます。 

パレ さん は ウクライナ の 前線 の 両側 で OSCE の 監視 員 を 務め た 元 職員 です 。ブノア さん お 帰り なさい。

 

 ブノワ・パレ(以降、B):ありがとう パスカル。 ここ に 来 られ て 嬉しい です。  

 

P: 実 は 2 冊 目 の 本 を 出版 さ れ 、1 冊 目 は もちろん あなた の 左側 に 見え て いるものですが、 「私 が ウクライナ で 見 た こと(”What I saw in Ukraine” ↓の本)」 です 。

 

ウクライナでの国際監視員の記録2015-2022

 

OSCE 、つまり 欧州 安全 保障 協力 機構 の 監視 院 と し て 過ごし た 時期 に つい て 報告 し た 本 です ね。 様々 な 立場 で 活動 し 、爆発 の 一件 一件 や 当時 ドンバス 地域 で 明らか に なっ て い た 違反 など を 詳しく 新た に 「ウクライナ 大い なる 操作 ("Ukraine the Great Manipulation" ↓の本)」 と いう 本 を 出さ れ まし た。

 

ウクライナ: 大いなる操作 2022-2024

 

 

あなた の 後ろ 右側 に フランス 語 版 が 見え て い ます が 英語 版 も the great manipulation と し て 出版 さ れ て い ます 

ブノアさん、 この 本 に つい て 少し 聞か せ て ください なぜ 2 冊目の本を書いたのですか? そして「大いなる操作」の焦点は何でしょうか?

 

B:はいご紹介ありがとうございます。実際 2022 年 5 月末で OSCE との契約を終えた後、私はジャーナリストとして働く機会を得ました。フランスソワールというフランスのオンラインメディアに正式に採用されたんです。 フランス ソワール は かつて 1950 年 代 から 60 年 代 に かけ て 大手 新聞 でし た。 ただ 時 と 共 に ウェブサイト へ と 変わっ て いき まし た 。

それ で も この 名前 は フランス で は かなり 有名 です。 そこ で 私 は この オン ライン 新聞 で 仮名を 使っ て 仕事 を 始め まし た。

 

 まだ 公に 発言 する つもり は なかっ た から です。 と いう の も その 時点 で は 政府 や 国際 機関 で 働く と いう 以前 の 人生 に つながる 活動 を 完全 に やめる 決断 を まだ し て い なかっ た ん です 。

新しい 上司 に ロシア 軍 が ウクライナ で 犯し た と さ れる 戦争 犯罪 に つい て 連載 記事 を 作ろう と 提案 し まし た。

 ロシア 側 が 特別 軍事 作戦 と 呼び 西側 が ウクライナ 侵攻と 呼ぶ 出来事 が 始まっ て 以降 の 話 です 。

私 は その 夏 この 仕事 を かなり 早い ペース で 進め まし た 。その 時 に は 一連 の 出来事 に 焦点を 当て たい と 思っ て い まし た 。まず は 2022 年 3 月 10 日 に 起き た マリウポリ の 産科病院 へ の 爆撃 です。

 

 そして その およそ 1 週間 後 に は マリウポリ の 劇場 へ の 爆撃 が あり まし た。 さらに 大きな 出来事 が あり まし た。

 ブチャ で の 事件、 いわゆる 「ブチャの 虐殺」 です。 これ は 新た な ウクライナ 戦争 に おけ る 転換 点 でし た。

 と いう の も その 後 イスタンブール で 進め られ て い た 交渉 が 事実 上 停止 し た こと が 分かっ て いる から です 。

 

この 点 に は 後 で 戻り ます。 それ と 並行 し て もう 1 つ 大きな 話題 が あり まし た。 ウクライナ で ロシア 軍 が 集団 レイプ を 行っ た と いう 疑惑 です 。これ は ある 意味、 ブチャ を 巡る 物語 と 並行 し て 広がり、 何 ヶ月 も 続き まし た。

 

 そして ブチャの 事件 の すぐ 近い 時期 に もう 1 つ 劇的 な 出来事 が あり まし た。

 なぜ か それ 以来 ほとんど 語ら れ て こ なかっ た ため 今 で は ほぼ 忘れ られ て い ます それ は 2022 年 4 月 に 起き た クラマトルスク 駅 へ の 爆撃 でし た。 最後 に この 流れ を 締めくる もの と し て 私 は いわゆる イジューム の 集団 墓地 に 焦点 を 当て まし た。 実際 に は 少し 後 の 2022 年 9 月 に 起き た こと です。

 私 が 書い た この 6 本 の 記事 は 私 の 本 の 中 で 最も 重要 な 部分 だ と 考え て い ます。 と いう の も これ ら が ロシア へ の 憎悪の物語 を 基本 的 に 作り上げ た から です 。

その 物語 は 世界中 の 人々 と 西側 の 人々 に ロシア は 野蛮 な 国 で あり 一連 の 戦争 犯罪 を し て い て 道徳 的 に 交渉 できる 相手 で は ない と 信じ込ま せる 上 で 重要 でし た 。

 

そして こう し た 主張や戦争 犯罪 の 疑惑 を 扱っ た 6 本 の 記事 以外 に も 、私 は 当時 ウクライナ で 日々 展開 し て い た 出来事 に つい て 他 の 記事 も 発表 し て い まし た 。その 中 に は 多く の 人 が 忘れ て しまっ た もの も あり ます 。私 自身 で さえ 忘れ て いる もの が あり ます。 この 本 を 書く ため に そう し た 記事 を 全部 読み返し て いる と、 あ 、確か に そう だっ た これ も あれ も 起き て い た ん だ と 気づき まし た。 すっかり 忘れ て い た ん です 。

 

その 度 に ウクライナ 戦争 を 巡る 別々 の 出来事 が 見出し を 飾っ て い まし た 。

で も 気づく の は  いつ も 同じ やり 方 が 働い て いる と いう こと です 。何か が 起きる と 調査 も 行わ れ ない うち から ロシア に 対する 最大 限 の 非難 が 組織 的 に 向け られる ん です 。そして 詳しく 掘り下げ て いく と、 西側 や ウクライナ の 報道 が 描く 通り で は ない と 分かっ て き ます。 公衆 の 目 から 慎重 に 隠さ れ て いる 別 の 事情 が ある こと が いつ も 明らか に なる の です 。あらゆる 出来事 に つい て 西側 の 見方 を 示し て ようやく 同じ 出来事 を ロシア 側 は どう 見 て いる の か を 探る と いう 作業 を 体型 的 に 続け て い て、 その ため に は ソーシャル メディア を 掘り下げる 必要 が あり まし た。 当時 なら 大抵 Telegramや Twitter です。

