【走歩記333】真夏の灼熱24時間! 〜24時間リレーマラソン神戸大会2022~ | どんな人生を歩んでも最後は幸せになれる

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2022年7月30日から31日にかけて、24時間リレーマラソン神戸大会に参加しました。
この大会は、チームでタスキをつなぐリレー形式の種目のほかに、**24時間を1人で走り続ける“シングルの部”**があります。
私はその過酷な「シングルの部」に挑戦。
真夏の炎天下、昼夜を通して自分と向き合いながら、最終的に102kmを完走しました。


◆ スタート時の気温は40℃、灼熱の幕開け

レースは7月30日(土)正午にスタート。
開始時刻の競技場の気温はなんと**40℃**というアナウンスに、参加者たちはどよめき、ざわめきます。
私も思わず「えっ!?」と声が出てしまうほどの暑さ。
ただ、これまで真夏のレースは何度も経験してきているため、暑さの厳しさは覚悟のうえです。

前日、久しぶりに昼間に外出した際にも、刺すような日差しに驚かされました。
「あの暑さでこの距離を走るのか…」と少し不安になったものの、あえて自分に期待はせず、「できるところまで全力でやろう」と気持ちを切り替えました。


◆ 暑さを受け入れ、無理のないスタート

大会のコースは、神戸総合運動公園の補助競技場を起点とした1周1.7kmの周回コース。
太陽が真上から照りつける中、最初の周回はキロ7分ほどの軽いジョグで様子を見ます。
しかし、すぐに体が火照ってきたため、その後は早々に「歩き中心の作戦」に切り替えることにしました。

ウルトラマラソンはスピードよりも「続けること」が大切。
過去の経験から、無理をせず、体温を上げないように進むことが、暑さ対策として最も有効だと知っていました。

午後2時を過ぎた頃から、照り返しが地面からも襲いかかり、蒸し風呂のような感覚に。
汗は噴き出し続け、給水所で頭から水をかぶる姿があちこちで見られました。


◆ 徐々に日が傾き、体力が回復

午後5時を過ぎると、太陽が西に傾き始め、直射日光のダメージがやや軽減されます。
私はキロ10分ペースで淡々と歩きながら距離を重ねていきました。
周回コースの良さは、給水所が1.7kmごとにあること。
喉が渇く前に水分を補給できることで、ダメージを最小限に抑えることができました。

午後7時には、夕食として助六寿司が配布されました。
長距離を走ると、内臓が揺れて食事がとれなくなることも多いのですが、今回は歩き中心だったこともあり、体の調子は良好。
いただいた助六寿司を、ありがたく完食することができました。


◆ 夜の帳とともに訪れる最大の敵「睡魔」

日が落ちてからは、「ようやく走れるかも」と思い、少しだけジョグを試みました。
しかし、体の芯が熱を持ったままで、わずかに走っただけで汗が噴き出す始末。
結局、夜間も歩き中心で進むことにしました。

夜10時を過ぎたころから、猛烈な眠気が襲ってきます。
この眠気は予想外ではありませんが、ここまで強いのは久しぶり。
競技場の人工芝の上に横になり、1時間ほど仮眠をとることにしました。

目を覚ましたのは午後11時すぎ。
少し気分がスッキリしたので再スタート。
日付が変わった午前0時には63kmに到達しており、順調に感じていました。

しかし、午前1時を過ぎると再び強烈な睡魔が…。
一度68km地点で歩みを止め、再度1時間の仮眠をとることにしました。


◆ 深夜から明け方、過酷さが倍増

午前2時半、目をこすりながら起床。
気温は少し下がっているのに、体のダルさはむしろ増しているように感じました。
午前3時、空がうっすら明るくなり始め、「夜明けとともに元気になるかも」と思いましたが…

ここからが最もつらい時間帯でした。

フラフラと歩きながら、コース脇のブロックにぶつかるほど意識が朦朧とし、
これはもう命の危険すらあるのではと思うほど。

午前5時半、なんとか76kmに到達したところで再びダウン。
人工芝ではなく、スタンドの狭いスペースに体を横たえました。


◆ 夜が明けて、再び気力を取り戻す

午前6時半に再起動。
スタンドで足を曲げていたおかげで、再スタート直後はスムーズに動けました。
午前7時には「塩おにぎり」が配られ、内臓のダメージも少なかったためしっかりと食べることができました。

午前7時半、ついに80kmに到達!
残り4時間半で20km、最低でも「100km完走」は目指せる射程に入ってきました。

ただし、ここからは太陽が再び元気を取り戻す時間帯。
日差しは刺すように強く、熱との戦いが再開します。


◆ 眠気・疲労・暑さ…三重苦の中でのラストスパート

85kmを過ぎたあたりで、またも強烈な眠気。
ここで倒れては目標に届かないと思い、コース脇の木に寄りかかって10分間の仮眠。
少しだけ体が楽になり、また歩き出します。

午前9時過ぎ、90kmに到達。
残り約3時間で10km、体力的にも時間的にもギリギリのラインです。
水分補給のために足に水をかけすぎたせいで、靴の中はぐっしょり。
案の定、足には大きな水ぶくれ(マメ)ができていました。

それでも、「豆の痛みくらいなら耐えられる」と自分を鼓舞しながら前へ。
暑さに耐えながら、ひたすら歩き続けます。

そしてついに――
残り時間40分のところで100kmに到達!
最後は気持ちの勢いで2km追加し、最終的には102kmでフィニッシュしました。


◆ 終わりに:真夏の限界挑戦、それでも楽しかった

気温40℃から始まり、24時間にわたって続いた灼熱の戦い。
眠気、暑さ、疲労…さまざまな困難に襲われながらも、
最後まで“楽しむ気持ち”を忘れずに走りきることができたのは、自分の大きな成長でした。

「もう二度と夏に24時間なんて…」
と毎回思いながら、なぜかまた挑戦したくなる――それがウルトラマラソンの不思議な魅力です。

この挑戦がまた次につながるよう、これからも自分の限界にチャレンジし続けていきます。


📌 次回は、秋の大会に向けてコンディションを整えます!
ウルトラランナーの皆さん、お互い無理なく、でも楽しみながら走っていきましょう!