普段は知らない、入院病棟担当の看護師の仕事。
日勤担当と夜勤担当に完全に分かれていた。
私の受けた印象だが、夜勤担当の人の方が何かを乗り越えてきた逞しさを感じた。
鳴り止まぬナースコール。
今や、心安らぐメロディー音が鳴り響くようになっている。時代か?
土日は3人しかいない夜勤のナースたち。
1フロアに60人の患者がいると思われる。
金曜の夕方、売店に行こうとエレベーターに乗った時、日勤のナースたちが私服に着替え帰宅しようとしているのに遭遇した。
「今日、A子、一人で18人担当やって~。2年目やでー」
「ホンマに―!? 出来んの?」
わて患者。そういう会話は給湯室でしてんか・・・。
その夜、3時ごろ、バタバタバタっと走る音がした。
その音、間違いなく本気の走り。
病棟廊下で1本ガチンコ勝負の100m走でもしてんのか・・・っちゅうくらい。
私が入院していた外科病棟は年配の人、多数。
なんと、わたくしで若い方。そんな状況、久しぶり。
で、夜中に自分がどこにいるのか分からず騒いだり、ウロウロしだす痴呆の症状の出る患者さんがいるらしい。そのため看護師さん、猛ダッシュで駆け付ける・・・。
大変や。
朝5時。
隣りのおじぃがなかなかの嗚咽。しかもこれが毎日、きまって朝の5時。
もう毎日続くと笑けてくる。
「今日の具合いかがですか?」と看護師が朝の検温の時にそのおじぃに聞く。
「わしか?元気やでー」と答える。
ウソつけー、嗚咽しとったやんかと思うが、看護師もつっこまず、「そうやね、元気そうやね」と嗚咽には触れない。
かと思うと早朝、顔を洗おうと洗面所に移動中に転倒し動けなくなった別のおじぃを看護師2人が抱え上げて車いすに乗せる。本来の理由とは違う理由で入院が延びそうなことが発生する。
「スリッパが悪いな、もうこれ脱いどき」
と、コケたことがおじぃのせいではないと、おじぃのプライドを傷つけないように会話する看護師。
この仕事、医者以上の給料をもらってエエと思う。
ポチッと、ありがとさ~ん。