「我が家」というものが出来上がって落ち着ける日は一体いつになるのだろうか...
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そんな事を思いながら、7年暮らしたアメリカから帰国して数日、ホテル住まいをしていた。
食事は3食外食になるのだが、ある日ムスコのガル男とオカンは気付いたのである、レストランでのアメリカと日本の大きな違い。それは...
日本の料理、アッツアツで届く
である。
アメリカ、一口目から、すでに適温という温度なことが多い。それに慣れてしまっている我々、無意識に、一口目をぐっと中に押し込むらしく、何回も「あぢっ!!!」つって口の中ズル剥け親子になっていたのである。
そう、アメリカは訴訟の国。マクドのコーヒーをこぼしたおばちゃんが火傷して、火傷するような熱いコーヒーを提供するマクドが悪いと訴えて勝ってまうという事案を思い出す。
それでアメリカは、アツアツ提供を料理部門でもやめてんだな、と最初はそう思ったのだ。しかし、ある事も思い出したのだ。鉄の掟テーブル担当制ってもんを。
アメリカ、ホールの係は必ず担当のテーブル(客)を持ち、それをオーダー取りから最後の支払いまで同じ人が受け持つシステムがある。そしてその支払い時にその担当者のサービスに対してチップが支払われるのだ。
渡米してまだ日が浅かった頃、とあるメキシカンレストランで、担当者が全然来ないから、通りかかった別のスタッフにオーダーをしたことがあった。
そんな事を全く知らない、本来の担当の彼がやってきて、「そろそろ注文どうだい?」と言う。「あ〜、もうオーダーしたよ」と言うと血相変えて、厨房手前に走っていく彼。我が家のオーダーを取った人をすぐさま見つけ出し、「あれは俺の客だ」と。「知らんやん、お前が遅いからやろ」と小さな口論が始まる。そこで我が家は知るのである。受け持つ客の数がチップ収入に直結し、それが彼らの生活を支えているという事を。
なんか、ゴメン
とお気軽オーダーのせいで、ウェイター同士に遺恨を残すような展開となってしまったわけである。
ここに、さっきの「アメリカお料理アツアツとうの昔に超えました」という料理提供の理由があると思うのだ。
1人の担当者は4つ、5つのテーブル担当する。ほかのテーブルにご機嫌を伺いに行ったり、追加オーダーを取っている間に、受け持つ他のテーブルの料理が出来上がる。しかしたとえ手の空いているウェイターがいたとしても、彼らは担当ではないので、運ぶ事が出来ないのだ。
シェフが作り出したアツアツの料理は、置かれたカウンターの上で全力で冷えていく。そうして、テーブルに運ばれて来た時、その料理は、適温っちゃぁ、適温だが、「くぅぅ〜、アッツアツうめぇ〜」は消え失せている、という訳に。
こうして口の中がズル剥けになってもうたガル男とオカン、日本の料理、いつまでたっても熱いやんを学習した後、何口目までふーふーすんねん、という、周りに「あの親子、猫舌遺伝半端ねぇ」を見せつけながら、久しぶりのアツアツご飯を楽しんだのでありました。
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