子供の頃、教室で誰かの持ち物がなくなることは、年に1度くらいあったような記憶がある。




そんな時、先生は顔を伏せるように言い、だれにも言わないから手を上げてごらん、と促し、その次の休み時間に、先生の机の横に一人の子が立ち、その先生が諭すように話しているのを見て、え、コレやと、ばれてますやん、と思った小学生時代。




日本のおんなじモンを持たせ、みーんな一緒ってどないなんやろか、と個性溢れるアメリカへきて思っていたのだが、やっぱり、日本の素晴らしさを感じる今日この頃。



息子のボールペンがよく盗まれる。



ある時はその盗った子が次の授業で堂々と使っていたので、「オレの」と言って取り戻し、ある時はブーツの中にすっとさしているのを見つけて、「オレの」と。よく起きるのだという。みんなそれぞれに違うペンなので、息子のを気にいっているらしいのだが・・・・。



習い事でも起きた。


一生懸命頑張るように、と旦那が息子に贈ったボールが盗まれた。


しかも2度もとられ、1度目はその場でチェックをして戻ってきたのだが、今回は、気づいたときには数名帰ってしまっていて確認できず。



コーチに一斉メールでボールの確認を依頼したのだが、面倒くさそうに、「わかったよ」と返ってきた。これは、我が家が「個人の持ち物」に執着しすぎなのか、と思わされる態度で、もうようわからんようになってきた。



そして、そのメールに返信をしてきた人はなし。



この地域は非常に裕福な家庭が多く、バスケのボールも練習の度に違うものを持ってくる子も多く、ボールごとき、なんだとしたら、我が家の想いは伝わらない。



欲しければ盗る。



これは子供にはある心理であるし、それを分かっているから、日本は指定された同じものを学校で使用させ、それでも何か起きたときには、解決するまで大人がしっかりとフォローする。



私がこのよくできている日本のシステムに慣れすぎているのだろうか。


もう少し物の管理や一つのモノの大切さ、を大人が指導してもエエんとちゃうか、と思う。



あす、再注文したボールが届く。


くやしい、というよりも、なんや切ないな。






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