時が経つのはホンマに早いモンで、シカゴで引越しのために荷物をせっせと箱に詰めていたのは、もう1か月半も前のことである。
割れ物と電子機器だけプロの梱包に任せたあの日、食器は100歩譲っても、これだけは、きっちりと梱包して欲しい、とお願いしたものがあった。それは
NBA選手のフィギュア、バブルヘッド。
これは決してお安くはない試合のチケットを買い、試合の数時間前に会場入りし、並んで、限定数だけ配られるものであり、バスケファンの旦那とムスコにとって、金と労力を費やしてやっと手に入る代物なのだ。
旦那がパッケージから出して飾った場合は、その箱も大事に取っていたのであるが、ムスコ管理分は、箱は捨てられていたため、業者にくれぐれもよろしくと頼んだのである。
ネバダへ荷物が到着し、割れ物ボックスを開梱していた。するとフィギュアの箱が見え始めた。まさか・・・と思いつつ、
筒状の物を開けてみると
案の定
くれぐれも、とお願いしたフィギュアが、2,3枚の紙でくるくる~っと巻かれていただけの通常仕様だったと判明。よくぞ御無事で。
生活も落ち着いたある日、ふとフィギュアが飾られている棚を眺めると、
オッサン増えてない?
数えると3体も増えていた。
もう、日本帰ったら飾るとこせいぜい玄関やん。色とりどりのオッサンにお出迎えされる玄関って、ホンマにもう、何体か引越しで粉々になってもうてもよかったんちゃうか
とか言うたりして。
こうなったら、いっそのことオカンもバスケファンになったろかしら。



