車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

JRから「収益が見込めない」と突っぱねられたつくばエクスプレス、その予測に反して乗客は増え続け、経営は中々堅調なご様子。しかしながらその反面混雑は激化する一方で、列車増発で何とか対応しようと頑張っています。

 

列車増発用に新規設計されたのが、TX-3000系です。既存車に合わせて傾斜をさせた前面ですが、ライトが長い形状になったせいかノッペリした印象です。

 

側面を見ると、赤と青のカラーフィルムが斜め方向に配置されています。スピード感の演出とのこと。

 

TXの「イヌ」に見えるロゴも。青のカラーは、ドア上に来るように配置されています。

 

行き先表示はフルカラーLED表示機となっています。運用はTX-2000系と共通、狙っては少し乗りにくいかもしれません。

 

車内です。青を基調にしたカラーコードで、従来車と比べて濃い目の味付けになっています。

 

ドアです。握り棒は車両のパーツの中に組み込むようなスタイルとなっており、急停車時にぶつけるリスクを減らしています。ドア上にはLCDディスプレイ、非常に大型で停車駅も全駅表示出来ます。TX-2000系までは点灯式の路線図があっただけに、それを代替するものとしてこうなってるんでしょうね。

 

車端部です。濃い目の色調はここが大きく、濃紺色の化粧板が目立ちます。パッケージは日立のA-Train、これに限りませんが上部が張り出しており、奥は少し薄暗くなります。阪急などでは同じA-Trainでもスッキリしており、この中に一体何が詰まっているのか気になります。

 

フリースペースを有する車端部です。仕切り扉は全面ガラス張り、激突防止でラインがペイントされています。そう言えば、TX-2000系までは妻窓がありましたが、この系列からは壁になってしまいました。

 

天井です。化粧板は濃くなりましたが、構成自体はメトロ車をイメージさせる窓がカクカクして仕切り扉がやや右側に寄せられたスタイルです。窓には握り棒があり、混雑時に掴まることが出来ます。

 

天井です。側面の化粧板の割には割とモノトーンで、一方で換気口なのかそんなにスッキリした印象もありません。照明はLED灯、直管式で特に特徴はありません。

 

窓です。一枚窓で、関東にしては珍しく日除けが設置されています。この辺りはTXとして日除けを設置する方針で行くということなんでしょうね。フリーストップタイプですが、一人が下げきると窓全てが隠れる形になります。

 

座席です。ドア間は7人掛けの一般座席になっています。袖仕切りはガラスを組み合わせたもので、TXのロゴが入っています。見た目は車内空間が広く見えるメリットはありますが、そもそも肘周りに余裕が作れなかったり、もたれられると汚れる、冬冷たい、最悪のケースで割れると怪我しかねないなど、結構欠点のオンパレードなはず。それでもここまで全国的に増えてるのは正直謎です。

 

車端部3人掛けは優先座席です。握り棒は濃黄色になり、モケットも赤系にして区別しています。また足元にも「優先席」のシートが貼られています。座席は近年のA-Trainのパッケージ仕様ですが、TX-2000系に比べれば遥かにマシですが決して良くはありません。クッション性こそ改善されていますが、座面は扁平で背ズリもJ-TRECの標準車体座席ほどでは無いにせよ変な張り出し方プラス受け止める面積が狭いことで体重が一点にかかります。長時間の乗車ではもうしんどいだけです。

 

更に一部優先座席は近年一部で流行りのユニバーサル座席なるものになっており、立ち上がりをしやすいように座面は高めかつ前傾斜、背ズリも謎に面積が小さくなり、2本の持ち手が入っています。

 

 

戸袋にはこの通りステッカーが貼られています。「座る」ということに比重が置かれていない点で「座席ってなんなんだろう」という気持ちはあります。だって、座ってる間は脚に体重をかけ続けねばならない訳で、足腰の弱いお年寄りにはそれはそれで負担なのでは?

 

優先座席です。こちらにもヒーターが備えられております、低温となる冬期に備えています。こちらの吊革も濃黄色、混雑時は携帯電話・スマホの電源を切らねばならないのでしょう。


近鉄では通勤型の新型車両の導入を決めた一方で、既存車両の更新を進めています。南大阪線系統でも、90年代までに導入された車両のリニューアルが進んでいます。

2両編成のVVVFインバータ制御車両、6400系も同様で、前照灯・尾灯と種別灯を上下で入れ替えた上で方向幕共々LED化、転落防止幌を増設しています。それにしても…LED化で目付きがとても悪くなりました(笑)

抵抗制御車・チョッパ制御車・シリーズ21などは転落防止幌が未設置のため、しばらくは片側しか無いような状況が続くんでしょうね。

こちらは行き先表示。フルカラーLED化されており、幕並の表示をしています。

英語も交互に表示します。

車内です。先に登場した1600系と更新メニュー自体は一緒ですね。これまでの更新メニューと比べると、かなり明るい色調にイメージチェンジしてきましたね。

ドアです。横幅が広い窓の両開き式は変わりませんが、側面の化粧板が白系からベージュ系に変更されています。またドアエンジンのユニットが大型化されており、こちらのドアには防犯カメラが設置されています。

向かい側です。LCDディスプレイが千鳥配置で設置されています。一画面のLCDディスプレイとしてはトップレベルの大きさで、左側で広告、右側で旅客案内を行っています。

車端部です。非常通話装置の設置や仕切り扉の持ち手を大型のものに変更するなど変化はありますが、窓の拡大などはされていません。

優先座席を有する車端部です。ここは特に明るく、オレンジ色で溢れています。

最前面、こちらは大阪阿部野橋方です。左側はフリースペース、右側は立席スペースとなっています。

そして吉野方の最前面。こちらには避難はしごが置かれています。

併結時の様子。ロープをかけて車掌台側の立ち入りを制限しています。昔はここも客室として開放されていたんですけどね…(懐) ちなみに車掌台には消化器があります。いざという時も使いにくいですね…。

天井です。吊革が枕木方向にも増やされ、混雑時に掴まれる箇所を増やしています。照明は反射式のLED灯、かつて近鉄伝統だった三角形の照明カバーは残念ながら外されてしまいました。照明の間にはスピーカーが挟まっていますね。

