愛犬アーシー(黄色大犬)と
いつものように森を
歩いておりましたところ
曲がり角の向こうから
赤い上着を着た
女性がやってきました。
われらがアーシーは
最近分別もつきまして
仔犬時代のように
見ず知らずの人全員に
全力で走り寄り愛想を振りまく、
みたいな真似はいたしません。
まずは相手の態度を見て
自分が歓迎されているか
どうかを見極めることが
できるようになっています。
このたびもアーシーは
賢くその場に足を止め
相手側の出方を伺ったところ、
赤上着の女性は腰をかがめて
軽く手を広げ犬と目を合わせて
「ワンちゃん!こんにちは!」
挨拶を受けアーシーは
「あらあ!あなたったら
犬好きの人間!こんにちは!」
こうなるとアーシーは
遠慮なしになりますので
快活に相手に駆け寄り
大きく尻尾を振りながら
わっふわっふと小刻みに跳躍し
その喜びを全身で表現。
私も後ろから追いついて
「うちの犬がすみません」
「いえいえそんな、
謝っていただくようなことは・・・
あっ!あなた、Norizo?」
「えっ?」
「そうでしょ、Norizoでしょ?
じゃあこっちの犬はアーシーね?
アーシー、こんにちはー!」
わあヤダ、我々すでに
知り合いでしたー?と
尻尾を振りまくる犬の横で
私は己の記憶を辿りまくりました。
だって・・・
見覚えがない方で・・・
これ、時々あるんです、
ほら、私って当地において
割と目立ちますでしょ?
純粋外国人風体者として!
どこかの会合で
一度会ったきりでも
向こうは結構しっかり
私の見た目を
覚えていてくれるんです。
対して私は・・・!
すみません・・・!
しかしこの女性には
本当に見覚えがないぞ、
こんな陽気な方、
過去に面識があるなら
きっと話が弾んでいるはず、
でもでも思い出せない!
・・・ただなんとなく
この面影には
見覚えがあるような・・・
社交用笑顔を張り付けて
立ちすくむ私に赤上着の女性は
「あ、ヤダすみません、
私ったら初対面の方に
こんなに馴れ馴れしく!」
「初対面?でございましたか?
でございましたよね?
あれでもそうすると何故
私と犬の名前を?」
「私、ここから車で
10分行った先の、
とんがり屋根の農場の・・・
あそこの夫婦の娘なんです」
「あ、はあ、そのご夫婦なら
存じ上げておりますが・・・」
「私はいつもは南のほうにいて、
今1週間だけ里帰り中なんです。
わあー!でもよかった、やっと
Norizoとアーシーに会えた!
うちの親がいつもふたりの話を
しているんですよー!
一度会ってみたいって
ずっと思ってたんです!」
その後笑顔で
お別れの挨拶を交わした
我々でしたが、
私はその後考えています、
私はあのご夫婦に
いつもいったい何を
話していただいているの
だろう、と・・・
いい方たちなんですよ?
すごく親切だし心優しいし。
ただ・・・
ただ年に会う回数は
せいぜい4回とか
そこらへんで・・・
悩んでおります。
なお私は人の顔の見極めに
かなり自信がないほうです
先日韓国の情報部が
「北朝鮮軍の技術者が
ウクライナの前線にいる」
との見解を発表して
その証拠写真を提示しましたが
・・・私はこれ・・・
その場にいても同一人物と
認識できなかったろうな、と・・・
AI顔認証によれば
顔の類似度が
80パーセント以上で
同一人物認定だそうですよ!
人工知能に完敗する私
しかしこの話が本当なら
ロシア・ウクライナ戦争に
北朝鮮軍が参戦ということで
・・・欧州はウクライナに
物質的支援はすれども
兵力投入は避けてきて
それは世界大戦の勃発を
回避するためと私は
認識していたのですが・・・
なんだか色々
考えてしまいますね
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