食べる方のタコではない。
えらい勉強やってた学生の頃や、書くことが仕事の人にはできるペンダコ。それは使う指にできるダコだ。
わたしは、どえらいところにタコを作ってしまった。
これは数か月ほど前の話である。世にも恐ろしいタコ話。
12月末にシカゴへやってきて数週間。寒さは日に日に増す一方。平日の外出は子供の送り迎えの時だけという生活を送っていた私は、日中パンを焼きながら、動画にはまっていた。
海外駐在での生活は、とにかく、焦らず日々の生活を作り、そこに自然とのっかるようにすること。急ぎ過ぎると壊れる、ことを前回の海外赴任で学んでいた。
なので、さほど外出しない生活、パソコンで動画を見る生活を焦らないようにしていた。
それはとても楽しく、1本見終わっては、さんまさん見よ、とか、次はナイナイにしようとか、気が付きゃ、お昼過ぎてた、みたいなことになっていた。
ある時、シャワーをしようとしたとき、何気に鏡をみて驚愕。
右のお尻のぽよんとやわらかいところの一部が、象の皮膚のようにガサッとし、残念な色にくすんでいたのだ。
なんや、コレ。
慌てて左のポヨンを見た。
左にも象がおる.....
両方の象をさすりなが、これ何や、と全裸の四十路は考えた。この位置、椅子で座るときに上半身を支えかつ圧迫を受けている場所やないか。
そう、わたしは、椅子に座り、動画を見続けることで、お尻にタコを作ってしまったのだ。1人サファリパーク、とかゆうてる場合とちゃう。これは早急になんとかせないかん。
策は簡単。見る動画の数をただ減らすのみ。
あれから数か月、象は森へ帰った。
今は1日2本と決めているからだ。あまちゃんと何か1本。
気が緩んでしまうと、象が戻ってくることを知っている。
さて、今日も座らない時間をたくさん、過ごすとしよう。
座るなら何か生産的なことを。
暴れず素直に森に帰る象でよかった。ポチポチっとおおきに。