スコットランド留学中に

現地の男子学生と

恋に落ちたはいいものの

コンドームなしで相手と

性的関係を持とうとしていた

日本人留学生になんとか

セーフセックスの

重要性を伝えた私

「じゃあいいですか、

当日は絶対に絶対に

コンドームを使うんですよ。

相手が使わないと言ったら

それは相手がゴミ男。

私から言えるのは

これだけです、じゃあ失礼」

 

そう言って席を立ち

・・・しかし私の

ニュータイプの勘

その時眉間に閃いた!

 

踵を返した私を見て

留学生女子嬢は

「何ですか。コンドームの

必要性は理解しましたよ」

 

「いや、余計なお世話かも

しれないんですが、君はどうも

見た目は完全に今風なのに

変なところが昭和的だから

不安になっちゃって・・・

1つだけ確認させて

もらっていいですか」

 

「はあどうぞ」

 

「君ってもしかして殿方と

ナニを致す時に

恥じらいの演出として

『いやーん』とか言う人?」

 

「キャー!いきなり

何ですかNorizoさん、

とうとう私と

恋バナしちゃいます?」

 

「いや、恋バナはいいんです、

君、きっと

そういうこと言うでしょ」

 

「・・・そうですね、

うん、言っちゃうかなあ~」

 

「今週末にこっちの子と

関係を持つ際にもさては

それを直訳して

『オーウ、ノーウ』とか

言うつもりだったりします?」

 

「ヤダヤダ、Norizoさんが

踏み込んでくるう~!

そうですね、言っちゃうかも!」

 

「それ絶対言っちゃ駄目ですよ」

 

「えっどうしてですか(真顔)」

 

・・・どうしてですかって・・・

 

「男女がそういう関係に

なろうとした時に

片方が『ノー』と言ったら

そこでその日の

相撲用語でいうところの

取り組みは終了です」

 

「えっ・・・最中でも?」

 

「最中であっても相手が

ちゃんとした人間なら

その場で気持ちも体も

萎え萎えです、

事は続きません、絶対に

行為はそこで中断されます」

 

「ええっ・・・どうして?」

 

「どうしてって君、

相手が『ノー』と言ったのに

行為を続けたら後から

強姦で訴えられる

可能性があるからですよ」

 

「でも『OK』の意味の

『ノー』だって

あるじゃないですか!」

 

「君は本当に現代の乙女か?

中身は昭和のおっさんと違うか?

ねえよ!そんなものは!

少なくともここ20年の

英国の健全な社会においては

そんな考え方は過去の遺物!

『ノー』と言われたら行為中断、

さもなければ犯罪者になる

可能性アリ、とこの国の人、

特に男子は叩き込まれている!」

 

「うそぉ・・・じゃあ

私は最中に何を

言えばいいんですか?」

 

「辞書でも引いて

現場に臨めい!」

 

『イエス』の意味の

『ノー』もある、とかいう

言い草、私は本当に

久々に耳にしましたよ・・・

 

なんだかもう、

心から驚きましたよ・・・

 

昭和中期のエロ漫画

(絵柄は劇画調)の

セリフでしょ、それは・・・!

 

日本で「同意なしの性行為は

処罰対象」と刑法が

改正されたのは

今年2023年の

6月のことですが

・・・なんというか

道のりは長いですね!

 

ただですね、

「『ノー』は『ノー』」

である社会は

性別に関係なく万人に

現場での不安を軽減する状況を

もたらすと思うんですよ。

 

『ノー』となったら

止めればいい、止める権利が

あるって状態なんですから。

 

だいたい「ノー」と

言っておいて「裏の意味を

汲んでくれなきゃ」とか

どれだけ傲慢なんだって

話ですからね。

 

これまで理不尽な忖度を

強いられてきた側の重圧を

忖度を強いてきた側も

ともに受け止めよう、

共同責任で関係を築こう、

というのが新しい社会の

目指す形であると

私は理解しております。

 

ちなみに件の留学生女子と

会話を切り上げる前、私はつい

「君の好きな子がどんな子か

私は知らないけど、私が

その子に恋愛相談を

受けていたら『その女の子は

止めておけ』って言ったよね、

『その女の子』ってのは

君のことね、勿論」

 

「ひどい。どうしてですか」

 

「だって君、ちょっと危険だもん。

悪気なく相手を性犯罪に

巻き込みそうだし、

避妊・性病予防に関する

意識も低いし。地雷原に

踏み込もうとする人のことは

止めるのが市民の義務でしょ」

 

「・・・」

 

「君は基本は素直な

いい子だから、ここまで相手に

自分の好意を割とはっきり

示してきているんでしょ?

それで段階を踏んで

そういう感じになって、

最後の最後に『ノー』とか

言われたらさ、

相手がどれだけ傷つくか、

それでまた『今のノーは

OKの意味よ』とか言われたら

どれだけ腹が立つか、

そういうことは人として

やっちゃいけないと思う。

少なくともこの国ではね。

それが嫌なら日本に帰って

同じような昭和センスの

男の子を見つけたらいい」

 

ちょっと言い過ぎたかな、と

軽く反省しつつ

その場を離れた私でしたが、

でもこの場合、誰かが

こう言っておかないと

彼女は悪意なく強姦冤罪を

引き起こしかねない

立場にあったというか・・・

 

ただここ数日、コメント欄で

色々言われてしまっている

こちらの令和女子留学生ですが、

彼女はやはり根は

憎めない子というか、

週明けにまたばったり

顔を合わせたら

令和嬢は満面の笑顔で

「先生!(何の先生なのか)

先日はご指導ご鞭撻

ありがとうございました!

おかげさまで無事!

つつがなく!

お泊り成功です!」

 

 

命短し、恋せよ乙女、

ただし自衛は忘れるな。

 

若人に伝えたい言葉です。

 

 

今時「オーウノーウ」は

ねえわ、と思ったアナタも

むむっ、まずい、その点

自分もセンスが昭和か?と

冷や汗を

かいてしまったあなたも

この数日のブログ記事を

母(イメージ:豊臣秀吉)に

音読させられたわが父

(同:石田三成)の気持ちに

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