街中を歩いていたら
夫(英国人)が
「あ!某銀行の支店が
ありますね。僕、ちょっと
寄ってきていいですか。
古い銀行カードを
処分したいんです」
もちろん、じゃあその間
私は近くのアジア食材店を
覗いているよ、と
言って別れて数分後。
夫が妙に
いぶかしげな表情をして
戻って来たので
「・・・銀行、
閉まっていたのか」
「いえ・・・
開いていたんですけど、
僕は窓口の人に
要件を説明してカードを
渡すつもりだったんですよ」
「うん」
「でもあそこ、
窓口がひとつもなくて・・・
ずらっと機械が
並んでいるだけなんです。
でも何故かコーヒーショップが
併設されていて、そこに
コーヒー屋の店員さんは
いるんです、けど、彼らは
銀行の人じゃないっぽいんです」
「都会の銀行はお洒落じゃのう。
でもまあ都会過ぎて
窓口業務を必要とする顧客は
やって来ない立地なのかもな」
「僕も戸惑っちゃって・・・
そうしたら女の人が一人
『ご用件は』って
話しかけてくれたので
カードを破棄したい旨を
伝えたら『では私が
お預かりします』って
言ってくれたんです」
「うん」
「でもその人、銀行員っぽい
服装じゃないんですよ。
ものすごくリラックスした
格好をしているんです。
僕の顔に疑念が
出ていたんでしょうね、
『本日は当行はカジュアル・
ウェア推奨日なんです』と
説明してくれたんですけど・・・」
「都会の銀行は
本当にお洒落じゃのう」
「君が僕だったら
その人を信用しますか?
『あなたにカードを渡す前に
あなたも身分証明書を
見せてもらえますか』って
お願いしたら
それは断られたんです」
「・・・それは怪しいな」
「まあ客観的に見て
見知らぬ中年男に身分証明書の
提示を求められたら
若い女性は警戒するでしょうけど、
でもこの場合僕にも相手を
警戒する権利はあると思うんですよ」
夫は結局古いカードを
持って帰って来ておりました。
私は夫の行動は
正解であったと信じるところです。
こちらの女性が
本当に銀行員であった
可能性もあると思うんですけど
詐欺師であった可能性も
ゼロじゃないですよね
それで彼女が詐欺師の場合
これは結構うまい手口というか
これ、彼女の言葉を
信じちゃう人が絶対に
いないとは言えないですよね
・・・ただ・・・詐欺師なら
嘘のIDカードを作って
スーツくらいは
着ていた気もするし・・・
でもこういう人を
信じちゃうのは危ないですよね
お互い、気をつけましょう
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