椅子から転げ落ちるような点数を取ってきた娘の社会のテスト。
もう二度と同じ失敗をしないように、週末はがっつり真横に座って一緒に勉強することに。
現在、メソポタミア文明あたりを勉強中。
その教科書の一文に、「昔の人たちは不運や病気、嵐などは神々のたたりと信じていた」とあった。
そこで思い出したのである、タイでのある出来事を。
あの国では、今でも強く「仏」を信じている。タンブンとよばれる「徳を積む」ことを生きている間にすることで、来世幸せに暮らせる、と強く信じ、お寺にお参りに行き、米や醤油やナンプラーを奉納する。私もタイに住んでいたころはメイドさんと一緒にタンブンに行ったりもした。
その我が家で働いてくれていたノンさんというメイドちゃん。ある日、彼女が我が家の近くで立派なキノコが生えていたと見せてくれたのだ。彼女は田舎育ちで、このキノコをよく食べていたという。今晩はコレをおかずに、と喜んで帰って行った。
翌日、ノンさんのご主人から、ノンさんが昨日病院に担ぎ込まれた、と連絡が入った。今は家にいるが、まだ本調子ではないので、休ませてほしいと。
その翌日、なんとか元気になったノンさんは出勤。
一昨日の出来事をこう話してくれた。
「夜に、突然、悪寒で震えだして。もう何がおこったのかさっぱりわからん。そうこうするうちに気分がどんどん悪くなってね、オクサン」と言う。「タンブンを1回忙しくてやらなかった。あれが、あれがあかんかったんやと思う」と。
こうなったらノンさん、もう誰も止められない。
「ご祈祷してくれる霊媒師が今日来てくれる。お祓いしてもらう」と。
ノンさん、状況から考えてね、多分よ、多分、
あのキノコ、毒キノコやったんやて
タンブンをしなかったせいでもない、霊に憑りつかれてるわけでもない、そうワタシは訴えてみたのだが、ノンさん「私、キノコは得意。前にもオクサンに、これが毒キノコよと教えてあげたでしょ?今回のキノコは食べれるキノコ!」
自称キノコ博士は頑として譲らなかった。
社会の教科書に書き加えたい。
紀元前の時代だけとちがう。今、平成のこの世にも世界にはまだまだ神々の悪戯やと思ってる人がようけおる、ということを。
そんなことを娘の横で思い出し、考えいていたのでありました。
あのキノコ.....という私の言葉をかぶせるように即否定したノンさん。キノコやて、絶対。ポチポチっとおおきに。