まだ気持ちの整理は

ついていないのですが

季節も本格的に

秋になろうとする今

区切りをつけるためにも

皆様にご報告いたします。

 

我が家のサセックス種雌鶏

通称『公爵夫人』が、

この夏死去いたしました。

 

中央左、脚に青の輪が

ついている雌鶏です:

 

わが前庭において

人間に対しても

雄鶏に対しても

もっとも社交的で、

時の権力者

(順位第一位雄鶏)に

巧妙に取り入っては

常に寵姫の立場を確保し、

しかしその根本は

生まれついてのよき『母鳥』で

幾度も抱卵・孵化

成功させてきた

見事な雌鶏でした。

 

 

彼女はこの初夏に一度

子育てをしたので

今年はもう

抱卵はしないだろうと

人間側が思い込んでいたところ

・・・日々産み落とされる

たまごの数からすっかり

そう信じていたのです・・・

公爵夫人はこの晩夏に

いわゆる『秘密抱卵』を

試みていたようで。

 

完全放し飼い養鶏だと

時々あるんですよ、

雌鶏がある時

ふっといなくなって

3週間後にひよこを

引き連れて再登場、

みたいなことが。

 

公爵夫人は我が家の

無駄に広い敷地の藪の中に

こっそりたまごを産んでいて、

で、夏の嵐が近づいた

ある晩から抱卵を開始。

 

夕方突然空が真っ暗になり

雨が降り出したので

私も夫(英国人)も

まさかニワトリが

屋外にいるとは思わず

鶏小屋をそのまま施錠、

公爵夫人にしたら

計画が図に当たった

感じだったのでしょうが。

 

その夜・・・

 

大嵐に紛れて

キツネかアナグマが

家族総出でここらへんまで

出てきたようで・・・

 

 

 

 

 

翌朝、藪の中にあったのは

散々に踏み荒らされた巣と

粉々になった卵の殻、

そして雌鶏の羽。

 

犯行現場を発見・

通報してくたのは

われらが愛犬アーシーでした・・・

 

(アーシーが騒がなかったら

我々人間にはなかなか

見つけられないような場所に

巧妙に巣は隠されていた)

 

・・・現在わが前庭の

鶏総数は5羽、

第一位雄鶏『ルイ』、

正夫人『青たまご夫人』、

ウェルサマー種雌鶏『ウェリー』、

今は亡き公爵夫人の血筋の

雌鶏『9号』と

若雄鶏(ええ、雄鶏でほぼ

確定しました)でございます。

 

今後ともよろしくお願いします。

 

 

最期の瞬間、

彼女は怖かったし

なにより

悔しかったろうな、と

思ってしまうんですよね・・・

 

社交界の花を失って

ニワトリ集団もちょっと

元気がない感じです

 

これまでは人間が庭に出ると

公爵夫人が用もないのに

朗らかに歌いながら

駆け寄って来て

他のニワトリもそれにつられて

わっと集まってくれていたのが

今はそういうお調子者が

いなくなって

しまいましたため・・・

 

ただ公爵夫人の遺骸、

我々は確認していないんですよ

 

『源氏物語』の浮舟風に

流れ着いた先のどこかの庭で

元気に復活し恋にうつつを

抜かしてくれていることを

こっそり願う今日この頃です

 

 

 

 

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