窓です。ドア間は一段下降窓が2枚配置されています。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプのものが備わりますが、一時採用されていた下部がビニールになったタイプではなく、生地の交換に留まっています。汚れが付きにくいメリットがあったのですが、コストがかかったのか、そのコストの割に効果がそんなになかったのか…。

で、一部荷棚に目をやると、こんな機器がドーンと。構造上仕方無いのは認めますが、本来そこは旅客が荷物を置くところです。

座席です。ドア間は6人掛けです。大阪線系統と同じく、座席本体はモケットの交換とクッションの再調整くらいですが、付帯設備の袖仕切りが弧を描いたガラス製に交換され、中央部に握り棒が増設されるなど、変化が見られます。ポールは袖仕切りまたは脚台から天井に直結させる、他社ではあまり見ない設置方法です。

大阪阿部野橋方のドア間丸々優先座席の区画です。モケット、足元のシート、吊革、ポールをオレンジ色にして区別しています。JRや南海など、ドア間優先座席は関西地区でよく見かけるスタイルですね。

車端部は4人掛け、こちらにも握り棒が入っています。袖仕切り、弧を描いたガラスということで、もたれかかるにしてもジャム感を覚えますし、肘周りに余裕がある訳でも無いのがもどかしいところです。シリーズ21、あの辺りの袖仕切りは肘掛けとしても立ち客の持ち手としても使えたので、あれを更に進化させた形状で出て来たら、と思うとちょっと残念。

車端部の優先座席です。背ズリは高めに取られており、座面も現段階ではクッションのバネが交換されているようで、しっかりとした座り心地かと思います。ただ、しばらくすると端の席を中心に座面がへたってくるかもしれません。

向かい側がフリースペースの優先座席です。足元のステッカーが片側のみとなっています。

最前面の立ち席スペースです。窓下に握り棒がありますが、戸袋部分にも握り棒であったり、腰掛けのようなものが欲しくなります。

反対側は握り棒の追加と非常通話装置を取り付けてフリースペースにしています。そうか、設備の差はそういうことですか(笑)










 

京都府のアナザーワールド、丹後地方を走る京都丹後鉄道。日本海沿岸を走る宮舞線・宮豊線の普通列車の主力として活躍しているのがKTR700形やKTR800形で、うち1両はこのようなデザインとなっています。
 

TANGO EXPLORERオマージュトレイン、かつて北近畿タンゴ鉄道のフラッグシップであったKTR001形「タンゴエクスプローラー」の姿を見られなくなった中で、活躍している姿を見たいという声から改造が行われたもので、外観の塗装はタンゴエクスプローラーと同じ物に塗り替えられています。
 

同形式を走らせることが叶わない中で、丹鉄が出来る精一杯の対応ですね。
 

車内です。他の更新車両と同じ改造メニューと、タンゴエクスプローラーをイメージした備品を組み合わせています。
 

ドアと運転台です。それぞれ濃い目の木目調化粧板を使い、温もりを演出しています。これはタンゴエクスプローラーは関係無く、他車両と共通した更新メニューとなっています。運転室背後にはクレジットカードのタッチ決済等に対応したリーダーが設置されています。丹鉄って、タッチ決済乗車の分野ではかなり先駆的な存在ですよね。
 

天井です。化粧板を貼り替えているのが変わった点で、後はさほど変化無しです。照明は基本1列、ダクトがある部分は2列の配置となっており、照明カバー付きでございます。配置的に、夜間は暗くなりますね。かつてのクロスシート車両の暗黙の了解か、吊革は一切ありません。クロスシートの持ち手を掴めるということもありますし、そもそもそこまで混まないと言った切実な事情もあるのでしょう。
 

窓です。国鉄急行型グリーン車を思わせる一段下降の2枚一組となったスタイルは健在です。オマージュらしく天窓が欲しくなりますが、そこまでの予算を取り付けるのは無理な話ですね。日除けは横引き式のカーテンが引き続き備えられています。
 

座席です。0系由来の転換クロスシートが引き続き使用されています。とは言え、背ズリは1枚ものになっており、センターアームレストも撤去されているため、雰囲気は別物です。
 

テーブルも健在で、窓側は固定式、通路側はインアーム式です。このインアームテーブルに、かつての0系新幹線を懐かしむ世代の方々も多いことでしょう。
 

ヘッドレストリネンはタンゴエクスプローラーに設置されていた丹後ちりめん製のものがセットされています。近年他の車両のヘッドレストカバーが撤去されてしまった中、モケットを保護している数少ない存在です。
 

で、既にチラチラ出ていましたが、タンゴエクスプローラーのオマージュと言うことで、ドア付近にはこんな座席が搭載されています。
 

タンゴエクスプローラーに搭載されていたリクライニングシートで、各種設備をほぼそのまま移設しています。ダラリと下がったくたびれセンターアームレストもそのまんま(苦笑) 但し、回転機構はさすがに撤去されていることや、進行方向逆向きになっても干渉しないようにするためか、リクライニング角度はKTR001形搭載時よりもかなり浅めに調整されています。それでも、かつてのタンゴエクスプローラーを思い出すには十分、柔らかめのクッションに懐かしさを覚えます。テーブルはありませんが、ドア横の衝立がその代わりとして使えそうですね。ちなみに、貨客混載をしている時にはこの区画は着席出来ないので、注意が必要です。
 

で、リクライニングシートの各種設備をほぼそのまんま設置した関係で、こんな区画が爆誕しています。転換クロスシートにしてシートバックテーブルとフットレスト付き、リクライニングに干渉しないように窓側の固定テーブルは撤去されていますが、通路側のインアームテーブルは恐らく健在でしょう。結果として、国内の転換クロスシートとしては一番付帯設備が多い至れり尽くせりな区画になりますね(笑)
 

ドア横、乗務員室向かいの衝立には、折り畳み式の補助椅子が用意されています。
 
展開の図。自動で跳ね上がらない1人分の座席、阪急6300系を彷彿とさせます。あちらは背ズリも出て来る豪華仕様、地方三セクにそれを求める訳にはいきませんが(苦笑)
 
戸袋の広告枠には、在りし日のKTR001形の写真が入れられておりました。

 

網野駅にて。タンゴエクスプローラーの後を継いだ車両と、タンゴエクスプローラーの意志を継いだ車両が並びました。どちらも元気に長く走り続けてくれるといいなぁ。

 

 

 

 


 

 

