この夏、複数の家族連れを
お迎えした我が家ですが
私の考える当家の
お子様向け余興第一位は
BBQと野菜および果物収穫。
特に野菜の収穫は
お子様方の情操教育
および好き嫌いの矯正に
効果があるためか
親御様方にも好評です。
対してわが夫(英国人)の
この夏のキッズ向けお薦め
体験プランは『テント泊』。
希望するお子様は
わが前庭の芝生の上に
テントを張ってそこで
寝袋で寝るがよろしい、と
「・・・君、それは
防犯的にどうなんだ?」
「防犯?」
「『グリーンマイル』って確か
そんな感じで話が始まるだろ?」
「『グリーンマイル』?」
「ほら、スティーブン・
キングの書いた・・・」
「本当に君は時々
本の読み過ぎで
どうかしていますよ」
まあ確かに
我が家の敷地に夜に
殺人狂が忍んで来る確率は
他地域に比べても
非常に低いかとは
思うのですが・・・
でも子供は子供で遠慮して
そんな経験結構です、とは
なかなか言えないかも
しれないし、と
「わかった、でも
お薦めするのは勝手だけれど
子供相手に
無理強いはするなよ」
「しませんよ。でも
テント泊は子供の夢ですよ」
結果、約1名
この申し出に飛びついた
少年がおりました。
わが義妹の
長男坊君だったんですけど。
そりゃ私だって大人として
子供にあんまり
脅すようなことを言うのは
よろしくないと
心得ておりますから
意気揚々と寝支度を整えて
テントに入ろうとする彼に
あえて否定的な言葉は使わず
「いいか、Norizoおばさんの
寝室はここ、窓はここ。
何かあったらすぐに
駆けつけてやるからな、
夜だからって遠慮せず
必要な時はすぐ
私のことを呼ぶんだぞ」
「ウン、わかった、
でも僕きっと大丈夫だよ、
おばさんのことは呼ばないよ」
「君、本当に勇気あるなあ、
勇敢なんだなあ、
狼とか熊とか怖くないのか?」
勇者の心を持つ10歳児君は
私から目をそらすと
賢者が愚者に物を
言い聞かせる時の声音で
「・・・おばさん、
英国には狼も熊も
いないんだよ・・・」
少年はテントにヘッドトーチと
読みかけの『ハリー・ポッター』
最終巻を持ち込んで、
夜の静寂の中での孤独な読書を
たっぷり堪能した模様です。
・・・滞在中、彼、毎晩
テントで寝たがってですね・・・
なんかすごく
快適だったみたい・・・
「また遊びに来たら
その時もテントで寝ていい?」
「いいけど、ここらへん
冬は寒いぞ。じゃあ次の夏だな」
私の言葉にかぶせるように
横から夫が大喜びで
「大丈夫、冬には冬用の
寝袋を貸してあげます!」
少年と夫の間には
テント協定が
結ばれた模様です。
まあ私も10歳だったら
泊まりに行った親せき宅の
庭でテント泊を
したかったかもしれない
大人になるとロマンより
利便性なんですよ実際
ところで『英国の
狼・熊』ネタに関しては
「でも昔はここらへんも
狼がいたし熊を
ペットとして飼っている人も
いたって話だぞ!」と
食い下がってはみたんですが
「それは昔の話でしょ」と
あっさりいなされました・・・
最近の10歳児は
賢くて困りますよね
いやそれは少年が
賢いというより
Norizoさんが(以下略)
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