パフ・ダディこと
私は割と真面目に
追ってしまっています。
日本ではあまり
報道されていない
事件なので
簡単に説明しますと
ショーン・コムズは
英語圏でポップ・
ミュージックを聞く人間なら
絶対にその名前あるいは
作品に聞き覚えのある
超大物音楽プロデューサー。
1990年代から頭角を現し
アフロアメリカン音楽では
他の追随を許さないレベルでの
大成功を収めたまさに業界の覇者。
私生活に関してはかねてより
色々な噂が
飛び交っていたのですが
しかし成功者に
毀誉褒貶は付き物、と
私はそれらを話半分に聞き、
彼のことを「手がける音楽が
BBCラジオ1から
流れない日がない、
間違いなく楽才のある人物」
「なんでも仕事仲間や
有名人を集めては
派手なパーティーを
開いているらしい、
そこに招待されることは
業界人にとっては大変な
名誉であるらしい」くらいに
理解していたのです。
結構な数の民事裁判で
性的暴行者として
訴えられたりはしているものの
多くは現在も裁定中で
近代に生きる人間としては
推定無罪の原則を
大事にしたいし、みたいな。
そこに来たのが
ショーン・コムズの逮捕、
そしてNYの連邦地検
起訴内容は売買春斡旋、
性的人身売買、そして恐喝。
コムズは起訴内容を否認。
そして本年
2025年5月12日に
裁判が始まったのです。
検察の主張:
「コムズは名声と権力を使い
性的加害・暴行・虐待を行った」
コムズ弁護団の主張:
「すべての性行為は合意に基づく。
時折暴力をふるうことはあった。
けれど起訴された
罪状については無実」
裁判初日に
男性セックスワーカーが
証人として呼ばれ
次の日にはやはり証人として
歌手のキャシーこと
カサンドラ・
ヴェンチュラが呼ばれ
・・・この「キャシー」は
ショーン・コムズに
才能を見いだされ
プロデュースを受け
一気にスターダムを
駆けのぼった経歴があり、
もう世間の馬鹿な野次馬
(私のことですすみません)は
下衆根性で証言内容に
興味津々じゃないですか。
・・・もうそれが・・・
興味本位で証言を聞いて
すみませんでした、みたいな・・・
そもそもコムズの件が
今回の起訴に至ったのも
思い返せばこのキャシーが
数年前に単身で民事訴訟を
起こしたのがきっかけとも言え、
この人は!本当に!
勇気のある女性ですよ!
今回だって別に
実名で証言しなくても
彼女にしてみたら
何の問題もなかったんですよ。
こういう裁判で
こういう立場で
証人として出廷したら
絶対に弁護側から
嫌な質問を受ける、
「合意だったのでは」とか
「スキャンダルで名前を
売ろうとしているのでは」とか
「お金狙いでは」とか!
でもそれを理解した上で
「私は売名狙いでも
金銭目的でもない、
何故なら私に
これ以上の知名度と
お金は必要ないからだ、
私はすでに成功している」と
胸を張って主張出来る人が、
法廷に出たら屈辱的な質問を
受けることも予想した上で
あえて証言台に立った。
思えば彼女の勇気に痺れて
私はBBCの裁判傍聴記事を
毎日読むように
なったのかもしれません。
彼女はね、
今、妊娠していて・・・
身重の体でのこの行動ですよ・・・
証言を拒否しても
誰も彼女を
責めなかったと思いますよ・・・!
男性セックスワーカーや
キャシーの証言には
非常になんというか
「どぎつい」というか
「衝撃的な」性行為・
倒錯行為の詳細も含まれていて
こんなの絶対に世間の馬鹿は
面白半分に好き勝手言うに
決まっているじゃん!と
自分のことを棚に上げて
一瞬義憤に
駆られたりもするのですが、
そういう不愉快な現象を
すべて見越したうえで
あえての実名証言。
キャシー・ヴェンチュラ、
本当にすごい人です。
それに比べて
ショーン・コムズはよう・・・
有罪無罪ではなく
私は彼のこれまでの態度に
色々と疑問を
呈したいのが現在の心境
その話は明日にでも
コムズやキャシーの楽曲の
Youtube動画をここに
貼り付けようかとも思ったのですが
それはコムズの会社に
利益を与えることになりそうなので
二の足を踏んでしまいました
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