ボイ、40歳で初めての手術。

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例の外科医おはよう行脚が始まる。

 

「ボイさん、今朝の血液検査、どっこも異常なかったわ」

と一言。ほっと一息ついたのも束の間

「どうする?今日退院できるケド?」

・・・、追い出す気か?

 

わし、傷口まだまだ痛みますねん。

昨日かて、夜中に痛み止め、ナースコールでお願いしたくらいですねん。歩け、歩けと看護師に言われ、歩きましたケドも、腰の曲がった老婆のような姿でしてん。それでも帰ってエエって本気でっか?

 

外科医は冷たい・・・

「え?そない痛い?」とか言いよる。

 

すると5分ほど経ってジャルジャルが入ってきた。

「昨日の手術は予定よりも30分も早よ終わって、出血全然なかったんすわー」と。

「で、今日、退院できますケドね」と付け加えた。

せやから、おらしてくれよ…

 

懇願の結果、通常の術後3日目の退院で話は落ち着いた。

 

面会時間となり、子供たちがやってくる。

病棟内1周散歩に順番に付き合ってくれる。

娘が言う。

「ママ、おじいちゃんみたい・・・」

 

せめて、おばあちゃんにしてくれ・・。

わし、いくら歳を重ねてきたとは言え、まだ性別を超えてまうようなパンチパーマあててるオバハンの域には達しておらん。

 

夕方、おつかれ行脚で先生が聞く。

「食欲ありますか?」

「はい、しっかり食べれてます。」

「ほな、便でました?」

なんぼなんでも、出るか―!!

156滴も下剤飲ませといて、そない簡単にご新規便が出来上がるか―!!

 

ボイ、間もなく退院。



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