ちょうど1年前の今頃、船便を出すための用意をせっせとやっていた。
前にも書いたと思うが、会社の規定で、旦那が赴任してから半年、家族は帯同できない。それはつまり、辞令が出ると、さっさと自分ひとりの用意と期待をたっぷり込めたゴルフバッグをもって旦那は行ってしまい、いつも私ひとり、船便の用意をさせられる、という意味だ。
赴任、帰任と船便なので、もう今回で3回目。どうすると引越し屋が喜ぶか知っている。とにかく、クローゼットや靴箱の中など、この段から上を船便、それ以外は残置、と張り紙をするのである。「奥さーん、これ置いてくの?持ってくの?」という質問をさせない、という目標を掲げ、今回の引越しの作業をしていった。
引越当日、正社員と思われるしっかりしたお兄さん1人に、ものすごいことシフト入ってます、という雰囲気のバイト達5名の計6名がやってきた。とてもよく教育されていて、言葉遣いも丁寧に気持ちのいい若者たちだった。
ざっと、仕分けの説明をし、さ、それでは作業開始、となって5分。一人の若者がやって来た。
すみません、トイレ、お借りしていいでしょうか。
どうぞどうぞ、と答える私。
するとまた5分ほどすると、別の若者が、すみません、トイレ、お借りしていいでしょうか、ときた。さらに10分もしないうちに、別の若者が、すみません、トイレを.....と。
自分の家でしてこんかーい!!!
驚くことに1時間の間に、バイトとおぼしき5名全員がトイレに入っていった。
正社員もさすがに、成人男性に、バイトに来る前に必ず家でトイレを済ませてくるように、とわざわざ教えたりはせんわな。てか、教えられんと出来んのか?
何一つ壊れることなく荷物はシカゴへ到着した。
すばらしい作業ではあったが、ただ一つ、ひっかかるものを残して行ってくれた引越し屋だった。
トイレは早め早めに行かんとね。ポチポチっとおおきに。