少し前のことなのだが・・・

 

友人と会う約束をしており、せっかくなら~と新しめの高級なホテルのロビーラウンジで待ち合わせをした日があった。

 

朝10時、ラウンジに到着すると、我々がその日の一番のお客のようで、だ~れもおらず・・・

 

窓側の席に案内されたのだが、座ってすぐ友人が「おっ!?」と声をあげたのだ。

 

なんや?なんや?と聞くと、二人が挟むテーブルは太い3本の脚が曲線を描いているという鼓のような形で、その脚の1本が友人が座った真正面に来ていたので、ヒザががんっと当たったというのだ。

 

「ほな、テーブルちょっと回そうや」と言うと

「回したら今度、ボイの膝があたるやん」と友人が気遣う

「ほなちょっとだけ回したらどない?」と回すと

二人がそれぞれ滝川クリステルみたいな角度で斜に構えて互い違いを向くという

 

なんで、こんなテーブルやねん!!

 

ということで、ちょうどオーダーを取りにわか~いスタッフが来たので、友人がテーブルの脚の空いているところに椅子が来るようにちょっと動かしたい旨を伝えたのである。すると

 

「横のテーブルに他のお客様が来られましたら、通路が狭くなりますので、それは・・・」

と断られたのだ

 

どこに他の客がおんねんな!!!

 

びっくりした。我々以外客はゼロ。100人くらいは収容できるこのラウンジで、いつ来るかわからない未来の客に山盛りの気遣いをし、今目の前にいて金を落としてくれる客を大事にしないという・・・。元ホテルマンのワタクシ、まさかの応対に言葉を失う。

 

あっけにとられている間に、友人、「エエわ、エエわ、私がちょっと横にヒザを出すから、もうそれでエエわ」とこの状況を呑んだのである。

 

私はこのホテルを利用するのを楽しみにしていたのに、非常にガッカリ。やっぱり、あの老舗のホテルがエエな、8人です、言うたら、ががが~っとテーブル寄せて、重いリラックスチェアをぐいぐい着物きたスタッフが押して「これでどうぞ~」と笑顔で対応してくれる・・・。

 

サービスの良し悪しって、その時その時のスタッフ個人の臨機応変な対応にかかっていて、一人ひとりがその店の顔なんだなぁ、ということを痛く感じた一件。

 

ただ、こういう状況で「じゃぁ、お客さんが横に来るとなったら知らせてね、それまでは動かすから」と、そういう応対の仕方があるということを年長者として暗にカノジョに伝えるということもせず、ただ、期待する応対だけを望んでいる自分に歯がゆさを感じ、時代についていけてないのかもなぁ、と考えさせらた一件でもありました。

 

 

【おまけ】
・アメリカのスーパーで逆の融通利きまくりの出来事に衝撃を受けるというお話は➡コチラ

・ぶっちぎりで融通の利かなかったバスドライバーの「おい~っ!」っていうお話は➡コチラ

 

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