週3回のフットボールの練習。
フィールドは寒い。
練習中は出来るだけフィールドの外周を歩くようにしている。
そのフィールド横には野球用のフィールドもある。
先週あたりから、白髪混じりのオッサンたちのソフトボールの練習が始まった。
6時半ごろから参加メンバーが全員集まれるという、この国のオッサンですら定時上がり、の文化を羨ましく思う。
せっかくやからちょっと見てみよか、とペースを落として歩いていた。
バッターボックスに立つオッサン、エエ音たててカキーンと打った。レフト方向へ飛ぶ。ライナーでなかなかの勢いであったが、レフトのオッサンも見事正面でキャッチ。パチーンと音がする。
よく見てみると、グローブを付けてない。
まさかの素手―!!
オッサン、グローブ忘れても素手でやんのかい、と思っていたら、オッサン、サードに投げる。サードのオッサン、パチーンて音ならしてキャッチ。
コイツも素手ー!!
見たら全員素手―!!
なんや、この競技。
ソフトボールよりやらかいボールやとしても、なかなかの硬さに見える。気温6℃ほどの中、かじかむ手で、素手で行うボール遊びに真剣な表情のオッサンたち。
聞けば、シカゴ発祥の16インチソフトボールという競技らしい。
ぐるぐる巻きにしたボクシンググローブをほうきで打つという遊びから、賢い大学生たちが競技に仕立て上げたらしい。
でかい球で遊ぶ分、小さい球ほど飛ばないらしく、フィールドを狭くしても、室内でもできる。
つまり、シカゴのやってくる秋を打ち落とす主張だらけの冬三昧な気候の中でも続けられる競技として、瞬く間にシカゴ内で拡散した、というわけで。
痛くない、と言い張るが、ものすごいライナーは、絶対痛いに違いない。