 

 と いう の も 多く の 場合 ロシア 側 の 見方は いわば 無視 さ れ て い た から です 。だ から 自分 で 探さ なけれ ば なり ませ ん でし た。 で も 私 は それ は ジャーナリスト や 研究 者 と し て 基本 的 な 仕事 だ と 思っ て い まし た 。何か が 起き た 時 に は 出来事 に つい て 異なる 見 方 を 示さ なけれ ば なら ない 。戦には最初に失われるのは真実だと分かっているからです 。

真実はあらゆる紛争で最初の犠牲者になります。私はこの分野で長く仕事をしてきたのでそれがどれほど真実かよく分かっています。この現実を知ったのはボスニアヘルツゴビナの内戦直後まだ若い監視員として現地にいた頃でした 。

実際 そこ で 働い て い た 私たち は 単なる 関心 以上 の 存在 でし た。 いわば 当事 者 で も あり まし た 。

で も この 現実 は 知っ て い ます。 この 30 年間 ずっと 見 て き まし た そして その 現実 は ウクライナ で の 戦争 に おい て 極限 まで 突き詰め られ て い ます 。情報 を 掘り下げ て 調べ 始める と、 それ は 私 に は あまり に も 明白 です。

 

最後 に なり ます が 私 は 少なく とも 1 本 記事 を 発表 し まし た 私 が これ まで 書い た 中 で も 最も 重要 な 記事 の 1 つ は 「ウクライナ は いかに し て アメリカ の 駒 に なっ た の か("How Ukraine Became an American Pawn")」 でし た 。

これ は ズビグニュー・ ブレジンスキー の 有名 な 著書「 グランド ・チェスボード("The Grand Chessboard" ↓の本)」 を 踏まえ た もの です。

 

ザビグニュー・ブレジンスキー「ザ・グランド・チェスボード」

 

 彼 は この 本 を 1997 年 に 書き まし た。 この 本 を 読む と アメリカ の ディープ ステート の 論理 つまり その 根拠 が 実際 に よく 分かり ます 。彼 ら が 1990 年 代 から いかなる 対抗 勢力 の 最高 も 阻止 する ため に 持っ て い た 長期 的 な 目標 です。

 ご 存知 の よう に ソ連 崩壊 後、 彼 ら は アメリカ が 他 に 並ぶ もの の ない 覇権的 な 地位 に ある と 考え て い まし た。

 戦略 家たち の 優先 事項 は  それ が その まま 維持 さ れる よう に する こと でし た。

 

 つまり 、いつ か ロシア の 覇権 が 復活 し 再び 対 する 事態 に 直面 し なく て 済む よう に する こと です。

 だ から それ が 起きる 前 に 潰さ なけれ ば なら なかっ た。

 ブレジンスキー は それ を 行う 最善 の 方法 は  彼 の 見解 で は ウクライナ を ロシア から 切り離す こと だ と 説明 し まし た 。それ が 計画 でし た。 それ 以降 アメリカ の 政権 が 行っ た こと は 共和 党 政権 で も 民主 党 政権 で も 同じ です 。

 

常 に 同じ 論理 です 要する に 誰 が 権力 を 握っ て いる か に 関係 なく、 2 大 政党 が 自分 たち の 政策 課題 を 進め て いる と いう こと です。 例えば 2004 年 の オレンジ 革命 の 時 は ブッシュ(息子)政権 でし た 。

しかし 目標 は 実際 に は ウクライナ を 支配 する こと でし た 。です から 当時 彼 ら は 親 欧米 派 の 候補 者 ユシチェンコ を できる 限り 支援 し た わけ です。 彼 の 妻 は 驚く べき こと に 実際 に アメリカ の 外交官 でし た よ ね。

 

元ウクライナ大統領、ユシチェンコ氏カテリナ・ユシチェンコ、元ウクライナ大統領夫人

 

 つまり 彼 ら に は 大統領 の 妻 を 通じ て ウクライナ で 何 が 起き て いる か を コントロール する 手段 が あっ た。

 これ は あまり に も 明白 でし た。

 彼女 は 生涯 ずっと アメリカ 政府 で 働い て き た そして CIA で 働い て い て いたと 疑う 人 さえ い ます。 ともかく それ が 1 つ の 出来事 でし た その 後 に は 皆 さん ご 存知 の 通り マイダン が あり まし た 。そして その 数 年間 ずっと 目 に する 人物 が 1人 い ます。 ビクトリア・ヌーランド です。

 

ビクトリア・ヌーランド、元米国務次官補

 

 彼女は実際ブッシュ政権で働きそのオバマ政権で働き、さらにバイデン政権でも働いていました 

そして彼女は実際、歴代のアメリカ政権のもで対ウクライナ政策を形作る上で中心的な人物でした。ご存知のように彼女は有名なネオコンのロバート・ケーガンと結婚しています。 彼女 に は 過激 な イデオロギー が あり、 できる 限り その 路線 を 押し進め て い まし た。 実際 とても 成功 し て い た わけ です。 そこ で 私 は 「ウクライナ は いかに し て アメリカ の 駒 に なっ た の か 」と いう 記事 で この 戦争 の 背景 に ある 一連 の 経緯 を 説明 し まし た。 いくつかの方法で、 前線 から 日々 伝わっ て くる ニュース に 焦点 を 当て、 そこ に どれ ほど の 情報 操作 が あっ た の か を 示そう と し て い まし た。

 

 同時 に なぜ 彼 ら が そう する の か も 振り返っ て い まし た 。戦略 的 な 目的です。 ロシア を 弱体 化しウクライナ から 切り離す 、さらに その 先 に は ロシア と ドイツ あるいは ロシア と 欧州 連合 の 接近 を 阻止 する と いう 目標 が あり まし た。