日本の通勤路線の代名詞とも呼べる路線が山手線です。国鉄からJR東日本になっても常に最新鋭の車両が導入され、車両の更新サイクルが新幹線並みに早いことも特徴です。そんな山手線を走っていたのはE231系、現在はE235系に置き換えられてこの姿では見られません。

 

で、どこに転属になったかと言えば三鷹、中央総武緩行線の209系やE231系0番台の置き換えとして投入されました。それらの車両は武蔵野線の205系を置き換えており、JR世代車の大規模な転配で首都圏のJR化を推し進めました。

 

車内です。山手線という首都東京を代表する路線に投入されただけあり、他のE231系とは少々異なる内装となっています。山手線での取材は非常に困難でしたので、時を経て千葉で初取材と相成りました(笑)

 

ドアです。化粧板を省略した両開き式で、最近のJR東日本を思えば素っ気ない、ともすれば日本を代表するとも言える通勤路線にしてちょっとやる気は感じられなかったかと思います。時を経て、またステンレス仕上げの車両が近郊に増えてきましたが…。

 

とは言え、「そのカネはこっちにかけたか」と思ったのがLCDディスプレイ。関西ではおおよそ千鳥配置にしかしないこの代物を、全てのドア上に取り付けています。今でこそもっと凄くなっていますが、当時としても中々すごいな、とは思っておりました。非常用ドアコックはLCDディスプレイの横に配置されています。不用意に操作されるリスクが少ない一方、いざという時に使える人が制限されるのは、これまたリスクですよね。

 

車端部です。仕切り扉も化粧板が省略され、それも片側にしか設置されていません。火災時の延焼防止という役割のみを託したもので、車両間の通行を除けばおおよそ利用者の目線に立ったものではありません。

 

更にこちらは両側ともに仕切り扉がありません。今でこそ換気という意味ではうってつけですが、冬季は寒く、騒音も筒抜けです。うーん、当時はケチり倒してますなぁ、と…。なおこちらは優先座席を有する区画、吊革はオレンジ色になっています。

 

4号車は6扉車の差し替えのために製造された車両のため、E233系っぽく化粧板が変わっている区画もあります。左側の消火器も、しっかり蓋付きのものになっていますね。

 

フリースペースを有する車端部です。両側に金属の縁取り、両方とも開くんですかね…?

 

最前面です。山手線のひとつ前の世代は205系、仕切り窓も大きくなり、前面展望はしやすくなったことでしょう。左側の枠は衝突事故時に壁を取り外せるようにしたもので、209系から始まり今にまで続くものですね。あと窓下の握り棒ですが、急停車時にぶつけてもケガしないように壁面に埋め込むような構造になっているのは時代の進歩と配慮によるものでしょうか。

 

天井です。現在は直管式のLED灯ですが、元々は蛍光灯がはまっておりました。混雑する路線らしく枕木方向にも吊革が付いており、今でも混雑しているであろう中央総武緩行線で役立っています。ラインデリアは一部分のみの設置となっております。夏場のラインデリア、汗っかきには結構重要なアイテムなんです。

 

窓です。日除けは省略、千葉から夕暮れ時に乗りましたが、非常に眩しかったです。設計陣や首脳陣、直射日光の当たるこれら普通列車に一度でも乗ったことあるんですかねぇ…?

 

座席です。オールロングシートで、山手線を走っていたことからか、これまで209系から続いて来たあの系統のモケットから違うものになっています。この頃からか、投入路線ごとに様々なモケットが採用されるようになってきました。先頭車両、乗務員室後ろに関しては6人掛けとなっており、他と比べて両側で2人分少なくなっています。ポールも1本少なくなっていますね。座り心地は、「この頃のJR東日本は悪意の塊か」って位の硬さ。いくら平均的な乗車時間が短いからって「そんなことするか」と思ったものです。で、今やそれ以上に平均乗車時間は長くなっているでしょうし…ねぇ? そいでもって背ズリの形状の悪さも相変わらず、209系から変わったところと言えばサイドの張り出しを増やした程度です。

 

ドア間は7人掛けです。こちらは4号車の座席でE233系タイプの座席を積んでおり、袖仕切り・握り棒の形状も異なれば、座席のクッション性は向上しております。しかしながら、背ズリは両サイドの張り出しを強調してこそいますが相変わらず背中を受け止める面積は狭いですので、不快な横揺れに上体が振り回される状況に変わりはありません。この背ズリを使うなれば、新幹線並みの保線・制振性能をつぎ込むくらいの自信がなければ「快適」と言えないのが持論です。

 

車端部は3人掛けです。選択肢がこの系統しか無い以上、より良い座席に「100%当たらない」よりも「当たるかもしれない」可能性にかけるなら、4号車を選択するとよいかと思います。

 

優先座席がこちら。握り棒はオレンジ色のラバーが巻かれております。握り棒と妻面の壁に挟まれた1人分は、ちょっと窮屈ですね。

 

フリースペースです。近年スペースの明確化のため、ピンク色のマットが敷かれるようになりました。そういえば、山手線はそんなに乗車時間が長いわけでは無かったからか、ヒーターはありません。千葉や多摩は冬季にはそれなりに冷えますし、平均乗車時間も山手線よりは長いと思いますので、こちらの保温性能が不足していないか心配です。

 

 







 

JR四国でも中々出会うことが少ない6000系。普段からマリンライナーを除けば2両編成以下でも何とかなる運用が多く、朝夕での数運用に限られています。そんな6000系ですが、登場から30年を目前に、リニューアルが実施されています。
 
外観で言いますと、行き先表示がフルカラーLED表示機化されています。一方で、前照灯がシールドビームのままなのが意外です。
 

車内です。リニューアル前に座席のモケットが赤系のものに変わっていますが、それ以外にもいくつかの変化が見て取れます。
 

ドアです。こちらのモノ自体は大きく変わりません、が…。
 
向かい側のドアを見ると、なんとフルカラーLED表示機が付いています。半自動扱い時の開閉ボタンは、相変わらず高い位置のままですね。

その表示機をクローズアップ。開閉ランプも増設されていますね。

 
運転台後ろについては片開き式です。
 

で、向かい側。表示機の幅は、この片開き式ドアに合わせたもなんですね。運転台部分は面積が前後に広げられているため、こちら側は寸詰まった印象です。
 
最前面です。構成は変わっていないのですが、目立つアイテムが追加されています。
 

それはこの避難はしご。近鉄のように直置きされております。
 

トイレです。こちらは大きな変化は無さそうです。ただ、JR四国でトイレがある普通列車ってとても貴重なんですよね。

 

