地味な不運

微妙に続いておりまして。

 

私の住む地域では

年に一度、古来より続く

礼拝というか法要というか

住民の集会がありまして、

私と夫(英国人)も

当地に引っ越して来てから

毎年参加しております。

 

礼拝の後は近所の農場主が

昼餐を振舞ってくれて

人々が旧交を温めます。

 

わが犬のお散歩仲間の

毒舌夫人はこの集まりの

中核を担う一人で

(主に昼餐への食事・

お菓子の提供という形で)、

さて今年の集会の前々週に

「Norizo、今年の集会は

いつもより1時間遅れで

始まるから間違えないようにね」

 

「・・・それは礼拝が

いつもの時間からで

昼餐がその1時間後、

ということではなく?」

 

「違うの違うの、礼拝が

1時間後ろ倒しになったの」

 

・・・もう皆様オチは

おわかりかと思いますが

言われたとおりの時間に

出かけて行った

私と夫が見たものは

礼拝会場から散会する

地元の善男善女の

皆様の姿でした。

 

閑散とした駐車場に車を停め

呆然としておりましたら

まだ会場に残っていた

何人かの人々が笑って

「ああ、あなたも彼女に

嘘の時間を教えられたのね!」

 

なんでも諸般の事情により

礼拝開始の時間を『来年から』

1時間遅らすことが

決定していたらしいのですが

それをわれらが毒舌夫人は

『今年から』と

勘違いしたらしく・・・

 

「妻ちゃん、

これ、どうしますか」

 

「どうしますかって・・・

とりあえず昼餐会で皆様に

お詫びの一つも言って・・・」

 

「でも今年、僕たちに

昼餐会への参加資格、

ありますかね?」

 

「・・・そうだな、

それではまるで礼拝サボりの

タダ飯狙いだものな・・・」

 

しかし昼餐会主催者の

心は広く、我々を笑顔で

迎え入れてくれたのでした。

 

「あなたもデマを信じたクチね、

ホッホッホ!まあ可哀そう、

さあ入って何か食べなさい!」

 

ちなみに誤情報の出元の

毒舌夫人はその時すでに

ご馳走に舌鼓を打っていて

「ちょっと!奥様!我々は

奥様に言われた通り

1時間遅れで

会場入りしてですね!」

 

「はいはいはい!もう

その件については

伏してお詫びいたします!

私はね!今日は朝からずっと

皆に謝っているのよ!

さっさと私のことを許して

あなたもご飯を食べなさいよ!」

 

 

ご馳走は美味しかったです。

 

 

勘違いってありますよね

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