 ロシアとドイツ の 協力 は アメリカ に とっ て 脅威 に なり 得る と 分かっ て い た から です。 

だ から それ は どんな 犠牲 を 払っ て で も 阻止 し なけれ ば なら なかっ た。 こう し て ウクライナ を ロシア から 切り離す と いう 論理 は 結果 と し て、 欧州 連合 を ロシア から 切り離す と いう 論理 に も なっ た の で、 これ は 特に ノルドストリーム の パイプライン を 考えれ ば 非常 に 明らか です 。

 

ご 存知 の よう に、 オバマ だけ で なく トランプ 大統領 も 第 1 期 の 任期 中 この パイプライン が 決して 稼働 し ない よう に する こと が 戦略 的 目標 だ と 述べ て い まし た。 そして 彼 ら は その 目的 を 達成 し まし た。 同時 に 話 を 情報 捜作 に 戻す と、 主流 メディア に 実際 に これ を やっ た の は ロシア人 だ と いう メッセージ を 広める こと に も 成功 し た ん です。

 これ は 信じ がい こと です し 彼 ら が そう し た 物語を 作り出す こと を 恐れ て い なかっ た こと を 示し て い ます。

 

 フランス に は ことわざが あり ます。「 嘘 は 大きけれ ば 大きい ほど 人 は 信じる」 と いう もの です 。

直感 に 反する よう に 聞こえ ます が 、現実 を 見れ ば それ が 効果 的 だ と 分かり ます。

 

 かつて 私 は 知的 な 人 だ と 思っ て い た ドイツ 人 の 元 同僚 が い まし た。 ドンバス で 私 と 一緒 に 働い て い た 人 です。

 ある 時 ノルドストリーム の 件 に つい て 話し た の です が、 彼 は 本当 に やっ た の は ロシア人 だ と 信じ て い まし た 。私 は 言い まし た。「 どうしてそんなことを信じられるんですか?」と。(有名なジャーナリストの)シーモア・ハーシュの最初の調査について聞いたことがないのか? でも彼はそれを全く聞いたことがなかったんです。シーモア・ハーシュが誰なのかも知らなかった。

 

パスカル・ロッタ助教授のインタビュー映像

(上の写真:1970年にピューリッツァー賞を受賞した有名ジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏。ノルドストリームパイプラインはアメリカが主犯、ノルウェーが共犯で爆破したというリポートを自分のブログで発表した。ハーシュ氏の記事を読みたい方は私のブログの過去記事で和訳を紹介しています。)

 

 

彼がサブスタック(ブログサイト)でこの記事を書いたことも知らなかったんです。

 この 記事 は 何 が 起き た の か を 説明 する 上 で はるか に 説得 力 の ある シナリオ を 示し て い まし た。

 要する に CIA が 組織 し た 秘密 作戦 だっ た と いう もの です。 彼 は それ に つい て 全く 聞い た こと が なかっ た。

 そして 最後 に は こう 言い まし た 。「まあ いい じゃ ない か。そんな こと は 関係 ない。 ロシア から ガス を 買う べき で は ない 。それ だけ だ。」

 

 その 時 私 は 彼 が もう 1 つ 強く 信じ て いる こと に 気づき まし た。 ロシア人 は 野蛮人 だ と いう こと です 。これ は 私 が ここ で の 発言 の 冒頭 で 話し て い た こと に 戻り ます 。ロシア人 に よる 戦争 犯罪 だ と いう こう し た 全て の 疑惑 は 人々 に 非常 に 大きな 影響 を 与え て い た の です。 

 本来 なら もっと 分かっ て いる はず の 知的 な 人 たち まで、ロシア人 は あまり に も 野蛮で、 たとえ それ が ヨーロッパ の 経済 的 自殺 に つながっ て も 、ヨーロッパ人 は 彼 ら と 取引 すら でき ない はず だ と 信じ込ま せ まし た。

 

 です が 今 も ヨーロッパ は 主に ロシア から ガス を 買っ て い ます 。ロシア は 悪 で 取引 す べき で は ない と いう 物語 や 発言 が ある に も 関わら ず です。

 ヨーロッパ 経済 は 今 なお ロシア の ガス を 必要 と し て い ます。  つまり 注目 を 浴び ない ところ で この 取引 は 続い て い ます。 けれど EU の 制裁 に よれ ば 「来年 まで に は 止める べき」 だ と。 来年 まで に は EU の 規制 に よっ て EU が ロシアの ガス を 買う こと は 不 可能 に なる はず です。 そう なれ ば もし 状況 が 変わら なれば、 ヨーロッパ の 自殺 的 な 政策 が もたらす 全面 的 な 影響 を 実際人々は  感じる こと に なる でしょう。

 そして また し て も 彼 ら は この 犠牲 は 必要 だっ た の だ と 人々 を 納得 さ せる こと に 成功 し まし た。

 嘘 と 操作 に よっ て 作り上げ られ た 道徳 的 な 見方の ため に 他 に 選択 肢 は なかっ た の だ と 。

 

で は この 物語 を 形作る の に 大きく 関わっ た 出来事 に 戻り ます。 始まり は 先ほど 言っ た マリウポリ の 産科 病院 でし た。 私 は マリウポリ で 2 年 4 ヶ月 働い て い た の で その 町 の こと は かなり よく 知っ て い ます。

 そして 情報 を 集める こと が でき まし た。 その 一部 は 当時 すでに 主要 メディア で も 報じ られ て い まし た 。

産科病院 の 話 に は 重要 な 要素 が 2 つ あり まし た。 1 つ は ドンバス 出身 の 女性 の 証言 です 。

 

彼女 は 実際 に AP 通信 の ウクライナ人 記者 に 撮影 さ れ て い まし た 。顔 に は 少し 血 が つい て い て 髪も 少し 乱れて いる、 そう いう 姿 が 映っ て い まし た。 その 背後 に は 破壊 の 光景 が 見え ます。 彼女 は ドンバス の 民間人 に 対する ロシア の 番 を 象徴 する 顔 に なり まし た。 彼女 の 写真 は 西側 の 報道 機関 に よっ て 世界中 で 使わ れ 。ロシア人 が いかに 野蛮か を 示す もの と さ れ まし た。

 

マリウポリ産科病院爆撃で負傷した女性

(上の写真。マリウポリの産科病院から出てきた女性)

 

 しかし その 女性 は 後 に 自分 が 出産 し た ばかり の 産科 病院 が 実際 に は ウクライナ 軍 に よっ て 一部 占拠さ れ て い た と ほぼ 説明 し て い ます 。ご 存知 の よう に これは人道 法 で 詳しく 分かる こと です 。