最後に、この系列の特徴、乗務員スペースです。シレッと空きスペースが車椅子スペースになっています(笑)

 

 

 

 

JR西日本のローカル線各線で見ることが出来るキハ120形、製造から25年が経過することも有り、体質改善工事が施されています。

 

外観では前照灯がLED灯2発になった他、方向幕が英字入りの黒地に白文字になっています。ローカル線の置かれている現状をまざまざと見せつけて来たこの車両ですが、まだまだ活躍する予感全開です。

 

こちらは大糸線で活躍する車両です。方向幕は「⇔」表記なので基本的に固定です。

 

こちらは木次線に所属する車両です。「き♥」、中々読めない難読地名なので、こうすることで少し読みやすくなりますね。
 
200番台は鋼製車体のため、単色化の餌食となっています。
 
車内です。こちらは初期グループの200番台で、近年のJR西日本でよく採用例が見られるパーツを使用して体質改善を図っています。

 

こちらはなぜか200番台の後に出た、オールロングシート車の0番台の車内です。体質改善工事実施後もオールロングシートのままです。

 

一方でこちらはセミクロスシートの300番台。こちらもそっくりそのまま体質改善されています。どっちかに合わせてもよかったと思うんですけどねぇ。


ドアです。半自動タイプの折り戸のままですが、

開閉ボタンが増設されています。また開閉チャイムも設置されており、なぜか亀山や猪谷で接続するJR東海の標準チャイムと同じものなんですよね。不思議です。

 

開閉ボタンが増設されています。これで、手動扱い時に折戸に指を挟みそうにならずに済みますね(笑)

 

関西本線加茂-亀山間で活躍する編成には、ICカードリーダーが搭載されています。これ、取っ付けて終わりではなく、電線を通したりするのにかなり慎重に検討・設置が進められたそうです。

 

体質改善工事実施後も、方向幕は手動式です。これねぇ‥他の車両たちは体質改善工事後はLED表示機に交換してもらってるのにねぇ(笑)

 

天井です。照明は反射式のLED灯になり、吊革は径が太い黄色の吊り輪に交換されています。しかしながら・・こちらは300番台のものですが、相変わらずクロスシート上には吊革は付けないんですね。

 

照明をクローズアップ。近年新車では直管式で製造されているだけに、体質改善工事で反射式になったのは良いことだと思いますが‥反射式を斜めに設置すると、反対側のLED照明の光が反射せずに降って来ます。反射式、設置方法には気を付ける必要があります。

 

で・・一部車両は冷房の吹き出し口には何やら雑巾のようなものが付いています。これ、体質改善工事前からされていたんですけど、工事後もそのまま、もうちょっと何とかならなかったんかい?(^^;;

 

窓です。200番台を除いて固定式のままで、日除けも特に変わらず設置されています。一部窓くらい、開閉可能になってもよかったとは思うんですけどね。

 

座席です。まずは0番台から、モケットはアーバンネットワークで拡大したロングシート車で採用されているものを採用し、袖仕切りが大型化されています。

 

座席自体も交換されており、207系同様仕切りが入り、一部にポールも入っています。以前よりもクッションが詰められたようには思うものの、あくまで「前と比較して」少々硬めの設定です。

 

優先座席はやはりピクトグラムを散りばめたものです。煙突部分にはゴミ箱も有り、ステッカーも貼られていることから常設のものになっています。これ、他の車両にも広がればいいのに、といつも思うのです。キハ120形の数少ないポジティブポイントだと思っています。

 

続いてセミクロスシートの200・300番台です。ロングシート部分は0番台と変わりません。クロスシート裏は前面モケット張り、特に冬期のひんやり感の軽減に役立ってますね。

 

クロスシートです。ボックスタイプで、近年よく地方路線で見かけるタイプのものに交換されています。

 

JR西日本の近郊型車両のボックスシートを切り立てたような形状、シートピッチも広くないので4人で座るとそれなりに窮屈です。パーツ自体はよく見られるそれですが、持ち手は吊革同様に黄色になっています。肘掛けは、交換前よりもちょっぴり立派になりました。

 

最後にトイレです。工事後もコンパクトながら段差が残る仕様、バリアフリー化されることはありませんでした。握り棒はやはり黄色になっていますね。

 

さて、京都府は南山城は、宇治茶をはじめとするお茶の生産で有名な地域です。そんなお茶の京都をPRすべく、大和路線や奈良線を走る221系と共に、キハ120にも数両ラッピングが施されています。…が、このラッピング車両、クロスシートで移動したい方にため息をつかせる存在です。
 

そう、ラッピングは全て0番台に施されており、オールロングシートとなっています。単行にも入れば2両でも両方ロングシートの時もあるなど、私が乗った時の運が悪いのかやたら0番台に遭遇することが多いです。…「お茶の京都」としては、吊り広告や日除けが外観のラッピングと同じ模様のものになるなど、気合が入ったものになっていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



およそ四半世紀に渡り一般車両の新製が途絶えていた近鉄。特に車齢50オーバーの抵抗制御車はもう限界が近付いている(…いやもう超えてる?)こともあり、2024年にようやく新型一般車両が登場しました。

それが、A系シリーズ。これまで数字のみでルールを作ってきた近鉄でしたが、一般車両の付番に限界が来たか、英数字併用かつ5桁表記となっています。奈良線系統に投入されたのは8A系で、奈良線系統に「8」を使うのは丸屋根車からの伝統ですね。

イメージパースでは青も入ったトリコロールカラーの塗装でしたが、実車は伝統のマルーン(…といいつつ、従来車よりも暗めの塗料なんだとか)にアイボリーで登場しています。これで、シリーズ21が完全に浮いた存在になりましたね(^^;; ドア横に配置されたコーポレートマークがカッコいいです。

記号番号はステッカー式になりました。足掛けには転落防止を図ったか突起が付いていますね。

10月7日から運用を開始しましたが、奈良線の快速急行で2本を併結した8両編成が一般初運用となりました。併結の様子はこんな感じでございます。立体的な前面デザインが近未来的ですね。

前面上部が盛り上がった形状に赤塗装、JR九州813系1100番台のシルエットに通じますね(笑)

