夏に我が家に滞在していた

英国産甥っ子は

夫(英国人)が電車で

北イングランドまで

送迎いたしました。

 

(日本産甥っ子は

ひとりで飛行機を乗り継いで

東京に帰って行きました)

 

甥っ子の家は

夫の実家から近いので

夫はそのまま実家に足を向け

そこに2泊ほどしたのですが

・・・この春に私が

あのお宅にお邪魔した時は

2階の水回りに少々

・・・いや、それなりの

問題があったわけですが

その後事態は

見事悪化しておりまして。

 

夏の初めだったでしょうか、

2階の水漏れ規模が一気に拡大し

上水道がすべて使用不可となり

その影響で電力全消失、

同時に暖房機と調理器を兼ねる

英国のある種のステイタス・

シンボルであるオーブンの

『アーガ(AGA)』も故障。

 

 

 

 

つまりわが敬愛する

義理の両親は

水が出ない・もちろん

お湯も出ない・電気もない・

調理器具を使えない生活を

余儀なくされ、しかも

アーガによる放熱が

なくなったせいか

台所の天井には

一面に黒カビが生え、

電力と上水道はその後何とか

復旧したらしいんですが

漏水とアーガ故障は

今も続いたままらしく。

 

義理の両親は居間にある

年代物の暖炉に火を入れ

暖気を確保しつつ

そこで調理を

実施しているそうです。

 

「ヘンゼルとグレーテルの

魔女のかまどの世界だろ。

お湯も暖炉で沸かしているのか」

 

「お湯は電気ケトルです」

 

「・・・あの家にそんな

文明の利器があったのか・・・」

 

実家滞在2日目の夫から

「これからお風呂を使います」と

メッセージが届き、

添付された画像を開いたら

その画像というのが

お風呂の浴槽にバケツが

1個置かれているもので

「・・・あれは何だ?

バケツでお湯を湯船にためて

お風呂に入ったってこと?」

 

「うちの父は

そうしていましたけど

あれは時間も労力もかかるので

僕はバケツ1杯のお湯を使って

清拭をして入浴といたしました」

 

・・・私は『よき嫁』として

嫁ぎ先には定期的に

挨拶をしに行きたいと

心から願っているんですけど

でもほら、わが肉体って

腹部に爆弾を

抱えておりますでしょ?

 

腸がくりくりっと捻転したら

私は!絶対に!気兼ねなく使える

お湯の出るシャワーが必要なんです!

 

あと普通に気兼ねなく

使えるトイレも欲しいんです!

 

そして私の腸には

冷えは致命傷なんです!

 

なお台所の天井に広がる

天の川ならぬカビの海は

それはそれは真っ黒らしく

「・・・一応確認だけど

英国においてはカビはそれほど

問題視されないのか?

カビによる健康被害とか

私が気にしすぎなだけ?」

 

夫は私はっきりきっぱりと

「大丈夫です、この国でも

カビは問題視されるものです」

 

「するとそちらのお宅の

台所の状況というのは」

 

「大問題ですよ」

 

・・・私は義理の両親の

お顔を見たい、そこに嘘はない、

でもそんな台所で作られた

ゴハンやおやつを

食べたいかというと・・・

 

私は軟弱ですかね?

 

 

帰宅した夫の第一声は

「僕は!今日はシャワーじゃなく!

湯船にゆっくり浸かりたいです!」

でございました。

 

 

カビなど気にならないあなたも

せめて蛇口から

水は出て欲しいアナタも

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