私 も ウクライナ に 派遣 さ れ た 際 その 点 に つい て 訓練 を 受け まし た。 ICRC つまり 赤十字 国際 委員 会 から です 。そこ で は この 問題 に つい て 特別 な 講義 も あり まし た。 通常、 病院 や 学校 は 人道 法  で 保護 さ れる 施設 です 。です が その 施設 が 軍 に よっ て 占拠 さ れる と 保護 施設 と し て の 地位 を 失い ます。

 です から この ケース で は ウクライナ 軍 が その 建物 を 占拠 し 始め た 時点 で 残念 ながら ロシア 側 に とっ て 正当 な 攻撃 目標 に なっ た と 主張 する こと も でき ます 。

 

で は なぜ ウクライナ 軍 は その 建物 を 占拠 する こと に し た の でしょう か? 当時 市内 で は すでに 電力 が なくなっ て い まし た。 しかし その 病院 の 屋上 に は 太陽 光 パネル が あり まし た。 その ため 占拠 する 上 で 非常 に 戦略 的 な 建物 だっ た の です。 その 証言 者 に よれ ば ウクライナ 軍 は 基本 的 に その 産科病院 の 内部 を 全て 再編 し た と いう こと です。 彼 ら は 何 階か を 占拠する こと に 決め、 女性 たち は 別 の 棟 へ 移さ れ まし た。 夫 たち も 私 の 記憶 で は 地下 に ある 別 の棟 へ 移さ れ まし た。 それ で も 建物 の 一部 は 占拠さ れ て い た の です。

 

 ところ が 爆撃 が 起き た 際 この 建物 が (ウクライナ)軍 に よっ て 部分 的 に 占拠さ れ て い た と は 誰 も あなた方 に 伝え て い ませ ん でし た。 さらに 当時 AP 通信 の 取材 も 受け て い た 警察 官 に よる 別 の 証言 が あり まし た。 私 は 調べ て この 人物 が 別 の メディア で も 受け た 追加 の インタビュー を 見つけ まし た 。

彼 は 実際 に 現場 に 到着 し た 時 に は すでに 産科病院 に 兵士 たち と さらに 多く の 警察 官 が い た と 説明 し て い ます ・

しかし彼が到着する前からなぜ彼がそこにいたのかについては説明していません。あのインタビューで彼は実際にロシア軍の部隊兵士 4 人が現場に到着した 2 日後、産科病院の中から戦っていた人たちは(ネオナチの)アゾフの兵士だったと話しています。

そうです つまり その 2 日 後 に も 彼 ら が 再び その 施設 を 軍事 目的 で 使っ て い た こと を 示し て いる わけ です。

 

 です から ここ で 繋がり を 見出す の は 難しく あり ませ ん。 ある 意味 で は 彼 ら が すでに 2 日 前 から そこ に い た こと を 裏付ける こと に なり ます。 そう 考えれ ば 全て 筋 が 通り ます。 しかし その 部分 の 話 は もちろん 主流 メディア に よっ て 慎重 に 避け られ まし た。 彼 ら は 1度 も 報じ ませ ん でし た 。その 一方 で AP 通信 が 制作 し た ドキュメンタリー は ロシア人 が どれ ほど 野蛮かを 世界 に 示す もの と し て 世界中 で 上映 さ れ アカデミー 賞 受賞 作 に なり まし た。

 こう し て 全て は 始まっ た の です 。

 

ここ で 重要 な の は この 段階 で は ウクライナ 側 が 実際 に 犠牲 作戦 を 組織 しよう と し て い た と は 私 は 思っ て い ない と いう こと です。 私 が 集め た 要素 から する と 実際 に 爆発 は あり まし た 。つまり 産科病院 から 50m ほど の 場所 に 巨大 な クレーター が ある ん です 。だ から そこ で 何か が 爆発 し た の は 確か です。 そして おそらく 本物 の 爆弾 だっ た の でしょう 。経験 上 、砲撃 で は あれ ほど 大きな クレーター は でき ませ ん。 私 は これ まで 非常 に 多く の クレーター を 見 て き まし た が あんな に 大きな もの を 作る もの は あり ませ ん でし た。

 と は いえ これ が 彼 ら に ある 考え を 与え た の だ と 思い ます。

 ほら、 ロシア に 対する 情報 戦 で 情報 を どう 使え ば 西側 の 指示 を 集め られる か 分かる でしょう と。

 

 その 約 1 週間 後 また 爆発 が あり まし た マリウポリ 劇場 で の 爆発 です。 私 は この 劇場 を よく 知っ て い ます 。そこ で 働い て い た 頃、 自分 で コンサート を 見 に 行っ た こと が あり まし た。 マリウポリ で 1番 立派 な 建物 の よう な 場所 でし た。 象徴 的 な 建物 だっ た ん です。 そして 避難 さ せ られ た 人 たち が 避難 を さ れる 前 に 身 を 寄せる 場所 と し て 使わ れ て い た こと も 知ら れ て い まし た 。ロシア 側 が この 建物 を 破壊 する 理由 は 全く あり ませ ん でし た。

 それ で も 私たち は ロシア が 破壊 し た と 信じる よう 求め られ まし た 。

さらに ロシア が 破壊 し た だけ で なく 中 に 避難 し て い た 民間人 を 殺し た と まで 信じる よう 求め られ た の です。 

 

最初 に 示さ れ た 数字 は 300 人 でし た。 そして 2 つ 目 の 情報 は 600 人 でし た 。その 数字 は どこ から 来 た の か 民間人 の 犠牲 者 300 人 と いう 数字 は その 時点 で ザポリージャ に 避難 し て い た ある 市 の 市長 が 出し た もの です。

 です から 彼 に は 実際 の こと は 分かる はず が なかっ た。

 つまり 自分 なり の 見積もり に 基づい て 数字 を 出し た だけ です。 それ は 現場 を 見 て 判断 し た もの で は あり ませ ん 。

そして 600 人 と いう 数字 も やはり AP 通信 の 同じ 記者 が 出し た もの です。 その 記者 は その 頃 まで に キエフ に 到着 し て い た マリウポリ から の 避難民 に 取材 し て い まし た 。

