私は果物の中では
桃と梨が好きなのですが
・・・渡英以来割と
彼らとは疎遠になっていて・・・
だって桃と梨って
旬が夏じゃないですか。
基本的に私はここ10年以上
夏場の日本帰省は避けているので
(スコットランドに完全に
気候順応してしまった結果)。
こちらで売られている
梨は洋ナシで、
桃も最近はスーパーで
夏場に見掛けるんですけど
・・・故郷は遠くにありて
思うものというか、
やはり野に置け
レンゲソウというか・・・
日本のあの丸くて
手ごろに大きくて
素敵に柔らかくて
食べると甘くて瑞々しい、
ああいう桃とは
縁が切れたと諦めよう、
それが国際結婚を選択した
自分の責任というものだ、と
自分を納得させておりました。
ところが去年。
我が家から車でちょっと
行ったところにある小さな町の
小さな青果店が6月に
窓辺に桃を並べていてですね。
この青果店は今時
クレジットカード決済不可、
現金のみお取り扱い、
旬の品であっても
状態が良くないものは
仕入れませんので
その旨ご了承ください、
みたいなお店で、
当然価格もそこらの
スーパーより少し高めで、
でもここで手に入れた
野菜・果物には
基本的に外れなし。
・・・勇気を持ってお店に入り
「あの、窓辺の桃を・・・」
「はいよ!今日すぐ食べる?
それとも明後日とかに食べる?」
「えっ、じゃあ今日1つ、
明後日に1つ、いや2つで」
「じゃあ袋を分けておくね!
熟し具合が違うのを選ぶから!
こっちが今日食べる用、
こっちは明後日食べる用ね!」
これは期待が
出来るじゃないですか?
肝心のお味は!
・・・期待以上で・・・!
でも残念、去年はすでに
旬も終わりかけで
この店で桃が買えたのは
この日が最後、
しかし私は妙なところで
しつこい人間!
今年は6月中旬から
隙を見て、もとい、
折を見てはそのお店に出向き
「あの・・・桃は・・・」
「もうちょっと待って!
卸には出ているんだけど
まだ質がイマイチなの!
代わりにイチゴ買ってく?」
「・・・ハイ・・・」
で、6月下旬。
完熟桃が店頭発売!
以来それはそれは
幸せな1か月間でした・・・
お店の人に時々ネクタリンを
勧められたりもしたんですが
今年の私は桃一筋ですので。
・・・でも何事も
幸せの時には終わりが来るもの。
先日お店にまた行って
「えーと、窓のところに
桃は出ていないみたいですが
奥に置いてあったら4つ、
いや、6つください」
「・・・お客さん、
ごめんね・・・桃の
シーズン、終わっちゃった・・・」
「・・・!」
「フラット・ピーチっていう
平べったい小さいのなら
あるんだけど、あと
ネクタリンもまだあるよ!」
「・・・いいえ、結構です。
申し訳ありませんが、
今日はこれで失礼します」
「ま、また来てね」
「はい・・・来年の6月の
桃のシーズンにまた・・・!」
帰宅してからあれはちょっと
失礼な発言であるなと
気が付いたのですが
(『今後11か月は
来ない』みたいに
聞こえちゃうじゃないですか)、
でもあの時は
それどころじゃなかったのです。
というわけでこちらが
我が家にただ一つ残った
今年最後の美味しい桃。
今年はいつも桃は偶数で購入し
夫(英国人)と
公平に分けておりまして、
この最後の1個は夫の
食べる分だったのですが
「・・・妻ちゃん、これ、
僕は君に譲りますよ」
「いや、私は自分のぶんを
食べちゃったし、これは君のだ」
「でも僕はこの桃を君が
本当に好きなのを知っていますし、
これはいわばラブ・トークンです」
ラブ・トークン
(Love Token)、
すなわち
愛のしるしとして
贈られるもの。
うちの夫は時々突然
恋情甘美過多になるよな、
と思いつつ、そういうことを
口に出すとせっかくの
提案を取り消される
危険性もあったので
そこは黙って喜んで
愛の証を受け取った私です。
美味しかったです。
・・・梨はね、
もう本当に諦めています
それが本日8月1日
最高気温17度
(前庭計測)の代償
・・・ところで気温連日
39度だと、スーパーで
店頭販売されている青果とか
大丈夫なんですか?
すぐ萎れちゃうんじゃ
ありません?湿度が
高いから大丈夫?
ともあれ、
桃、美味しいですよね
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