ゆっくりコーヒーを飲んでいた。
ブ~ンと何かが飛んで行った。あのサイズ、あの音、間違いなく「ハエ」だ。
この辺に住んでいると、ハエの1匹や2匹どうってことないので、また折をみてバスコーンといってやろうと思った矢先、ブーンとまた目の前を飛び、しかもブンブ~ンと二手に分かれたのだ。
航空ショーだとしたら秀逸
視界に3匹のハエが入ってきた。
この家に4年住んで得た知識。ハエが3匹いた場合は、もっといる。
ヤツらは窓が好き。12個ある窓のブラインドを全開にすると、ブ~ンブワァ~ンブォ~ンとどっさり飛んできた。
コレは、近場で生まれたな。
こうなったら、追いかけまわして根こそぎやるしかないのだ。そうしなければどうなるか―。
ネクストジェネレーションが誕生し、我が家、ハエハウス再び、となる。
明後日には日本からの客が来る。年明けから隣の州へ引っ越してくるのだが、夏休みを利用してファミリーでその下見に来ているのだ。
だから余計に必死で戦い、なんとか試合は終了。全部で12匹だった。
しかしまた、これが全部でナイということも知っている。外出後戻ってくると、案の定またブンブン中だった。
結果、翌朝までの間に26匹と戦った・・・。
友人が家に来た時も間違いなくハエはいるだろう。
彼女の今回の渡米の目的がこれからの暮らしの下見だというのなら、ハエが身近なこの暮らしもまた、アメリカ生活の真実であり、そう、もう包み隠さずお届けしようやないか、と腹をくくったのである。