当初、ワクチン接種が2021年にスタートした際には ワクチンは2回接種のみで、Covidへの感染を防ぐ とか、ワクチンを接種していれば他者へも感染させない と言っていたはずですが、それが 実際には誇大広告というか、嘘だったことが分かり、今度は

「ワクチンで感染は防げないけれども、"重症化"は防ぐ」と、巧妙にワクチン推進する側の人たちの言い分が変わってきています。 しかし「ワクチンで重症化が防げる」というのは 果たして本当なのでしょうか?

 

科学雑誌のnatureに研究結果が発表されていますので、それを見てみましょう。

元記事へのリンクはこちら。↓

Long COVID risk falls only slightly after vaccination, huge study shows

 

(和訳開始)

 

長いCOVIDのリスクは ワクチン接種後にわずかながら低下することが巨大な研究で明らかになった

 

この結果は、ワクチンによる長引く症状に対する予防効果が予想よりも低いことを示唆しています。

 

SARS-CoV-2に対するワクチン接種により、感染後の長引くCOVIDのリスクは約15%しか低下しないことが、1300万人以上を対象とした研究により明らかになった。これは、ワクチンがこの症状からどの程度保護するかを調べるために使われた最大の集団であるが、不確実性を解消することはできないだろう。

SARS-CoV-2感染後、数週間から数ヵ月間持続する病気である"long COVID"は、その症状の多様性から定義が難しいこともあり、研究が困難であることが判明している。また、COVIDがどの程度一般的な疾患であるのかを明らかにすることさえ困難でした。いくつかの研究では、ウイルス感染者の30%に発症すると示唆されています。しかし、米国退役軍人省(VA)の病院で治療を受けた約450万人を対象とした11月の研究では、その数は全体で7%であり、入院していない人のそれよりも低いことが示唆されています。

もう一つの謎は、ブレイクスルー感染(ワクチン接種を受けた人が感染した場合)の後に long COVIDが発生しにくいかどうかということでした。Nature Medicine誌に掲載された5月25日の研究1では、ミズーリ州セントルイスにあるVAセントルイス医療システムの腎臓内科医ジヤド・アルアリら(11月の研究と同じチーム)が、2021年1月から12月まで、SARS-CoV-2のブレークスルー感染を起こした約3万4000人のワクチン接種者、感染したがワクチンを接種しなかった113000人、感染しなかった1300万人以上に関するVAの医療記録を調査しています。
 

鎧の隙間
 

研究者らは、ワクチン接種によって、感染者の長引くCOVIDの可能性がわずか15%程度しか減少しないことを発見した。これは、より高い予防率を示した過去の小規模な研究とは対照的である。また、120万人の英国のスマートフォンユーザーの自己申告データを分析し、COVID-19ワクチンを2回接種することでロングCOVIDのリスクが半分になることを明らかにした別の大規模研究からも逸脱しています。

また、最新の研究の著者らは、SARS-CoV-2陽性と判定された後、最長で6カ月間、ワクチン接種者と非接種者の脳霧や疲労感などの症状を比較しました。その結果、ワクチンを接種した人と接種していない人の間で、症状の種類や程度に差はなかった。アル・アリは言う、「私たちが経験したのと同じ指紋が、感染症患者にも見られるのです」。

米国だけでも8,300万人以上のCOVID-19感染者がいる、と彼は指摘する。もし、そのうちの数パーセントでも long COVIDになったとしたら、「謎の多い病気の影響を受けている人が驚くほど多くいることになる」という。

ワクチンの予防効果は限定的であるため、マスク着用義務や社会的差別の撤廃などの措置を取ることは、より多くの人々、特に免疫力が低下した人々を危険にさらす可能性があります。「私たちは、自分たちを守るため、そして一般市民を守るために、文字通り、今やほとんどワクチンにしか頼っていません」とアル・アリは言う。「今、私たちが言っているのは、ワクチンで守れるのは15%だけだということです。あなたは依然として脆弱で、しかも非常に脆弱なのです」。

「一般的に言えば、これは恐ろしいことです」と、ニューヨーク市のマウントサイナイ健康システムの理学療法士で、長いCOVIDを研究しているデイヴィッド・プトリノは言う。彼は、データの量と質のために実行することが困難であったこの研究を賞賛しますが、参加者の病歴などの重要な要因によってデータを分解していないため、限界があると付け加えます。「これらは、私たちが答えを必要としている非常に重要な質問です」とプットリノは言います。"我々は、まだ本当によく構築された研究を持っていない。"

もう一つのオミクロンによる未知数
 

カリフォルニア大学サンフランシスコ校のHIV研究者であるSteven Deeks氏は、この研究には、オミクロン変異体が感染の大部分を引き起こしていた時期の感染者のデータが含まれていないことを指摘している。「オミクロンが long COVIDを引き起こすかどうかについてのデータはない」と彼は言う。この研究結果は、「劇的に変化したパンデミックに適用される」と彼は付け加えている。

しかし、Deeksは、この結果は、long COVIDに関するさらなる研究と、治療法の開発の加速の必要性を示唆していると付け加えています。「私たちは、定義も、バイオマーカーも、画像検査も、メカニズムも、治療法も持っていません。"私たちには疑問があるだけです"

(和訳終了)

 

 

記事の中の私が大事だと思った部分を赤字にしてみました。

記事の中で言っている”long COVID” というのは数週間~数ヶ月続く症状のことですので、私達がイメージする「中等症~重症」に近いのではないかと思います。

 

1300万人を調査した結果、ワクチンで”long COVID”を予防できたのはわずか15%。

 

米の退役軍人向けの病院でCovidで治療を受けた約450万人を対象とした研究では、感染後に症状が長引いて”long COVID”になる割合自体が多くなく、全体で7%ということですので、お年寄りも含めて、93%の方々には Covid自体が症状が長引くこともない「軽症」の感染症で終わっている ということです。記事の中に患者の年齢が書いていないので不明ですが、この450万人は退役軍人向けの病院を受診されたCovid患者ということで、患者の年齢層は高めだと思われます。それでも ワクチン接種したかどうかに関係なく、Covidの症状が長引いて数週間とか1ヶ月以上になる方が7%しかいないということです。

 

症状が長引いてしまい、”long COVID”になる7%のうち、ワクチンでそれを予防できるとされるのは わずか15% ということです。

 

つまり、言い換えるならば、米の退役軍人の病院で治療を受けた100人の患者が全員ワクチン未摂取だとして、全員症状が長引いて long Covidになるとするならば、そのうち15名は 「もしワクチンを接種していればこんなに症状が長引かずに済んだのにね。」と言えたでしょうが、実際には 通常の風邪やインフルエンザと同じように、1週間前後で回復する方が大半で、7人しか long Covidにならないわけで、7名の中の15%となると、7×0.15=1.05人 で、100名中、実際にワクチンが重症化防止に寄与できそうなのが たった1人しかいない ということです。

 

これでも「ワクチンは重症化を防げる」と固く信じている方は 打っていただいてよいと思いますが、ワクチンを打つ回数が増えれば増えるほど、副反応や副作用の可能性も高まる ということです。

 

元々 このCovid-19は ほとんどの方が重症化はしていないのですから、ワクチンを打つ際には リスクとベネフィットをよく考えたほうがよい というのが私の考えです。