こちらは大阪線・名古屋線系統に投入された1A系です。塗装が青をベースにしたものとなっているほか、青山峠越えをするにあたって床下機器が8A系よりも強化されています。これまで長く最新車両の位置を保っていた(保たされていた?)シリーズ21と並びます。

で、並ぶだけに飽き足らず、旧型の丸屋根車との併結運用まであります。ブレーキを読み替える装置があるからこその光景ですが、実のところ加速度の違いからか乗り心地はイマイチ…。

1A系では長距離利用者のためにトイレの設備があります。この辺りは大阪線や名古屋線系統の伝統とも言えるでしょう。


車番については、万の位で走行線区、千の位(?)のアルファベットで両数、百の位で車両の種類、残りで連番を表します。

続いて、南大阪線系統に投入された6A系です。

トップナンバーですね。こちらは8A系と同じくマルーンと白の塗装です。8A系との違いですが、軌間が異なるのはもちろんのこと、足回りのメーカーが異なるほか、この系列にもトイレが備わります。


車内です。20年代に入り「有料車両」という存在が流行りつつありますが、関東ではクロス/ロング各シートに変換可能なデュアルシートを採用するケースがまま見られます。他社はクロスシートモードでは有料車両として扱うケースがほとんどですが、近鉄では有料列車の存在は近鉄特急に任せているため、料金不要列車ながら「L/Cカー」というブランドで需要に合わせてクロス/ロング各シートに変換をしています(その後、6A系で有料運用が発生しましたが…)。今回は初運用が平日だったためか、ロングシートモードで取材を行いました。

ドアです。色調としてはこの系列が出る前からスタートしたVVVFインバータ車両のリニューアルメニューに準じたカラーコードを使っています。薄いベージュ色の化粧板に、黒い窓の押さえ、イエローラインがアクセントです。ただ、両側の握り棒が付いた柱が金属仕上げなのが少々残念です。ドア上にはLCDディスプレイ、恐らく通勤電車では最大級とも言える大きさで、運行案内と広告案内を1画面でこなします。

LCDディスプレイは千鳥配置、向かい側のドアには防犯カメラが設置されています。そうそう、この系列からは半自動機構が備えられています。初運用では通過待ちを含めて使っているところを見ませんでしたが…。

車端部です。とにかくオレンジ色が溢れていますね…。仕切り扉はここ最近の流行り、全面ガラス張りとなっています。持ち手はアシスト機構付きかつ長く取られているため、ある程度多くの人々が使えるようにしています。

フリースペースを有する車端部です。ここには今までの車両になかった機器スペースがあります。

トイレを有する車端部です。1A系と6A系のみの装備で、乗車時間が比較的短い8A系にはありません。


最前面です。近鉄は元々仕切り窓の大きさがしょっぱ目な印象を持っていたのですが、いよいよ仕切り窓が仕切り扉のみになり、しょっぱいを通り越して海水舐めてるくらいの塩辛いものになってしまいました。い、一応その窓は大きく取られていますが、前面の貫通扉の大きさがまた小さいので、特に小さなお子様の前面展望に向かないんですよね。もう少し貫通扉の窓は大きくしてくれてもよかったんじゃないですかねぇ…。仕切り扉は併結時の使用感を考慮して横引き式となっています。

運転台側に避難はしごと非常ボタンが備えられています。今までは床置き式だったので、仕切り窓の消失についてはこういうところでメリットにはなったようです。運転士さんとしては夜間に遮光幕を降ろさなくてよくなったことにオフィシャルで触れてましたが、車掌さんとしては車内の確認がしずらいんじゃないですかねぇ…?

連結面です。シリーズ21では仕切り扉を片側へ寄せて動線を斜めに取っていましたが、A系シリーズではまた中央の配置に戻っています。車掌台側は仕切り扉が設けられ、完全に仕切られるようになりました。


天井です。近畿車輛製らしいと言いますか、外観にすればかなりシンプルに仕上がっていると思います。照明は反射式のLED灯で、反射させる部分の両側をギザギザにすることで、光を直接的に反射させないようにもしています。吊革は一見ただの丸型ですが、円の下部が少し太くなっており、クルクル回せなくなっています。先代L/Cカーで五角形の吊革に挑戦したこともありましたが、近鉄としてはこれが落とし所になったようですね。

荷棚に注目。よく見ると荷棚の支持部分に、近鉄マルーンの化粧板が貼られています。クロスシートモード時の頭上注意喚起だと思いますが、他社だと黄色とかにしちゃってそうなものを近鉄マルーンにした辺り、こだわりなんでしょうね。

窓です。UVカットガラスながら日除けもフリーストップタイプのロールカーテンがしっかり備わっています。アルナ末期の阪急車両や山陽5030系辺りに採用されていた自動上昇機構を搭載しており、日除けを止め位置から少し降ろして離すと勝手に上昇します。

座席です。ドア間は基本6人掛けで、クロスシートモード時は3列配置となります。モケットはVVVFリニューアル車と同じ赤い花柄、近鉄としてはこれを一般車両の標準モケットにしていく方針なんでしょうね。肘掛けは相変わらず出入りを考慮してか「肘を置けりゃそれでいい」長さ、袖仕切りはVVVFリニューアル車でも見られた弧を組み合わせたもの、クロスシートモードでは窓側もジャム感を覚えることでしょう。従来車は窓側だけとは言えしっかり仕切っていたのに…。

座り心地ですが、座面は従来タイプよりも硬めながら、クッションが詰まった硬さを感じるそれです。デビューしたてということもありますが、しっかりしたクッションでこちらの方が安心感はあるでしょう。背ズリについては、下部、腰が当たる部分がやや張り出し気味で、奥深く腰掛けるとほんの少しとは言え仰け反るような姿勢を強いられます。で、臀部を座面先端寄りに降ろして座るとちょうどいい感じに座れるのですが、脚を投げ出すような姿勢となるためロングシートモードでは完全に失策とも言える形状です。まぁ、L/Cカーの限界ってのもあるでしょう…。で、ヘッドレストは相変わらずの硬さで論外の域を出ませんが、従来のタイプは緩い凹の字形でしたが、それよりはおおらかな形状にはなっております。ケガをするリスクは減ったでしょう(笑)

