9月10日に保護をしたふくちゃんが

今朝4時15分、marusukeさんが見守る中

お空へと旅立って行きました。

 

先週から地方出張が続き、一度だけ横浜に戻ったものの

またすぐに出張へ出るという慌ただしい日程だったため

なかなかブログを書く時間が取れず

ご報告が前後してしまいました。

 

ふくちゃんは初回検診を受けた病院で、お腹の膨らみについて

もう一度詳しい検査を行ったほうが良いとのことで

9月12日、こちらの協力病院で診ていただきました。

 

レントゲン、エコーに加え、軽い鎮静下で腹部CT検査も行いました。

当初は、脾臓付近に腫瘍があるのではないかとのお話でしたが

詳しく調べていただいた結果、原発は脾臓ではなく

腸の腫瘍であることが分かりました。

 

そして、腸間膜や大網と呼ばれるお腹の中の組織全体に広く転移し

腫瘍によって腸などが圧迫されている状態でした。

 

腸も本来の位置より上に押し上げられ、胃を圧迫しているとのことでした。

胃、両方の腎臓、肝臓、膀胱には大きな問題はなく

胆のうには多少炎症があるものの、こちらは大きな問題ではないとのこと。

脾臓自体には腫れが見られました。

 

ただ、腫瘍が広範囲に広がっているため

「ここだけを何とかすれば楽にしてあげられる」という

場所が見当たらない状態でした。

 

選択肢として提示されたのは、大きなリスクを伴う手術を行い

少しでも食べ物が通るようにすること。

あるいは、手術はせず、このまま食べられない状態を見守ること。

そのふたつでした。

 

先生からは、手術がまったく不可能というわけではないものの

切除や処置を行うための余裕となる部分も非常に少なく

かなり大きな危険を伴う手術になるとの説明があり

「手術はお勧めしない」とのことでした。

 

食べられない状態が続くことも辛い。

けれど、大きな危険を伴う手術を受けさせることも辛い。

どちらを選んでも、ふくちゃんにとって大きな負担になる状況でした。

 

検査の際には腫瘍部分から針で組織を採取し

病理検査にも出していただきました。

その結果が手術の判断に直接つながるわけではありませんが

もしかすると、ふくちゃんに合う薬を探すための

手がかりが見つかる可能性もゼロではないとのことでした。

 

その後、病理検査の結果が出て、ふくちゃんの腫瘍にとても合うお薬があると

病院からお知らせがありました。

 

ですが、marusukeさんから送られてくる日々の様子も併せて考えると

わたしの中では、お薬を飲ませて命をつなぐことが

いつか、もっと苦しい、辛い思いをさせてしまうのではないかという

気持ちが大きくなっていました。

 

今、痛みがなく眠れている体の状態なら

このまま緩和ケアで見守ることが、ふくちゃんにとって一番なのではないかと・・・。

本当に難しい選択です。

 

marusukeさんからは

もう、お薬を飲める状況ではないかもしれないとも聞いていました。

 

そして昨日、一滴のお水ですら嘔吐してしまうと連絡があり

もう、長くはないのかもしれない・・・と感じました。

 

今日、院長先生と他の子の医療についてお話をする予定があり

その時に、お薬は使わず、緩和ケアで見守っていくことをお伝えしようと

考えていた矢先、朝、旅立ちの連絡がありました。

 

私はふくちゃんに、一度も会うことはありませんでしたが

それでも、保護に至った経緯を考えると、悲しく感じ

その反面、これ以上、苦しい思いや痛い思いをしなくて済むことに

少しホッとした気持ちもあります。

 

もしかしたら、保護される前に

すでに苦しい時期を経験していたのかもしれません。

 

ふくちゃんのお預かりに手を挙げてくださったmarusukeさん。

短い間でしたが、日々ふくちゃんに寄り添い

献身的に看病してくださったことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

飼い主と一緒に過ごしてきた、慣れ親しんだ場所から保護をすることが

ふくちゃんにとって本当に幸せなことだったのか

それは私には分かりません。

ただ、糞尿が散らばり、ネズミまでいるあの劣悪な環境に

ふくちゃんをひとり残しておくことはできませんでした。

もしかしたら

それは、人間である私の気持ちだっただけなのかもしれません。

 

緊急で保護にあたってくださったぺこちっちさん

本当にありがとうございました。

 

ふくちゃん、安らかに。

辛かった体から解放されて

もう、自分の好きな場所へ

自由に行けるね。

 

ふくちゃんを応援してくださったみなさま

本当にありがとうございました。

 

保護したばかりで、このような悲しいお知らせになってしまい

本当にごめんなさい。

 

明日14時、ふくちゃんとお別れをしてきます。

 

 

当たり前のことですが、犬も病気になります。

そして、病気になれば医療費がかかります。

 

治療を受けていれば

もしかしたら、ふくちゃんには

もう少し長い時間があったのかもしれません。

 

今さら言っても仕方のないことですが・・・。

 

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