で、 彼 ら に 話 を 聞き 彼 ら は 建物 の 中 に は これ だけ 多く の 人 が い た と 話し た。 そこ で 彼 は 人々 の 証言 を も に 犠牲 者 が 何 人 い た の か を 見積もっ た の です。 そして この 300 人 600 人 と いう 数字 が 世界中 に 広め られ まし た。

 ほら、 要する に ロシア人 ロシア 軍 は 何 の 理由 も なく ただ 民間人 を 殺し たい から と いう だけ で 何百 人 も の 民間人 を 殺し て い るっていう物語 が 世界中 に 広まっ た わけ です。

 

 で も 実際 に は その 後 この 件 に つい て アムネスティ インターナショナル が 調査 を 行い まし た。 

私 が 事実 から 4 ヶ月 後 に 書い た こと は 起き た こと を 別 の 視点 で 見る 上 で 実 は 役 に 立ち まし た。 と いう の も 私 の 記憶 で は その 3 ヶ月 後 の 7 月 に アムネスティ インターナショナル の 報告 書 が 出 た から です 。

私 は それ を 全部 読み まし た。 この 報告 は 色々 な 理由 で 非常 に 興味 深い もの です。 ただし 繰り返し ます が 彼 ら に は 現地 に 入る 機会 が なかっ た と いう こと は 言っ て おか なけれ ば なり ませ ん 。従っ て、 彼 ら も 現地 から 離れ た 場所 で 評価 を 行わ なけれ ば なり ませ ん でし た 、AP通信 が 行っ た よう に 事件 が 起き た 際 に その 場 に い た と さ れる 人 たち に 聞き取り を し て です。

 そして アムネスティ インターナショナル に よれ ば 、約 20 人 に 聞き取り を し た に も 関わら ず、 ロシア の 戦闘 機 が 実際 に 劇場 を 爆撃 する の を 聞い た あるいは 見 た と 述べ た の は その うち 2,3人 だけ でし た。 

私 の 記憶 で は 聞き取っ た 20 人 の うち ほんの 数 人 です その 時点 で 私 は 分かり まし た。

 

 実際 に この 証人 たち と 話し て みる の は 非常 に 興味 深い だろう と 言い まし た。 そして その 頃 に は 先ほど も 言っ た よう に 私 は 正式 に ジャーナリスト でし た。  私 の 若い 頃 に は あまり 人気 の なかっ た メディア の 記者 と し て です が 。で も その 名前 だけ は 少なく とも 有名 でし た。 だ から フランス の 自分 の メール アドレス を 使っ て 正式 に メール を 書き まし た。 これ ら の 証人 に インタビュー できる か どう か 問い合わせ た ん です 。もちろん 匿名 性 は 守る こと 身元 の 安全 を 損なっ たり し ない こと も きちんと 伝え まし た。 これ は 例えば AC で 働い て い た 時 に も し て い た こと です。

 そう いう こと に は 慣れ て い ます から 証人 に 話 を 聞く 時 は 危害 を 与え ない と いう 原則 を 尊重 する こと が とても 重要 です 。だ から 私 は 証人 を 危険 に さらさ ない ため に 、できる 限り 多く の 情報 を 、どう 言え ば いい でしょう、議論 し て 示そう と し まし た。 その 件 に つい て 私 は 1度 も 答え を 得 られ ませ ん でし た。 

 

もちろん こう 思う か も しれ ませ ん。 私 が 務め て い た 新聞 社 は コロナ禍 の 間 に 取っ て い た 論調の せい で 陰謀 論 を 扱う 新聞 だ と いう イメージ を 持た れ て い た 。だ から 彼 ら は こう 判断 し た の か も しれ ませ ん。 こんな 人 たち と 話す 価値 は ない。 誰 が 気 に する ん だ。 主流 メディア と だけ 話せ ば いい 。それ も 1 つ の 可能 性 です。 

ただ もう 1 つ の 可能 性 も あり ます。 実際 それ が 私 の 仮説 でし た 。つまり この 人 たち は 嘘 を つい て い た か、 あるいは そもそも 存在 し ない の で は ない か と いう こと です。 彼 ら に 接触 でき ない の だ と すれ ば。 この 人 たち が 本当 に 存在 する の か。私 は 正当 に 疑う こと が でき ます。 しかも 私たち は その 写真 を 全く 見 て い ませ ん。 で は それ は 本物 な の か そう 考え て しまい ます 。

 

この 具体 的 な 問題 に つい て 証言 が 本物 だっ た の か どう か 私 は 少し 宙ぶらりん な 状態 に 置か れ まし た 。

そして 1 ヶ月 後 とても 興味 深い こと が 起き まし た。 アムネスティ インターナショナル が 別 の 報告 書 を 発表 し た ん です。 そこ で は ウクライナ 軍 が 戦闘 中 、学校 を 大 規模 に 占拠して い た と いう 事実 が 示さ れ て い まし た。

 先ほど も 言っ た よう に 学校 を 占拠する こと は ある 種 の 戦争 犯罪 と さ れる はず です 。学校 は 保護 さ れる べき 対象 だ から です。 で も 実際 に は 彼 ら は ドンバス で の 戦争 の 前 から 戦争 中 に も それ を やっ て い た の です 。

 

実際 私たち は ウクライナ の OSCE 監視 団 と とも に 現地 の 状況 を 監視 し て い まし た。 確認 でき ます が 。当時 占拠さ れ て い た 学校 は おそらく 十数校 あり まし た。 その 大半 は ウクライナ 軍 に よる もの でし た。 分離 主義 者 に 占拠さ れ て い た 学校 も 2,3校 あり まし た が 、ほとんど は ウクライナ 軍 が占拠 し て い まし た。

 そして 当時 は 誰 も 気 に し て い ませ ん でし た 。それ を 今 アムネスティ インターナショナル が 明らか に し た の です。

 

 する と ウクライナ で スキャンダル に なり まし た。ウ クライナ で は あり ませ ん。 西側 世界 で も 問題 に なり まし た。 なぜ なら 西側 の NGO が  例え 限定 的 に で あっ て も、 当時 は 英雄 的 な 戦士 と いう 扱い を 受け て い た ウクライナ 軍 を 実際 に 批判 する 勇気 を 持っ た の は 初めて だっ た から です。 その 主張 は こう でし た から。