で、この系列の目玉のひとつが「やさしば」というフリースペースです。「優しい場所」と「芝」をかけた造語で、誰でも利用可能ですが、主にはステッカーのような利用客を想定しているようです。シリーズ21のドア横座席に設けられた「らくらくコーナー」を発展させたものと言った感じで、何かしらハンディを持っている方への配慮が近鉄らしさなんでしょうね。


その「やさしば」がこちら。緑のモケットの座席と、芝をイメージしたシートが足元に貼られています。このスペースは、ベビーカーだの大きな荷物だのを自由に置いていいんですよ、ということなんでしょうね。座席についてですが、座面はクロス方向・ロング方向どちらでも使えるようにするためにバケット形状にはなっておらず、かなり柔らかめのものになっています。そして背ズリですがこれがまた形状が絶妙、正直L/C座席よりもいいんじゃないかと思うほどです。L/C座席がロングシートモードでもクロスシートとして使えますし、使わない背ズリにもたれることが出来る、大変申し訳ないですが「やさしば」という準優先座席ポジションでは勿体ないくらいです。

戸袋部分には荷物ストッパーがあります。4輪のキャスターの内のひとつをストッパーにはめることで、手をうっかり離しても逸走を防げるということですね。よく考えられております。

優先座席はオレンジ色のモケットと黒のヘッドレストで区別しています。握り棒も濃黄色になっていますね。そうそう、「やさしば」の握り棒も緑に塗装されています。「やさしば」は各車両の2、3枚目の扉に設定されており、クロスシート向きで使う場合、進行方向を向けるのはどの車両・向きでも前から3枚目のドアから入ったところにある区画です。

今回の取材はロングシートモードだったので、外から背面をチラリ。ヘッドレストには頭上なり足元なりに注意せよという表記があります。

さて、土休日に運用される際は、中央のドア間のみクロスシートにした「ドア間セミクロスシートモード」で運用されています。通称「タテ線」と言われる京都線・橿原線ではこの系列が入るまではロングシート車、もしくはL/C車でもロングシートモード固定で運用されて来ましたが、このモードが可能になってからはクロスシートという選択肢も生まれました。当初はこのモードを「いつ使うねん」と思っていましたが、逆にクロスシートモードを見るのが難しいですね。

クロスシートモードの座席です。各列それぞれ見ていきましょう。背面にフックが付いており、荷物や傘を掛けられるようになっています。このさりげない配慮が嬉しい。眺望的にこの列が恵まれているのは、全国のL/C座席のクロスシートモードの共通項です。

中央の列を見てみましょう。5820系では中央に柱が入らなかったのですが、5800系以前の柱が入る形に戻されています。この列に関しては、視界に柱が入る上に、日除けの使用権で前後列と揉めそうなデメリットがあるんですよね。メンテに苦労するのは承知ですが、柱2枚にするか、首都圏のように思い切って大小2枚の窓にして眺望のデメリットを極力排するか、というように出来ればと思うんですよね。中央に柱さえ無ければ、窓側は短すぎる肘掛けを使わずとも窓枠を代わりに使えるようになるためアタリ席に化けるんですよね。

最前列です。戸袋のためほぼ眺望ゼロ、袖仕切りが間近に迫るため窓側は足元がかなり狭いです。通路側が晒し者になっているこの袖仕切り、途中駅での出入りのしやすさを優先した感はありますね。肘掛けに関して、短さは先述した通りですが回転限界まで広く使えるように外側に膨れるような設計になっています。

車端部のロングシートです。この系列からは車端部は全て優先座席になってしまいました。かねがね思うのですが、最近の車端部を全て優先座席にする風潮、もちろんどの車端部にいても優先座席があるという分かりやすさはメリットですが、優先座席に座ることに抵抗を覚える方もいるということを分かってあげてほしいなぁ、とポツリ。百歩譲って両側の車端部に設けるにしても、両側が座席の区画は片側を一般座席にして然るべきです。改めて袖仕切りはガラスとパイプを組み合わせたものです。パイプ部分は握ることが出来る人を多くしようとした努力と、傘が掛けられるというメリットを感じてみたりしていますが、弧を描いたガラスに視覚上の面白さ以外にメリットを見出だせません。ガラスは皮脂などで汚れると目立つしキズが入るとメンテが大変、そして強化ガラスを使っているでしょうが、最悪破損して割れると命に関わるというリスクを考えても、最近の袖仕切りへのガラスブームは一体何なんだという思いです。あと弧を描いているので立ち客との分離もイマイチなんですよねぇ…。機能性を追求してはいるものの、それをデザインが目減りさせてる印象です。

フリースペース向かいの座席は機器スペースの関係で3人掛けです。機器スペース下にはさりげなく消火器が収納されています。座席自体は同じ近畿車輛の南海8300系の「マイトレイン」仕様車の近縁とも言えるシルエットをしていますが、座り心地は全く異なります。座面が柔らか目ながらしっかり受け止めてくれるクッションとなっており、あちらとは雲泥の差です。この座席が、近鉄におけるロングシートの集大成とも言えるものなのでしょう。本当、この狭間にあるシリーズ21のロングシートの駄席っぷりは、一体何だったんでしょうか。

フリースペースです。握り棒、非常通話装置、そして立ち客用のクッションが備わります。ヒーターは側面に埋め込まれておりまして、シリーズ21が握り棒とヒーターのユニットを付けていたとこからすれば大幅な進化ですね。そういえば的に、ここの吊革、短いタイプを使っていないのが意外でした。

トイレです。縦帯にピクトグラム、何やらJR北海道感…(笑) ドアはボタンによる自動式です。

向かい側のフリースペースです。こちらにはクッションが無く、あまりここで一般旅客に立ち止まって欲しくなさそうにしています。


最後に、やさしばの表記。ピクトグラムで表示して、外からでも位置が分かるようにしています。円を並べた配置に、イチバンセンイズムを感じます。





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金沢市の少し外れ、野町から鶴来までを結ぶ北鉄石川線。ここで走っている主力は日本初の本格的なオールステンレスカー、元東急7000系の同7000系ですが、1本だけ元京王のステンプラカー、3000系を譲受した編成がおります。

 

それがこの7700系で、2000年代になっても残存していた吊り掛け駆動の旧型車を置き換えるために入線しています。同じ元京王3000系を譲受した浅野川線の8000系列とは電圧が異なるほか、前面ではスノープラウの形状が少し異なります。8000系列は03系の導入でトップナンバーを除いて引退となりましたが、2026年現在ではまだ健在です。とは言え今後完全新製車両が導入予定で、この車両も生先は短そうです。
 

