震災から学ぶ、備える大切さ
先日、島根県を震源地とした大きな地震がありました。
岡山県井原市でも久しぶりに震度4を観測し、
スマートフォンの緊急地震速報とともに、不安な揺れを感じました。
その瞬間、私が1995年に経験した阪神淡路大震災の記憶がよみがえりました。
あの時、目の前の景色が一変し、日常が一瞬で失われたことを今でも鮮明に覚えています。
もうすぐ、阪神淡路大震災から丸31年になります。
そして今回の地震を通じて、「生かされている」ということを再び、思い起こしました。
地震が起きるたびに、「あたりまえ」があたりまえでなくなることを実感します。
そして同時に、「生かされている」ということの重みと、ありがたさにも気づかされます。
震災の記憶と教訓
阪神淡路大震災では、尊い命が多く失われ、日常のもろさを痛感しました。
インフラが止まり、情報も届かない。
そんな中で感じたのは、人とのつながりの大切さと、普段の備えの有無が明暗を分けるという事実です。
私が阪神淡路大震災で経験したこととして、3日間は自給できる準備が必要ということ。
救助隊が到着し、生きるために必要な物資が行き渡る時間として3日間は必要であると思います。
震災直後に避難した小学校のグラウンドで、見ず知らずの人がくれた「さつま揚げ」の温かさは忘れられません。
また、当時は、ちょっとしたことで命が助かったということもありました。
そのため、今でも背丈より大きな家具がある部屋で寝ない(必要に応じ家具を固定する)、
高い位置に物を置かない、といったことを心掛けています。
当時はまだ「災害は特別なこと」と捉えがちでしたが、今は違います。
いつ、どこで、誰の身に起きても不思議ではない。そう思えるようになりました。
防災は“人ごと”ではありません
岡山県は「災害が少ない」と思われがちですが、近年では豪雨災害や今回のような地震も起きています。
「大丈夫だろう」と油断していると、いざという時に大切なものを守れません。
従業員の安全、ご家族の安心、そして会社の継続――。
そのすべてを支えるのが、日頃からの備えです。
例えば、安否確認の方法や、避難経路の共有、防災用品の点検など、やっておくべきことは多くあります。
小さな行動が、大きな違いを生みます。
企業としての備え、できていますか?
事業所としての災害対策は、単に「マニュアルを置く」だけではありません。
これらを定期的に見直すことが、会社と従業員の命を守ることにつながります。
・従業員が即座に行動できる体制になっているか ……避難訓練など
・重要なデータや書類の保管は安全か ……クラウドサービスを活用
・非常時に業務を継続できる仕組み(BCP)はあるか ……ハザードマップの確認から始める
また、労務の面からは、労務に関わる書類を日頃から整備(完備)しておくことをお勧めします。
・法定三帳簿(労働者名簿、賃金台帳、出勤簿・タイムカード) ……助成金の受給がスムーズに
・従業員とその家族の住所等の情報(最新の情報であるか) ……安否確認のため
・従業員の通勤経路 ……安否確認のため
もし何から始めたらよいかわからない、という場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
私たち社労士も、労務管理や安全衛生の観点からサポートできます。