「 民主 主義 を 守る 英雄 的 な 戦士たち を よく も 批判 できる の か 」と。

 

 そして 実際 ウクライナ の アムネスティ インターナショナル の 代表 も 自分 の NGO が 出し た その 報告 書 に 異議 を 唱え まし た 。最終 的 に は まさ に 辞任 し 辞任 を 自分 の Facebook の ページ に 掲載 し まし た。

 彼女 に よれ ば ウクライナ の アムネスティ インターナショナル の 職員 は 全員 抗義 の 意思 表示 と し て 辞任 し た そう です。

 事実 関係 に 意義 を 唱え た から で は あり ませ ん 。ウクライナ人 と し て 自分 たち の 組織 が 自国 の 軍 を 批判 する こと は 受け入れ られ ない と 言っ た から です。 

 

それ を 受け入れ られ ない の は 生き残る ため に 戦う と は どう いう こと か あなた に は 分から ない から だ と か そう いう 類い の 弁明です。 感情 的 に 彼 ら に とっ て 辛かっ た こと は 理解 でき ます 。で も それ で 事実 と し て 間違っ て い た こと に は なら ない です よ ね 。そして それ は 示し て いるのか、 人々 が 紛争 に 感情 的 に 深く 関わり すぎる と 何 が 起き て いる の か を 客観 的 に 説明 する こと は でき ない と いう こと です。 

 

そこ で 私 は 考え まし た。 マリウポリ 劇場 に つい て いわゆる 目撃 者 に 実際 に 聞き取り を し た の は 誰 だっ た の か。 おそらく ウクライナ に いる アムネスティ インターナショナル の 同じ 人 たち でしょう 。ウクライナ 軍 を 悪く 見せる よう な 事実 は 報告 し て は いけ ない と 言っ て いる の も 同じ 人 たち です。

 

 それ で 私 は 思い まし た 。マリウポリ 劇場 に つい て 彼 ら が 書い た こと を 一体 どう やっ て 信用 できる の か と 。

そして これ は 私 の 見 方 で は マリウポリ 劇場 に 関する 報告 書 で 彼 ら が 引用 し た 目撃 者 に つい て 抱え て い た 疑惑 を 一層 強め まし た。 その 人 たち は 実在 し た の か、 あるいは その 証言 は 本当 に 適切 に 報告 さ れ た の か と いう 疑念 です。

 私 の 考え で は それ に つい て 疑問 を 抱く の は 当然 です。 

 

そして 彼 ら が 私 の 質問 に 決して 答え ない 限り 、その 疑問 は 残り ます 。それ で 今 劇場 で 起き た こと を 説明 する 別 の 可能 性 に つい て 考え た ん です。 もし ロシア 側 で は ない なら 、実際 彼 ら に は そんな こと を する 利益 が 全く なかっ た。

 改めて 言え ば 分離 主義 者 の 立場 から 見 て も です これ は 1944 年 に パリ が 解放 さ れ た 時 フランス 軍 が ドイツ の せい に する ため に エッフェルト を 爆撃 する よう な もの です。

 

 つまり 相手 の せい に する ため だけ に、 自分 の 都市 で 最も 象徴 的 な 建物 を なぜ 爆撃 する ん です か。 そんな 犠牲 を 払う 人 は い ない でしょう。それ な の に とにかく ロシア 側 が やっ た の だ と 信じる よう 言わ れ た ん です 。

彼 ら が やる 理由 など 全く なかっ た の に 、それ から 数字 に つい て 言う と 、ドネツク 人民 共和 国 の 検察 当局 が マリポリ 劇場 に 関する 調査 報告 を 実際 に 公表 し た 際 、現場 の 片付け が 終わっ た 後 瓦礫 の 下 から 14 人 の 遺体 が 見つかっ た と 発表 し まし た 。そして 14 人 と いう の は アムネスティ インターナショナル が 特定 し た 民間人 犠牲 者 の 数 に 近い ん です。

 アムネスティ インターナショナル が 特定 でき た 犠牲 者 は 12 人 だけ でし た。 もっと 多い 可能 性 が ある と は 言っ て い ます が 特定 でき た の は 12 人 だけ です 。

です から 300 人 と か 600 人 と か いう 数字 と はるかに違い ます よ ね 。

 

アムネスティ インターナショナル も その 点 を 説明 し て い ます 。これ は 報告 書 の 中 で 実際 に 正直 な 部分 の 1 つ です。 劇場 の 建物 は その 2 日 前 に 大 規模 に 避難 し て い た と 説明 し て いる ん です。 その 時点 で は 2 日 前 に ウクライナ 側 と ロシア 側 の 双方 が 住民 が 大勢 避難 できる よう 避難 回回廊 を 解説 する こと で 合意 し て い まし た 。

です から その 建物 に 残っ て い た の は 数十 人 程度 あるいは それ 以下 だっ た の です。 これ は 事実 関係 と 数字 を 訂正 する ため に 言っ て いる だけ です。

 

 です が 私 の 知る 限り、 西側 メディア で アムネスティ インターナショナル が 示し た この 情報、 つまり 確認 でき た 犠牲 者 は 12 人 だけ だっ た と いう 情報 を 実際 に 取り上げ た ところ は あり ませ ん。

 いえ 、人々 に は 600 人 が 死亡 し た と 信じ て もらう 方 が 都合 が いい の です。 なぜ なら それ は ロシア人 は 野蛮 だ と いう 物語 を 後押し する から です 。

 

そして 最後 の 点 です 。ロシア人 で ない の なら 他 に 誰 が いる の か そこ で 出 て くる 可能 性 が「偽旗作戦 」です。

 つまり それ は 実際 ドネツク 人民 共和 国 の 人々 が 最も あり 得る 説明 だ と 考え て いる 選択 肢 な ん です。

 ドネツク 人民 共和 国 の オンブズ・パーソン を 担当 する 女性 が  戦争 被害 者 を 巡る あらゆる 問題 を 実際 に 見 て き た 上 で これ は ウクライナ 側 そして おそらく アゾフ が 行っ た 作戦 だ と いう の が 自分 の 確信 だ と 認め て い ます 。

 

アゾフ は 私たち が 知っ て いる よう に 市内 の 多く の 建物 を 占拠し て い まし た。 ロシア に 対する 大 規模 な プロパガンダ キャンペーン を 始める ため だっ た と いう わけ です。 これ が 未だ に 誰 も 私たち に きちんと 説明 し て い ない 話 です。