車内です。浅野川線系統に投入された車両とは異なり後期車の譲受のため、少々異なる点もあります。3扉ロングシート、地方私鉄としてはピッタリなサイズ感です。
 

ドアです。こちらは真ん中のステンレス仕上げの両開き式、さすがに経年もありボコボコしております。窓の押さえは式ではなく金属にはめ込む方式となっています。
 

こちらは両側のドアです。ワンマン運転と寒冷地での運転を考慮し、整理券発行機と半自動ボタンが追加されています。
 

半自動ボタンをアップで。「開」のみ字が入れられております。

 

車端部です。仕切り扉は無く、幅広の貫通路で結ばれています。2両編成のワンマン運転では、こちらの方が好都合ですね。妻窓も完備、側窓と同じく二段窓になっています。
 

最前面です。大きな仕切り扉はそのままですが、手前が大きく様変わりしています。まず京王時代は両側に座席がありましたが撤去され、カバーと握り棒、そして左側に消火器が設置されています。またワンマン運転のため運賃箱が設置されました。運賃表は仕切り扉に設置された三角表参照なんでしょうが、乗務員室付近はチェーンで封鎖されています。また左側は車椅子ステッカーが貼られていますが、同じくチェーンがありますし、簡単に使いにくい感じがあります。
 

天井です。照明はカバー無しの蛍光灯、今後蛍光灯が製造禁止になった中で、LED灯に代わるか、そもそも車両自体が交換されるか、どっちになるでしょうか。
 

窓です。二段窓2枚を戸袋窓が挟んでおります。日除けは二段窓にのみ設置で、爪を引っ掛けるロールカーテンタイプとなっています。さすがに経年もあってか、引き下ろしがスムーズではありません。
 

座席です。03系が入るまでは唯一のバケットタイプのロングシートで、ドア間は8人掛けとなっています。
 

整理券発行機です。中々の渋さを見せています。
 

車端部の7人掛けです。妻面にモケットを貼ってあるのがかつての京王の気配りですね。この座席、座る位置によってクッション性が大きく異なります。譲渡の際に一部を取り替えたのか、経たり切ったもの、それなりにクッションが盛られた程よいクッション性のもの、当たりハズレがかなり大きいと思います。
 

 







愛媛は伊予西条駅に隣接する四国鉄道文化館。ここにキハ65形で唯一保存された車両がいます。34号車で、国鉄時代は急行列車として四国中を駆け回り、キハ185系投入による特急格上げで普通列車に転用され、2000年代まで活躍しました。

 

サボには「高松-高知」のサボ。午後に多度津→伊野、高知→琴平という列車はありますが、当時はこういった気動車普通列車も多数あったんですね。

 

それでは参りましょう、まずはデッキから、ドアです。この時期の速達列車は定員の増加を狙って折り戸を採用しており、この形式もその例に漏れません。折り戸の可動域はステップとなっており、非電化区間の低床ホームに対応しています。

 

壁面には消化器を収めていたであろう窪みとくずもの入れがあります。この高い位置にこれらがあるのは意外で、今であれば絶対こんな設計しないだろうなと思います。

 

最前面です。仕切り窓は3つとも面積は大きくありません。そして、薄緑の化粧板に時代を感じさせます。

 

車内です。急行列車のグレードアップを目的にアコモ改善が実質されており、座席周りを中心にオリジナルからかなり変わっています。

 

デッキとの仕切りです。両側に窓は無く、広告枠が付いています。そうそう、この車両は普通列車格下げ後もロングシートへの改座がされることはなく、オールクロスシートのまま本線上の車歴を終えています。

 

天井です。保存にあたってはディーゼルエンジンでの給電が出来ませんので、荷棚付近に博物館から電気を引っ張った照明が仕込まれています。カバー無しの照明と冷房が等間隔に並んでいますが、それ以外は特に何もない飾りっ気の無さです。荷棚はこちらもシンプルなパイプ式です。

 

窓です。先代のキハ58系列では一段上昇窓でしたが、この形式では二段窓になっております。面積は拡大されておりますが、見た目としては先祖返りしていますね。

 

座席です。先述の通りアコモ改善が施されており、フレーム自体は変わりませんが様々な改造が施されています。

 

具体的にはクッションのバケット化と、ヘッドレスト部分の枕取り付けと言ったところですね。ヘッドレスト部分の枕の追加は原型スタイルがクッションレスで硬かったデメリットを潰すために設置したと思われますが、ほんの数センチ張り出したことで座り心地を損ねています。以前より押し出されるような感覚がするんですよね。

 

灰皿は撤去されてビス穴が残されていますが、急行型車両らしい六角形のテーブルは健在です。

 

持ち手はかまぼこ型となっています。クッション形状が変わっても、ここは変わらないようですね。

 

デッキとの仕切り際の座席は横幅が切り詰め気味な上に、窓側の肘掛けが省略されているというハズレ席です。これ、時代を経て近郊型でも引き継がれる悪しき伝統なんですよね、構造上どうしようもないんですけど。

 

で、反対側は2人掛けとなっています。これがまた前のクロスシート背面が足元までしっかりカバーしているため、進行方向を向いても修行席にしかならないという代物です。しかも、普通列車用として転用した際にクロスシート背面のテーブルを撤去したようで、飲食物等の置き場にも困るという惨状です。進んで座る席ではありません。

 

肘掛けをよく見ると、左右で色が異なっています(^^;; 国鉄型座席だからこそ出来る芸当ですね。

 

外側にはキハ65形の案内板があります。姿を消して、もう四半世紀以上経ったんですね…。

 

ここからはオマケ。当地にはこの車両の横に、「貴婦人」ことC57型蒸気機関車も展示されています。

 

C57型は1号機や180号機が車籍復帰して本線で走っていますが、この機関車は静態保存ではあるものの、屋内展示で外観上の保存状態は極めて良好と言えるでしょう。

 

機関室内も見学可能です。但し運転席や計器類は、柵が立てられており触れることは出来ません。

 

バルブや計器類が立ち並ぶ室内。動態保存されている機関車もそうですが、当時も過酷な環境だったのでしょう。

 

