週末、バーベキューをした。
ムスメが間もなく日本に帰るため、何か行ってみたいとか、やってみたいことはないか、と聞くと、家族で裏庭でエエからバーベキューをしたいと言ったからなのだ。
朝から肉を仕込み、いそいそと用意。夕方4時半辺りから早めの夕飯バーベキューとなった。
なんか幸せやなぁ、と白ワインでも飲もやないか、と出してきたうす~いワイングラスが、アホほど曇っていた。
どんだけ使てへんねん
そういや、こんな団らん、2年ぶり。そらグラスも曇るで、と家族がバラバラだった月日を感じたのである。
腹いっぱい肉を喰らい、魚をつつき、野菜に豆を喰い、後片付けをすませ、夜風に当たりながら、ほうじ茶タイムとなった。さすが砂漠気候。夜は毛布なしでは外に腰かけておられず、さむくなり、部屋に入る。お茶を追加しようと湯を沸かし、急須に入れ、ソファーに腰かけたその時、ガッシャ~ンと音がした。
庭を覗くと、さしていた傘とそのテーブルが椅子を巻き込んで倒れた跡が広がっていた。
あぁ、あぁ、と庭に出て起こそうとしたのだが、あるモノが忽然と消えていた。
傘がない
イスとテーブルは倒れている。がしかし、傘がないのだ。とふと隣の家を見ると、塀から棒が30㎝ほど顔を出している。
お察しの通り・・・
一瞬の強風にあおられてテーブルを倒しつつ、傘だけスポッと抜けてふわ~と塀を超えて、隣の家の庭に着地したのだ。
風の強さ、傘の重量、飛距離、すべての偶然が上手に重なってもうたおかげで、隣人宅に着地するという、メリーポピンズ奇跡が起こった、という。
あぁぁぁ、もうなんやねん、という気持ちがふつふつと湧いてくる。
明日、引っ越しのご挨拶かねて、ウチの傘がお邪魔してます、と言いに行くしかない。
片言の英語のあいさつの後にそんな話題持ちだして、隣の人、どう思うやろか。この人、何話してんの?って思うよな、絶対。