 私 は この 点 を 本 の 中 で 詳しく 書き まし た。 そして こう し て ロシア に 対する プロパガンダ 機構 全体 が 始まっ た の です。 そして 次 の 段階 が ブチャ でし た 。

 

ブチャ は 少し 複雑 です。 単一 の 出来事 で は ない から です 。私たち が 基本 的 に 話し て いる の は 約 3 週間 ほぼ 1 ヶ月 に わっ て 起き た 民間人 の 死傷 者 に つい て です。 市内 の 様々 な 場所 で 異なる 状況 の 下 で 亡くなっ た 人 たち です。 

証拠から は その うち の 一部が 少なく ロシア 軍 に よっ て 殺害 さ れ た ことが 示唆 さ れ て い ます。 それ が 戦争犯罪 だっ た どう か は 議論 の 対象で、 例えば 有名 な 映像 が あり ます 。ロシア の 走行 車両 が 自転 車 に 乗っ て いる だけ の 1人 の 男性 に 実際 に 発砲 する 場面 です 。その 男性 は たまたま 角 に 姿 を 表し た だけ です。 その 時点 で ロシア 軍 は まさに 最前線 に い て 動く もの は 全て 潜在 的 な 脅威 だ と 考え て い た 可能 性 が 高い の です。 

 

そう いう 場合 世界 各国 の 軍隊 が し がち な の は 潜在 的 な 脅威 を 察知し たら 先 に 撃つ こと です 。

アメリカ 軍 は それ を 組織 的 に やっ て い ます。 私 は アフガニスタン で 彼 ら と 一緒 に 活動 し た の で 事実 と し て 知っ て い ます。 アメリカ 軍 は 脅威 を 察知 する と それ が 本当 に 正当 な 脅威 か どう か を 確認 する 前 に 発砲 する 権限 が あり ます。 

 

そう いう こと です。 ロシア 軍 も 同じ こと を し た。 しかし ロシア が やる と すぐ に 戦争 犯罪 だ と 非難 さ れる。 とにかく ブチャで 何 が 起き た の か は 複雑 です。 その 後 他 の 出来事 も あり まし た。 ある 時点 で 世界中 に 広め られ た 映像 が あり まし た 。ニューヨーク タイムズ も 取り上げ て い まし た 。正確 に は 民間人 の 服 を 着 た 8 人 ほど の人 たち が ロシア 軍 に 連行 さ れ て いる 写真 です 。そして ロシア 軍 が 占拠 し て い た と 聞かさ れ て いる 建物 の 裏 で 同じ 人 たち が 射殺 さ れ て いる よう に 見え ます 。です から この 人 たち は 処刑 さ れ た よう に 見える の です 。また 彼 ら は 実際 に は 民間人 で は なく 領土 防衛 隊 の 隊員 だっ た と  聞い て い ます。

 

 領土 防衛 隊 は 特別 軍事 作戦 が 始まる ほんの 数 週間 前 に ウクライナ 当局 が 組織 し た 部隊 です 。私 は その こと を 知っ て い まし た。 と いう の も 南部 地域 つまり 南部 の 州 で この 領土 防衛 組織 を 担当 し て い た ウクライナ人 の 大佐 に インタビュー し た こと が あっ た から です。 特別 軍事 作戦 が 始まる 1 週間 ほど 前 に 彼 に インタビュー し まし た。 そして 私 は 彼 ら が どう 活動 し て い た の か を 知っ て い まし た 。そして 彼 は 数百 人 数千 人 を 募集 し て いる 最中 だっ た が 、まだ 募集 を 終える 時間 も 装備 を 与える 時間 も なかっ た と 言っ て い まし た 。

 

その 後 何 が 起き た か と 言う と 軍服 を 着 て い ない 人 たち が 見 られ た 彼 ら に 武器 を 渡す 時間 しか なかっ た の です。

 です から 侵攻 し て き た 側 から すれ ば 、民間 服 を 着 て 武器 を 持っ て いる この 人 たち は 誰 な の か 曖昧 に 見え た 可能 性 は あり ます 。ともかく それ が 1 つ の 側面 です 。他 に も 側面 が あり ます 。私 は ほとんど の 人 は大砲 に よる 砲撃 で 亡くなっ た と 思い ます。 そして 双方 が その 町 を 攻撃 し て い まし た 。あの 通り に 並ん で いる の が 見 られ た 武装 車両が 世界中 で 流れ た ロイター の 映像 が あり ます よ ね 。

 

武装 車両 の 近く の 通り に 遺体 が 死者 の 遺体 が 並ん で いる 様子 を 映して い た もの です 。あれは実際にはロシア軍の武装車両で、ウクライナ軍が彼らの車を破壊したんです。激しい攻撃を受けていたからです。

そうなると犠牲者の中にはウクライナ軍の砲撃による巻き添えの犠牲者が可能性も考えられます。

でもそんなことは誰も教えてくれないでしょう 。違い ます か ?

 

いえ、 あなた は 犠牲 者 は 全員 ロシア 側 に よっ て 生じ た の だ と 信じる よう 言わ れ て き た ん です。 それ から 話 は たくさん あり ます。ブチャを 巡る この 一連 の 物語 に は 色々 な 細か な 話 が あまり に も 多い の で、 私 は 全て の 詳細 を 扱い きれ ない か も しれ ませ ん 。で も 主な 出来事 を まとめ て み ます。 

 

例えば 写真 で 確認 でき た 範囲 で は 少なく とも 4 人 路上 に 遺体 が あっ た 民間人 が 白い 腕章 を つけ て い まし た。 白い 腕章 は ロシア 軍 が 識別 の 印 と し て 使っ て いる もの だ と 知ら れ て い まし た。 ウクライナ 軍 は 黄色と 青 の 腕章 を 使っ て い まし た。 と いう の も それ 以外 は 両軍 の 政府 が 大体 同じ よう な もの だっ た の で 互い を 見分ける に は それ しか 方法 が なかっ た から です 。です から 白い 腕章 を つけ て 歩い て いる 民間人 は ロシア 軍 に 対し て 友好的 で ロシア 軍 に撃たれたく ない と いう 意思 表示 の よう な もの でし た。 分かり ます よ ね。