ここでは、石炭やショベルも展示されています。大体、ここがスッカラカンな場所が多いですよね。

 

炭水車もこの通り。石炭が載る体積より水が載る体積の方が多いのは、公然の秘密です。

 

「苗穂工」の検査票。この機関車の出自を知ることが出来ます。

 

そして左隣にはDE10型ディーゼル機関車が展示されています。この機関車は700両以上投入されたDE10型の記念すべきトップナンバーです。

 

案内板です。かつては全国で活躍していましたが、今では後継機の登場や貨車の動力化に伴い減少が続いています。

 

ショーケースにはかつて使われていたヘッドマークやきっぷが展示されています。

 

そして、片隅にビンのコカ・コーラなどが販売されている自販機があります。キハ65の中で、王冠のフタをこじ開ける体験を楽しむことが出来ます。ただ、来るタイミングが悪いのかいつも完売してるんですよね。

 

野外にも各種展示があります。

 

こちらは標識類。キロポストや速度制限など、鉄道の運転に必要な標識類が並びます。

 

そして、縁もゆかりも無い800系新幹線の輪軸まで…。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

九州新幹線開業に合わせて導入された熊本市交通局の超低床車両、0800形。8200形以降、登場時の西暦下二桁が形式の上4桁に使われて来ました。が、この形式の登場は2009年、登場が延びたんですかね‥。

 

そんな0800形、少し後に登場した3本目は、熊本城の城壁をイメージした濃茶メタリックの塗装となったデザインとなっています。

 

「COCORO」という愛称があり、熊本市を訪れた観光客をおもてなしの心で迎えようという意味で付けられたそうな。まぁメタリック塗装や文字・ロゴ多めのデザイン、あの工業デザイナーさんの仕業ですね。車体が黒系で夜間は車が存在に気付けない可能性があるため、下部にライトが設置されています。これ、地味にスイス製なんですよね。

 

車内です。2両1編成で、ミトーカデザインらしく両車で印象を変えたデザイン作りをしています。こちらは使用している木材をウォールナット材にしている車両で濃い色調となっています。

 

ドアです。プラグドアで、片側2枚の窓を使用してほぼ全面ガラスとしている仕様は変わりませんが、この編成は下部の窓にカラーフィルムは貼られていないようです。

 

最前面です。乗務員室は従来の路面電車と比べてかなり広めに取られていると思います。ただ運賃箱が少し後ろにセットされているため、乗務員さんは後ろを向かないといけないのがささやかな欠点ですね。

 

天井です。昼間は消灯しておりますが、ミトーカデザインらしくスポットライトを並べた照明となっています。吊革の支持棒の枕木方向がアーチ状になっていますが、鉄道車両のデザインは、こういうさりげなく見せる方が個人的には好みです。

 

少し下には飾り照明があります。この0800形、定期では固定的なダイヤで運転されており、超低床車の割には夕刻で運転を終了してしまうため、この車両の狙いである「夜間に車体が浮かび上がるような光景」を見られるチャンスが少ないです。路面電車では珍しい車掌(トラムガイド)さんの人件費の絡みなんですかねぇ、知らんけど。

 

座席です。タイヤボックスなどを克服するためにセミクロスシートとなっています。座面は本革張りを採用したクッション付き、この辺りはお隣を走ることもあるJR九州817系との共通項ですね。で、背ズリはまさかのクッションレス、木の硬さがダイレクトに伝わります。いくらちょい乗りがメインだと言えども、こりゃあちょっと酷いで…。

 

最前面直後のロングシートです。折り畳み式で、折り畳むと車椅子スペースとなります。こちらは構造上か背ズリもクッションが付けられているため、他の席よりも(路面電車レベルでは)座り心地としては良いですね。

 

降車ボタンをクローズアップ。奥に見える「開ける」に見えるボタン、ドアを開くボタンではなく降車ボタンなんです。このように実は色んなボタンが降車ボタンに設定されてるんですよね、この車両…。まぁ、降りるためにはドアを開かないといけませんから、間違いでは無いんでしょうけど…。

 

続いて隣の車両へ行ってみましょう。こちらは明るい雰囲気で、使用する木材はメープル材となっています。

 

ドア横にはICカードリーダーがありますが、その下には…これ、腰掛けるものではなく、荷物置き場ですよね、多分。

 

連結面上にはLCDディスプレイがあります。路面電車でこの位置に二面式で設置されているのは珍しいと思います。

 

さらに最前面にも。その下にはロゴが付いた鏡や、ドーンデザイン研究所が作成した車両のイラストがあります。

 

天井です。形状時代はお隣の車両と同一です。波打ったパネルを使用しており、路面電車の中ではトップレベルに凝っていると思います。

 

吊革は輪が木製になっています。ここも色調が各車で異なります。クロスシートで掴まれる部分が多いためか、ぶら下がる数は少なめですね。

 

窓は大型の固定窓となっています。日除けはフリーストップタイプのロールカーテンで、ミトーカデザインお馴染みの簾調になっております。今のところ、メンテナンスはしっかり出来ているようです。

 

座席です。先述の通り背ズリの木材は明るめ、座面のクッションもブラウン系となっています。色調としては885系のかもめ編成とソニック編成と言った感じですね。こちらはタイヤボックス部分はボックスシートで、一応片側2人掛けとなっていますが、大人4人は座れません。座るとしても、通路側はロングシートよろしく横を向いて浅めに座るしかないでしょう。そう言えば、登場からしばらくは固定テーブルがあったようですが、短距離乗車が主体の路面電車では邪魔と判断されたか今は姿を消しています。

 

で、小物くらいしか置けない円形の台。これ、同じ機構を採用している岡山電気軌道のMOMOにもありましたよね。

 

そして車端部のクロスシート&ロングシート。クロスシートとして使う場合、背ズリの部分は木の角ですけど…。事故ったりして急停車するとケガしますよ、これ…。

 

輪軸が通る部分は少しスロープになっており、タイヤボックス部分には木の保護材が貼られています。

 

そして折り畳み式のロングシート。表地はボタンが付いています。

 

天井周りは路面電車としては非常に秀逸なデザインをしていますが、座席部分はやっぱり冒険し過ぎですよねぇ。「動」の空間に、「静」の思想を無理矢理持ち込むのはどうにかした方がいいと思うのが持論です。

 

夕暮れ時、超狭い電停を出発していきます。