フェイスブックなどで最近よくシェアされている記事に、子育て世代への冷たいオジサンたちの言動なんてのがある。
今は夏。
この時期に一時帰国をする家族は多い。駐妻、永住組と関係なく母一人で、子供を連れて帰る場合が多い。
朝便か夜便か迷い、色々最悪のパターンを想像し、用意をする。
ぐずった時用のお気に入りのおもちゃ、時間が潰せるシールを貼って遊ぶ本、飛行機の中で初めて見せるおもちゃを仕込んでおいたり。今やDVDプレイヤー持ち込んで頑張っているママの姿も見る。
歩くと気がまぎれると、空中散歩。そのついでに、まだまだ交換しなくてもいいオムツを替えたらエエんとちゃうか、と気が付くと行商に行けるほどのカバンのデカさになる。
小さな子連れの一時帰国とは、フライト中に何が起ころうが、乗り越えてやるぞ、と「腹をくくる」、という意味でもあり、今まさにがんばっている母ちゃんたちを見ると、頑張れよ~、もう少しすれば楽な時が来るからね、と心から思う。
ところがだ。
そうがんばっているお母ちゃんたちがいっぱいいるのに、何一つ用意せず、放っておく親もいるのだ。
私はこの半年で2度も遭遇。
成田シカゴ間は最悪であった。
かぜっぴきの2歳くらいの娘のハナが出ているのに放ったまま。通路はさんで座る私の方を向き手で口を覆うことなくゴホゴホと咳き込む。オカンの注意ナシ。ぐずり始め、マ~マ~と呼んでいるのに、オカン、ヘッドフォンつけて・・・
まさかのテトリス!!
いや、テトリスをしていても構わない。ただ、ぐずり始め、寝ている人をも起こしてしまうほど、ママーと大声で連呼しているのに気づかない母親に驚いた。テトリスで4段一気に消してスカッとする前に、娘のハナ、拭いて消したれよ・・・。
ある時は、ようやく歩けるようになったという一人娘を連れた家族。クゥ~という甲高い声でしかまだ意志表示ができない娘に、あやすおもちゃゼロ。見かねた客室乗務員がグッズを渡したりするもおさまらず。お母さん、娘にでっかいヘッドフォンつけてディズニー映画を見せているが、1歳ちょいが何時間もそんなモンでごまかせるわけなく・・。そのお母さんがやる事といったら、「しーっ」と言うだけ。
シーで黙るかい!!
まず抱っこしたれよー、ほんでダメなら、散歩や、散歩。と横を見るとフルフラットにして寝ているオトン。お前もちゃんとせー!!
そのぐずる子供の前に座っていたオジサンは、とうとう客室乗務員に頭痛薬をお願いし、飲んでいた。しばらくし、その横にいた私もダウン。頭痛薬を飲んでいると、おじさんと目が合い、軽く会釈しながら同情しあったのだ。
こういう状況での苦情は言いにくい。
私は、こういう何の用意もせず、長時間のフライトに乗るお母さんたちにちょっと知っていただきたいことがある。
ご存知だろうか。このおじさんたちの多くは、シカゴへ到着したその日から、眠る事なく仕事になるスケジュールだということを。もしくは、シカゴからまた数時間、車で近隣の州へ移動する人もいる。ぎっちぎちのスケジュールで動かないといけない人が多い。体調不良の中でのこの仕事がどんだけ大変か、ということをほんの少しでいいから想像していただきたい。
世のオジサン、時に、ちょっと子供が泣いただけで、理不尽に怒る人もいるが、機内で一生懸命子供をあやしている姿をほほえましく見ていたり、子供は泣くもんや、エエで、エエでと言ってくれたり、いくつや~?と会話してくれたり。こうやって限界を超えておきながらも我慢し、心の中だけで収めていたりする人もいるということを知っておいていただきたい。
おじさんたち、こういうこと、案外言わなかったりするから・・・。
ぐずったり、泣いたりするのをすぐさま黙らせろ、ではない。親がそれに対して、動こうとしているかどうか、そこが大事なんだと思う。
「子供 に罪はなし。親のおろおろ感なしに罪あり」、とツイートしたダウンタウンの松ちゃんの気持ち、なんか、よくわかる。
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