9月19日の

女王陛下の国葬に向け

粛々と準備・手順が

進行しております英国ですが、

こうした動きに対し

反感を抱く人も

当然存在はするのです。

 

そしてそうした気持ちを

どうにかして世間にも

知らしめたいと

新王即位の行事の場で

反王室的な言葉を叫んだり

葬儀の列につらなる王族に

罵声を浴びせてる人も出て、

で、私が興味深いのは、

こうした事態を受けて

「それでも人は自分の意見、

抗議の意思を示す権利が

ある」と人権団体だけでなく

警視庁や首相報道官も明確に

立場を示している点です。

 

(BBCの記事、

和文はこちら

英文記事はこちら

 

つまり英国は言論の自由が

保障された国なので、

市民には

抗議をする権利があり、

そしてそれは

民主主義の根底なのであると。

 

歴史と法にのっとって

国全体が今は亡き女王陛下に

哀悼の気持ちを示そうと

しているその同じ瞬間に、

しかし英国はその『喪』に対し

抗議する人の存在を認める。

 

これは出来るようで

なかなか出来ない気がします。

 

いやだって私は別に

反王室でも何でもないですが

どこかの悪漢がわが愛犬

アーシーの頭に銃を押し付け

「これから24時間以内に

王家の人間を侮辱して来い、

さもないと引き金を引く」と

言って来たならば、

じゃあ仕方ないと

某王子のその日の所在地を

調べ出すでしょうけど、

でもそれを今やれと言われたら

「あと1週間とちょっと

猶予を貰えませんか?」と

絶対に交渉しますもの。

 

あちらはお身内を

亡くしているんで

ございますよ?

 

ですから私は

アンドリュー王子を

面罵した人が

周囲の一般人によって

即座に見物列の前列から

後列に引っ張り込まれた、

という話を聞いて

その『周囲の一般人』の

皆様の気持ちが

よくわかったというか

私がその場にいても

「君が言いたいことは

わからないでもない、

だがそれは今ここで

言うことじゃねえ!」と

その人の上着を

抑え込みますからね。

 

でもそういう事態に直面した時、

件の人物の上着を

抑えることは簡単ですが

周囲の人々が興奮して

その問題の人物を

殴りだそうとした時に

「いや待て、私も

こいつの行為はどうかと思う、

それでもこの国には

抗議の自由がある!」と

声を高らかに

自分は言えるかどうか。

 

下手をしたら

「お前もそっち側か」と

自分も蹴られる可能性がある。

 

世の中、示すことが

簡単な勇気と

難しい勇気がありますよね。

 

でも私は個人的には

こういう場面では

礼節を保つことを

尊しとしたい。

 

今この時点で英国王室の

存在意義がどうのこうのについて

語りだす人の心の隅には

「世間が喪に服す今の段階で

こんなことを言い出しちゃう

自分ったらカッコイイ」的

自惚れがないとは言わせない。

 

後で話そう、そういうことは!

 

というわけでBBCは

言及を避けておりますが

エジンバラで男性(22歳)が

アンドリュー王子に

放ったとされる言葉は

「気持ち悪いんだよ、

このジジイ(You are a

sick old man)」

だそうでございます。

 

私はアンドリュー王子派でも

何でもないのでございますが、

でも母を亡くした人間に

これはないでしょ、と思うのです。

 

後で話しましょう、後で!

 

 

大衆紙ネタなんですが

スコットランド北部の某村では

フィッシュ&チップス屋の店主が

女王崩御を発泡酒でお祝い・

大喜びする動画を

ネットにあげて大騒ぎに

 

怒りに満ちた人々が

店を取り囲み窓を割り

彼女の身柄を保護するために

警察が現場に急行する事態に

 

「てめーの店には二度と

足を踏み入れねえよ」的な

コメントが

ネット上に殺到する中

英国揚げ魚連盟(The NFFF、

the National Federation of 

Fish Fryers)はこの店主の

連盟からの除名を正式発表

 

・・・私が疑問なのは

この店主は何がしたくて

こんな動画を

アップしたのか、という・・・

 

それを見た反王室派が

今後お店を贔屓してくれると

本気で考えていたのでしょうか

 

言論の自由がある国では

己の言葉に各自が

責任を持たねばならない、の

基本を忘れず生活して

いきたいものでございます

 

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