妹より小さな自転車に乗っていた長女が自転車を買う事になりました。
それがうらやましくて、まだ十分に乗れる自転車を持っているのに、
新しい自転車が欲しくて駄々をこねる次女。
次女をなだめるために、自転車屋さんで即興で作ったお話が、
意外にも子供達にヒットし、意識改革を起こしたので、
シェアさせていただきます。
人間界でのノンフィクションに、車輪を持った面々の会話を乗せて・・・
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オレンジのローラーブレイドがきつくなった為、
トイザラスで新しいピンクのローラーブレイドを買った次女。
その後、長女の自転車を買うため自転車屋さんにいる頃、
自宅の庭で車輪持ち達が何やら話をしております。
登場人物(?)
・長女
・次女
・20インチ(長女が年長さんの時に買った自転車)
・22インチ(次女が1年生の時に買った自転車)
・オレンジ(親戚からお下がりでもらったローラーブレイド)
・一輪車
・キックボード
22インチ「どうしよう、私まだ十分乗れるのに
次女が新しい自転車欲しがっているの」
20インチ「大丈夫よ。次女はあなたを置いて
新しいのを買って来たりしないわ」
22インチ「だといいんだけど。20インチはいいわね、
こんなにボロになるまで乗ってもらって」
20インチ「そうね、ここまで乗ってもらえて自転車冥利に尽きるわ」
22インチ「私もあなたみたいに満足するまで乗ってもらいたいわ」
なにも知らないオレンジが22インチ言いました。
オレンジ「大丈夫よ。あなたはまだ次女に乗ってもらえるわ」
一輪車「そうよそうよ、大丈夫」
キックボード「安心しなさいよ、大丈夫だから」
そこに、家族の乗った車が帰ってきました。
20インチ「長女の新しい自転車がやってくるわ。
これで私もサヨナラね。でも私幸せよ!」
22インチ「さみしいわ。でも満足そうでうらやましい。」
「どうしよう、次女まで自転車買ってきたら・・・」
バタン。車の扉が閉まる音。車輪持ちの世界に緊張が走ります。
20インチ「あ、長女が新しい自転車をひいてきたわ!」
「素敵な自転車ね。これから長女のことヨロシクね!」
長女に続いて次女の足音が聞こえてきました。
次女も自転車をひいているのか・・・?
22インチ「あ、次女ったら・・・」
「私を見捨てないでいてくれたのね!」
そう、次女は新しい自転車を買わなかったようです。
20インチ「よかったね!」
オレンジ「ほら、言ったとおりでしょ!これからも私たちと遊べるね!」
一輪車「よかった、よかった。本当によかった!」
キックボード「次女はモノを大切にする子だもんね!」
22インチはみんなに祝福され、とっても幸せな気分です。
あ、あれ?よく見ると次女が何かを持っています。
・・・ピンクの箱? 箱には・・・ローラーブレイドの写真が・・・・。
そう、みんなが予想もしていなかった、新しいローラーブレイドがやってきたのです。
オレンジ「ガビーン
人のこと心配している場合じゃなかった・・」
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さっきまでふくれっ面だった次女ですが、
オレンジの「ガビーン」の所で大爆笑。
私も自分で作っておきながら、涙を浮かべて笑ってしまいました。
次女も気持ちが切り替えられたようで、無事家路につきました。
家の前に車を止めると、次女が言いました。
「いまごろ自転車達みんな、ドキドキしているよね。」
そして、物語の通り長女の後に続いて次女が自転車置き場まで行くと、
「ジャジャーン、新しいの買ってないよ」
と手を広げて、22インチに話かけ、カゴに抱き着いていました。
「心配かけてゴメンね」 とでも言っているのかな?
それから、姉妹で自転車に乗って、近所を何周も何周もグルグルしていました。
こんなに自転車に乗ること、今まであったっけ??
その晩、お風呂に入りながら長女が言いました。
「私と次女、サンダルちょっと切れてるけど、まだ履けるから新しなくていいって話し合ったんだ」
あらあら、車輪持ちのお話が、モノを大切にする気持ちを育てたのかしら?
この後、もし次女が新しい自転車を買って帰ってきたらどうなった?
という話も作らされたので、それは次回!
あ、ピンクとオレンジの先輩後輩物語もあるのだけど・・・(笑)
(端っこで泣くオレンジ)
長い物語にお付き合いありがとうございました![]()
