自分自身の英語には少しは自信があった。

日本での生活の間こそ一切英語を使うことはなかったが

前回の赴任地では、主にヨーロッパ勢やアジア勢と楽しく過ごしてきたと思う。

 

アメリカへやってきてすぐのこと。

 

 

日本と違い、アメリカは、レジのスタッフからHi~と声をかけられ

 

最近はどう?とか、寒いねに始まり、子供たちにいい習い事あるよ~とかいろいろ情報をくれちゃったりして

ちょっとした会話を交わす場所でもある。

 

だから聞き取れないと、焦るわけなんだけど...

 

 

ある日、日系スーパーへ出向き、買い忘れた一品だけを購入した時のこと。

 

 

レジの担当もまたアジア人。

 

 

彼女が突然、こういった。

 

 

「ジュニアベッド?」

 

 

「..........」わたし、しばし沈黙。

 

 

えっ、どういうこと?ここレジやん。

 

えっ、何、なに? 今、この食料品スーパーでジュニアベッドのプロモーションとかしてるわけ?

 

さすがにちゃうよな、どこにもベッド見えへんし。よし、もう一度聞いてみよう。

 

 

「Sorry?」

 

 

と聞き返す。

 

 

すると、彼女、まったく同じスピード、同じ言い回しで言い返してきた。

 

 

おい、こら、待て。

相手が聞き取れてない風であれば、通常はゆっくりだとか、単語をより簡単なものにしたりだとか、創意工夫っちゅうもんが見られるもんやないんか。

 

でもやっぱり、ジュニアベッド?

 

そりゃぁ、もう、その数秒にあらゆる想像、空想、仮定、妄想を繰り広げるわたし。

 

 

けど、よき回答に巡り会わず。

 

 

撃沈。

 

 

しばら~くして、状況から考えてみて、はっとした。

 

Do you need a bag?

 

まじか。

この程度の文章が聞き取れなかったのか、あたし。

 

出直すと心に誓ったのであります。

 

 

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