車にムスコを乗せ、友人の家にいたムスメを迎えに行き、軽く野菜炒めでも食べよか~と材料を買い、夜7時半、家の前に到着した。

 

ガレージのボタンを押す。

 

開かない。

 

ちょっと力を入れて押す。

 

開かない。

 

ボタン凹んで戻ってけーへんのちゃん、というほどの力で押す。

 

開けよ。

 

 

まさか・・・電池切れか

 

 

また、このガレージリモコンの電池というのが、最近はめったに見ることのない、でもアメリカではまだまだ現役の長方形で頭の方に出っ張りがある、出だしのロボットみたいな形のヤツなのだ。

 

なのでコンビニとかでなく、西友くらいのサイズの大きめの店へ電池を買いに行った方が確実ってことでそこへ向かった。それ隣町・・・。

 

やっとこさ戻って来て、電池を入れ替えて、さ、家入れるなぁとポチっと押すと

 

開けへんやん

 

そっか、玄関のドアから入ればエエやんか、と思い直したものの、「せや、ドアチェーンをかけたままや」と気づいたのである。

 

ガレージからの出入りが日常である場合、夜にかけたチェーンがそのままなんて事も往々にして起きるのだ。

 

だから、ここ最近は、外出時にはガレージのドアがどないなるかわからんら、とチェーンを外して行くことを心がけていたのに、今日はしていなかったのだ。

こんな日に限って・・・

 

 

いや、もしかして、と玄関へ走り、ドアを開け、チェーンが外れないか試してみることにしたのだ。

 

できるだけ腕を細くしようとダウンを脱ぎ捨て、チェーンを触る。あと1センチもないくらいで丸いくぼみにはまって抜ける!と気合で腕ぐ~んやったら、

あほぅ痛いやんけぇ~

届かず・・・

 

 

一番腕の細いムスコを呼ぶ。あともうちょいでくぼみ~と欲張って腕ぐ~んやったら

あほぅ痛いやんけぇ~パート2

 

開くか~い

 

諦めた。

 

旦那?いてないやん、シカゴに。何万キロも離れたネバダ・・・。ほな、アタシら、家、入られへん?

 

もっぺん、ガレージのボタンをいろんな方向へ向けて押しまくっていると、隣りの若夫婦が出てきてこういったのだ。

「停電やし何しても開かへんよ」

と。

 

出た、停電!!!

 

その考えはなかった~。

「復帰は9時15分の見込み。でも絶対それより遅くなると思うで」と言い、若夫婦は「夕飯でも食べてくるし、あんたらも外食しておいで~」と出発したのである。

 

 

そうとわかれば、我が家もしゃぁない、と外食することにしたのだ。時刻は夜8時。近くで開いている店はメキシカンのみ。

冒頭で言うた。ワタシら今、野菜炒めの口である。そこに放り込まれるチーズたっぷりのヘビー級ディナー。仕方ない、これしか策はなかったのだ。

 

 

何とか時間をつぶし9時30分ごろに家に戻ったのだが、案の定、停電は続いていた。

 

どうしようかとあたりを見回すも真っ暗け。そこで隣町に住む友人宅に連絡することにしたのだ。すると、そこは停電していないとわかり、その友人家族の家に保護してもらうことになったのである。

 

その家の旦那さんが、停電マップ(outagemap)の存在を教えてくれた。地図に停電箇所が三角印で表されているというもの。現在74軒が停電中、と出ていた。

 

ってか、停電マップってなんやねん

 

そんな地図アプリを制作する前に、停電が起きん街にしろよ・・・

と、

「そもそもを便利にしよう」ではなく

「トラブルに巻き込まれた時に便利にしよう」というトラブルありきな姿勢に、アメリカそのものを見たような気がしたわけで。

 

こうして夜10:15、ようやくマップから三角印が消え、停電が終わったことを知る。

 

友人宅を出ると、車のフロントガラスに雪が積もっていた。暖冬のシカゴだというのに、雪が降っている。

 

 

なんで、こんな日に限って・・・・

 

もう

泣いたろか

 

 

ポチッとプリーズ。あゝ、おおきに。
 
 
 

※停電マップのサイトはコチラ。

outagemap.comed.com(イリノイ北部限定)