非標準治療と言うと、自費のものも多くあり、お金がかかるものです。

 

しかし身体や健康のためには、そして命のためには、出費を厭わず最高の治療を受けたいという方もおられるでしょう。

 

ただ残念ながら、代替医療をメインとした場合の見通しの悪さはすでに諸研究からわかっています。

 

例えばこちら

がんに対する代替医療の利用と生存率への影響

 

がんを治したい、再発を防ぎたい、転移を防ぎたい、できるだけ長く生きたい。そう思うのが普通だと思いますが、その願いの確率をより下げる結果になってしまうのが怖いところです。

 

しかし、例えば著名人の方が、そのような非標準治療に絡め取られてしまう例は枚挙にいとまがありません。

 

お金を持っているからできるという面もあるのでしょうが、どうも見ているとそれらに傾倒している方も結構いる。統計を取らないとはっきりとしたことはわかりませんが、より多いのではと感じる印象もありました。

 

芸能人・著名人の方々は固有のネットワークから、非標準治療の医療者とつながったりしやすいということもあるのかなと、そう推測もされました。

 

今回、ご自身の乳がんに関してニュートラルな発信が印象的な梅宮アンナさんの記事に、注目すべきエピソードが紹介されていました。

 

免疫治療は一切やらず…梅宮アンナ(52)が語る

 

引用します。

 

ーーがんを公表して、免疫治療などを受けないかという話は来ませんでしたか。

アンナ 言われますよ。免疫治療の先生が、それこそ「1クール400万をタダにするから。アンナちゃんを助けたいから」とかって言うんだけど、一切いらないと。「やめてください」って。「抗がん剤をやってるのに、免疫治療との混合はできません」って。

 

これは貴重な証言です。

 

芸能人の方が非標準治療を受け、それが発信されれば、その提供元にはもちろんメリットがあるでしょう。

 

なるほど・・こういうアプローチをしているのかとある種生々しい体験談でした。

 

それを(記事中にも十分表現されていますが)梅宮さんのがん治療に対するニュートラルな考えのもと、誘いに乗らずに退けているあたりがさすがと感じました。

 

やはり有名だったり裕福だったりする人をターゲットとした、非標準治療のいざないがあるのだなと改めて感じさせる貴重なエピソードだと思います。

 

ただ・・やはり効果の証明が不確かな治療に何百万円もかけるようなことはできるだけ避けたいものです。

 

何より求める希望と違う方向に行ってしまうことになるリスクがあるのですから。

 

そうならないためにも、よくこのようなことを相談できる医療者を身近に作っておくことの大切さも感じます。