そんなわけで散歩中に
サギの腐乱死体に
突撃・突入をして
わが愛犬アーシー
(黄色大犬)でございましたが。
勿論帰宅後
お風呂コースでしたよ・・・
最初は『子犬用洗浄ワイプ』で
なんとかなるかなって
甘いことを考えていたんですけど・・・
死臭ってすごいですね・・・
アーシーも洒落にならない一線を
自ら越えたことは理解したのか
お風呂では非常に
聞き分けが良かく、また
私にお詫びの気持ちを
見せようとしてか
その耳元を私の脚や肩に
押し付けようとしてきたのですが
・・・待て、その行動は
普段なら非常に殊勝で可愛らしいが
今は止めろ、ニオイがうつる!
とにかく強めに泡を立てて
耳周辺と首を中心に念入りに洗い
タオルで拭きとり、たぶん現在
アーシーのニオイは
なんとかなっているんですが
「でも僕たち、
犬のニオイに関しては
愛が先に立って
鼻が利きませんからね」
とはわが夫(英国人)の弁。
すごい経験でした・・・
夜になってやっと気持ちが落ち着き
「いやあ人生、何事も経験というか
よく考えたら私は死臭を
嗅いだのも初めてだし
腐敗体液というのか?あれに
触っちゃったのも初めてだったよ、
でも面白いもんだな、過去に
経験がなくとも瞬間的に
『これは!アレだ!』って
本能が理解するもんだな・・・
待ってくれ、なんだその目は」
その日の総括を滔々と語る私を
わが夫はなんというか非常に
しらけた目で見つめていて
ため息とともに夫が言ったのが
「・・・僕は時々
実感するんですけど、
君って本当に
お育ちがいいですよね。
周囲の大人に厳重に守られて
過保護に育ったっていうか・・・」
「待て、おい待て、私が
過保護に育てられた
三文安であることは
否定しないが、腐乱死体に
関りを持たずに成長したことが
どうしてそういう話になるんだ」
「あのですね、僕たちの年代で、
東京みたいな異常に清潔な
管理都市以外で生まれ育って、
保護者の目が常に届くわけでは
ない環境で好き勝手に遊んで
大きくなったら、それは
それなりの経験を積むものですよ」
「いやそれはおかしいだろ、
腐乱した生き物の死体なんて
そうそうお目に
かかるものじゃないし、
そうだ、たとえ目にしても
それに触っちゃうことなんて
子供だって滅多にないだろ」
「・・・」
「おいおいおい」
「僕は子供の時、犬と一緒に
暮らしていましたから・・・
その犬もアーシーみたいな
生まれと育ちのしっかりした
盲導犬候補の犬じゃなくて、
保護犬施設出身の
氏も素性もよくわからない、
色々な家をたらいまわしにされて
すっかり調子のおかしくなった
犬でしたから・・・そういう犬と
一緒に遊んでいればそれは
色々経験するものですよ」
・・・夫の意見も
どうかとは思うんですが、ただ
我々の世代を地球規模で俯瞰すれば
『腐敗死体を見たことがない・
死臭を嗅いだこともない』子供のほうが
少数派であることはもしかすると
間違いじゃないのかな、と・・・
なお夫に具体例を求めたところ
「でもそれを話したら、君、
たぶん食欲なくなっちゃいますよ」
ここから一歩踏み込むべきか、
それとも己の食欲を大切にすべきか、
現在悩んでいるところです。
子供の頃にそっち系の
衝撃を経験済みのあなたも
あ、自分は少数派です、なアナタも
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