ところで皆様、

もうご存知かとは思いますが

英国はこのところ

色々と大変なんです。

 

トラス前首相がアレしたため

急遽スナク新首相が

国のかじ取りを任せられるも

物価上昇に歯止めはかからず

ウクライナ情勢は予断を許さず

医療体制は崩壊寸前で

連日のように不法移民が

英仏海峡を船で渡って

密入国を図って来て

秋の予算の締め切りは迫るし

・・・スナク新首相が

「ごめん。国内業務が

差し迫り過ぎだわ」と

COP27(国連気候変動

枠組み条約第27回

締約国会議)への不参加を

表明した時(10月27日)

私はそれも仕方のないことよと

思ったものでございます。

 

しかし英国の人々は

そうは思わなかったのです。

 

環境団体・野党はおろか

保守党内からも非難の声が出て

スナク新首相は方針変更、

このたびエジプトに出向き

無事首脳会議に出席しました。

 

ちなみに我らが岸田総理は

COP27首脳会議不参加

いらしたそうでございます。

 

・・・この岸田首相の不参加、

特に日本では話題に

なっていませんよね?

 

私は日本のニュースを

主にNHKで

確認しているのですが

『COP27開催』については

報道され、その

重要性について

繰り返し述べられて

いるのではございますが

「何故岸田総理は

不参加なのか」についての

説明はありませんでした。

 

これ、私、

非常に興味深いんです。

 

私が野党の政治家だったら

「どうしてわが国の総理は

国際社会に向け発言する機会を

みすみす見逃したのか」について

絶対に疑問を表明しますよ。

 

でもそういうことが

成されない、というのは

つまりそれは有権者に

『ウケる』ネタではない、

と判断されている、

すなわち日本において

COP27はそれほど

重要視されていない。

 

環境問題への関心が

日本では結構低い・・・?

 

とはいえ英国の一般人が

環境問題に常にバリバリに

意識を向けているのかというと

絶対にそんなことはない。

 

ただなんとなく

国全体の雰囲気として

「・・・でもこの問題で

英国の誇り高い姿勢を

世界に見せないことには

やっぱり許せないし

許されないでしょ!」という

雰囲気のようなもの

あるというか・・・

 

たとえ消費者物価が

恐ろしい勢いで上昇していても!

 

この冬は停電必至と

噂されていても!

 

人手不足のあまり

救急医療が滞っていても!

 

とりあえず首相は国を代表し

環境問題に関してちょっと

格好いい見得を切ってこい!

みたいな社会的圧力が

あるような気がするんです。

 

私はこれ、日本と英国の

どちらがいい、と

言っているのではなく、

ただ英国では『環境問題』が

政治課題のひとつとして

現在ここまで明確に

認識されているのだな、

政治カードになるのだな、

と思ったのです。

 

そして世界的な

政治課題については

「おう、お前、うちは一応

『大国』だからな、公の場で

きっちり正論吐いてこい」と

首相を国際会議の場に送り出す、

たとえ国内政治が火の車でも

武士は食わねど高楊枝。

 

第二次世界大戦の

戦勝国となったのに

その後恐るべき

景気不振に見舞われ

一時はIMFに

財政支援まで受け

『欧州の病人』とまで

呼ばれていた英国が

それでも『国際政治の

立役者の一員』としての

地位を維持し続けたのには

こうした国民的な姿勢も

影響しているのかな、と

少々思った私です。

 

リーダーシップをとることを

恐れない国民性というか・・・

 

日本の政治家は

国際政治においては

リードをとるよりも

『機を見る』『大勢につく』

『勝ち馬に乗る』ことを

重要視していると思いません?

 

あ、でも何度も申し上げるように

私はそれが悪いと

言っているのではないのです!

 

たぶんそれこそ

第二次世界大戦から

教訓を得た結果というか、

あれで「大事なのは

寄らば大樹の精神」

みたいな思想が

我々の心のどこかに根強く

生まれたのではないか、と。

 

まあでも本当、

環境会議のために世界中から

要人が飛行機を飛ばして

温室効果ガスを

発生させまくるというのも

皮肉といえば皮肉です。

 

国連事務総長によれば

我々人類にはまだ

「協力する」という選択肢が

あるそうでございます。

 

 

今回の会議では

環境破壊の結果としての

途上国における損失と被害に対し

先進国が補償をすべきか、が

議論されているのですが、

日本はこれ・・・話に

混ざっていたほうが

いいんじゃないかな、と

私は思うんですよね・・・

 

いやだって

当事者じゃないですか!

 

環境問題に関心のあるあなたも

正直それどころではないアナタも

でも地球規模の気候変動の

影響を受けるのは我々全員

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