 

 そして 世界中 に 広まっ た 映像 を 見る と、 少なく とも 4 人 は 白い 腕章を つけ て い まし た。 メディア で その 点 に 触れ た 記事 や コメント を 私 は 1度 も 見 ませ ん でし た 。で も オルタナティブ メディア で は これ は 非常 に 奇妙 だ と いう 見 方 が あり まし た 。親 ロシア 的 な 人 たち が 殺さ れ た よう に 見え た から です 。

で は なぜ ロシア 側 が 親 ロシア 派 の 人 たち を 殺す の でしょう か? おかしい です よ ね 。

 

さらに もっと 筋の 通ら ない 話 も あり ます。 私 が 確認 できる 限り この 400 人 の 犠牲 者 の うち 実名が 特定 さ れ 少なく とも 公表 さ れ た 唯一 の 人物 が い まし た。 その 人 は ブチャに 住ん で い た 元 ウクライナ 国会 議員 で 親 ロシア 派 と し て 知ら れ て い まし た 。

実際 私 の 記憶 で は ロシア 側 も 彼 と の 繋がり が あっ た こと を 公表 し て い まし た 。そして 撤退 する 前 、彼 が 報復 を 受ける こと を 恐れ て 一緒 に 来る よう 彼 に 提案 し て い た の です。

 ロシア 側 は こう 言っ て い ます、 彼 は 公然 と 私たち に 協力 し て い た の で 一緒 に 来る よう し た 。おそらく 彼 が 出 て いか なけれ ば 困っ た こと に なる だろう から と。

 ところ が その 人物 は 遺体 で 発見 さ れ まし た。 ウクライナ 側 の 説明 で は ロシア 兵 が 撤退 する 前 に 彼 を 殺し た と いう こと です 。兵士 たち が 酔っ て い た から だ と。 そして これ は ロシア人 に 対し て 作ら れ た イメージ が いかに  馬鹿げ た もの だっ た か と いう 話 に 戻り ます。 

 

彼 ら は こう 言っ た ん です。 ロシア人 は いつ も 酒 を 飲ん で いる 。だ から ロシア 兵 が 酔っ て 酔っ て いる と いう だけ で 好き勝手 に 誰 に で も 発砲 する の は 普通 だ。 最も 近い 同盟 者 さえ も 含め て そして 彼 ら は この 話 を 世間 に 売り込もう と し まし た。 ロシア人 を 憎ん で いる 人 たち は それ を 信じ たがる ん です 。

もちろん ロシア人 は そんな 人間 以下 の 連中 で そう いう こと を やる。 疑い も せ ず に そう 信じる わけ です 。

 

で も 実際 この 話 の この 部分 は あまり に 馬鹿げ て い て 西側 メディア で 大きく 報じ られ て いる の は 見 た こと が あり ませ ん 。私 が 見 た 限り で は この 展開 が 使わ れ て い た の は 主に ウクライナ 国内 の 視聴 者 向け でし た ともかくブチャに つい て これ と は 別 に 知っ て おく べき 非常 に 重要 な こと が あり ます。

 

 3 月 31 日 これ は 事実 です が 市長 が 通り で 自分 を 撮影 し 満面 の 笑み で こう 言っ た ん です。 

「ロシア 兵 は 去っ た 。これ で 私たち は 自由 だ。」

 

ウクライナ解放の日、ロシア占領者からの解放

(上の写真:2022.3.31にブチャが"解放"されたと笑顔でアナウンスする市長)

 

 実際 私たち が 把握 し て いる 限り で は ロシア 軍 は 3 月 30 日 に 撤退 し まし た。 これ は 3 月 29 日 に プーチン 大統領 が 下した 決定 に 基づく もの で、イスタンブール で 行わ れ て い た 交渉 の 枠組み の 中 で ウクライナ 側 に 対する 善意 の 印 と さ れ て い まし た 。なぜ なら その 数 ヶ月 後 に なっ て 私たち は 知っ た の です が。 当時 は 分かっ て い ませ ん でし た。

 

 イスタンブール で の 交渉 は 実際 ロシア 側 が 特別 軍事 作戦 開始 以降 に 占領し た 全て の 地点 から 撤退 する 用意 が ある と いう 段階 に まで 達し て い た の です。

 例外 と なり 得 た の は ドンバス で そこ に つい て は 別途、 ドンバス の 地位 は 数 年 後 に 扱う と さ れ て い まし た。

 クリミア も 同じ です 。つまり 彼 ら は ドンバス と クリミア の 地位 を 最終 的 に 決着 さ せる こと は 避けよう と し まし た。

 

 しかし その 代わり に ウクライナ が NATOに 決して 加 し ない と 認める。 つまり 約束 する なら それ 以外 の 地域 から は 撤退 する 用意 が ある と 言っ た の です。

 これ が ロシア が 戦争 に 踏み切っ た 最大 の 理由 でし た。 この 戦争 に つい て 少し で も 知識 の ある 真剣 な 人 なら 誰 で も 知っ て いる 事実 です 。これ は その 何十 年 も 前 から 知ら れ て い まし た。

 私自身 も 7 年 に フランス 国防 省 で 働い て い た 時。 この こと が 事実 だ と 知っ て い まし た。

 

 ウクライナ の NATO加盟 は モスクワ に とっ て 超え て は なら ない 一線 で あり、 外交 用語 で 超え て は なら ない 一線 と。 

その ため なら 戦争 も 癒さ ない と いう 意味 です。 2007 年 の 時点 で 私 は それ を 事実 と し て 知っ て い まし た 。

モスクワ  駐在 の フランス 大使 が 書い た もの です 。

当時 の 私 の 職務 上 その 伝 を 読ん だ の で この こと は 知っ て い まし た。 です が その 後 は なぜ か 脇 に 置か れ 、まるで そんな こと は 1度 も なかっ た か の よう に 無視 さ れ まし た 。

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ここまでで、前半部分の文字起こしのご紹介は終了します。

 

この前半部分だけでも、次々と西側メディアの嘘が暴かれていて、この戦争の詳細を西側メディアから流れてくるニュースでしか追っていない方々にとっては衝撃でしょうが、後半はさらに多数の暴露があります。

 

次回の更新の際に後半部分をご紹介しますので、お楽しみにお待ちください。