バッグにたくさんの教科書を詰め込んでスクールバスに乗りこんだ娘が夕方、両手に教科書をどっさり抱えて帰ってきた。
ママ、バッグが破れてもうた・・・。
本の重さで破れたんとちゃう。
これは明らかに何かにひっかけてじゃいってひっぱった形跡が。
「どないしたん」と聞くと、
「教科書の量に対して、1人1人のロッカーが細すぎて入れるのも出すのも大変やねんと答える娘。
しかし帰りのバスに乗るまでの時間が決められていて、全員が乗り込んだかどうかの確認など一切なくバスは出発する。先日、チアの顧問の先生に呼び止められて話をしてバス乗り場に行くと、無情にも目の前をプシューンと音をたてながらバスが出発してしまったという。体制、エエ加減にもほどがある。
その悲しくもむなしい経験から、急いでかばんをひっぱったところ、ロッカーの角に布が食い込み、そこを拠点に一気に、ばりーぶりーと裂けてしもうた、といういうわけだ。
もう8割方その真実に気づいているだろうが、娘は言う。サンタさんにもらったやつやのに・・・、と。
ロッカーどう考えても狭いのだ。横幅約18センチしかない。
アメリカは広大な土地をお持ちのため、この辺の学校は平屋で充分。びろーんと広がった校舎に何百人といるのだ。そして全員分のロッカーが廊下にずら~っと設置されている。
なのに、娘の通うミドルは、階段がある校舎に憧れを持った人が設計したのだろうか、地下1階地上2階のやや小ぶりな3階建てなのだ。
なぜ、上に積んだ・・・。
上に積むということは、階段やおどり場のスペースが必要だ。平屋スタイルに置けていたロッカーの数を設置するには「ゆとり」ある設計にしないといけないハズだ。。そこに「小ぶり」をぶつけてくるとは。
校舎裏には極寒の12月から3月まで一切使わないどでかい運動場がある。運動会もないのに、だだっぴろい敷地をただただ持て余している。その運動場にどんな夢をもって広めの敷地をあてがい、どんな計算から校舎を小ぶりにしたのだろう。
その敷地、ちょっと校舎にまわし、増床したらどないやねん。そしたら幅広のロッカー入れられるやろ・・・。
と思いながら、バッグを縫った金曜の午前であった。
購入から9年。一度も手入れをしていないミシンは未だ奇跡的に動く。ポチっとおおきに。