ガル子とガル男が部屋で楽しそうに話していた。
どうもカラオケの話をしているらしい。
ガル男は日本に帰ってくるまで、カラオケに行ったことがなかった。学生のお楽しみと言えば、2軒目はカラオケ、なラインナップなので、今、その流れについていけるようにと曲を覚えたり、日本語を必死で読めるように練習しているのだが、なんせ、モニターに出てくるスピードで文字を読まないといけないので、ガル男にとってはまさに
試練の詰め合わせセット
しかも練習しようとしていた曲が「前前前世」。そんなメロディいっぱいに文字ぎゅうぎゅうに詰め込んだ曲、偏差値30で東大狙うようなもん。急にできるかいと思って聞いていると、案の定
各フレーズ毎回脱落~
歌い出しに間に合わないわ、あちこち、ごにょごにょ~言うてもうてるわ、必死すぎて息つぎできず、はぁはぁ言うわ・・・
いやはや、まだまだ楽しむには程遠いところにいる。
そんなガル男、先日、どうもカラオケに行ってきたようなのだが、その時のカラオケの話をガル子としているようだった。
ガル子が「へぇ、そこは行ったことないわぁ」というと、ガル男がこういったのである。
「そっか、じゃぁ、今度ガル子をそこに持って行ってあげる」と。
「持って行くな~連れていけ~」
と叫ぶガル子
ガル子もはやカバン扱い
これは帰国子女あるあるである。have や takeにbringあたりの訳がさっぱりワヤで、どえらい角度から切り込んだような文章を作り上げてしまうのだ。
代表的なところで言うと
「ねぇねぇ、兄弟持ってる?」
というのがある。
言う側は、そらもう疑いの余地ナシの表情で堂々と言うてくるから、うける側の衝撃は、鉄球投げてもびくともしないと投げたら防弾ガラスたたき割ってもうたテスラの新車発表会のような衝撃・・・
この状況にゲラゲラ笑うガル子に、全く気にしていない様子のガル男。「で、何歌うん?」と聞いたガル男に、ガル子がひと言
「内緒、ぼう、ご期待!」
オマエもか!!!
日本語に訳す途中でつまづくガル男と、なんとなくの音で綱渡り中のガル子
すると聞こえてきたガル男の声
「ん?それどういう意味?」
間違いに気づく以前に、その言葉を知らなかったガル男。
訂正し、意味を教えるオカンの出番なのか?
オカンの出囃子が聞こえてきた・・・
ほな、伝えに行ってきます。
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