命の炎が消えてゆくのを見つめるのは
とてもつらいものです。

炎が風に揺らぎ、少しずつ少しずつ
小さくなっていきます。

そんな時、僕たちに出来ることは
なんでしょうか?

手であおいで風を送ることでしょうか、
目を背け強い息で炎をかき消すことでしょうか。

・・手をそっと伸ばし、炎の前にかざし、
風から炎を守ることはできるでしょう。

それにしても、炎自体に何かをしようとするのではなく、
炎が自ら燃え、そして燃え尽きることが出来るように、
そっとそばにいて、見守る、それしかできないし、
それで十分、いや十分以上なのではないでしょうか。

今日も消えゆく炎を、見守ります。
最後の煌めきが、温かいもので、ありますようにと。
生命に寄り添う医療者、いや、人間でありたいと、そう願います。